ついに「この日」がやってきた、か。赤星引退―の一報を受けたとき、そう思った。発表のタイミングには驚いたが、その事実は胸にストンと落ちた。来るべき日が来た。個人的にはむしろ、遅かったと思うくらいだ。
なぜそういうかというと、自分も赤星と同じ「頸椎ヘルニア」を患っているからである。これは以前にも書いた。ただ、自分の場合は軽度であり、約3年に及んだ投薬の結果、完治には至らないまでも症状は改善できた。赤星は違う。症状も重度でありながら、プロ野球選手として全力プレーをしなければならなかった。2年前だったか「両手がしびれているんです」ということを聞いたとき、そのオフでの現役引退が脳裏をよぎったものだ。
それから2年も頑張った。大したものだ―と素直に思うし、尊敬に値する。頸椎ヘルニアより重度の病名を彼は口にした。状況は我々の想像をはるかに越え、深刻だったのだ。それでも、来季に向けて頑張ってきた。医者に「もう無理だ」と言われなかったら、ボロボロの身体にムチ打ってやっただろう。そんな男だ、赤星という選手は。
普通の生活を普通にできるように、身体を慈しんでほしい。まだ若いのだ。まだこれからなのだ、人生は。彼のプレーはもう見られないが、将来を考えた場合、いい選択をしたと思う。「会長、ご苦労様、お疲れさん!」。僭越ながら、そう言わせてほしい。
なぜそういうかというと、自分も赤星と同じ「頸椎ヘルニア」を患っているからである。これは以前にも書いた。ただ、自分の場合は軽度であり、約3年に及んだ投薬の結果、完治には至らないまでも症状は改善できた。赤星は違う。症状も重度でありながら、プロ野球選手として全力プレーをしなければならなかった。2年前だったか「両手がしびれているんです」ということを聞いたとき、そのオフでの現役引退が脳裏をよぎったものだ。
それから2年も頑張った。大したものだ―と素直に思うし、尊敬に値する。頸椎ヘルニアより重度の病名を彼は口にした。状況は我々の想像をはるかに越え、深刻だったのだ。それでも、来季に向けて頑張ってきた。医者に「もう無理だ」と言われなかったら、ボロボロの身体にムチ打ってやっただろう。そんな男だ、赤星という選手は。
普通の生活を普通にできるように、身体を慈しんでほしい。まだ若いのだ。まだこれからなのだ、人生は。彼のプレーはもう見られないが、将来を考えた場合、いい選択をしたと思う。「会長、ご苦労様、お疲れさん!」。僭越ながら、そう言わせてほしい。