ついに桑田も引退、か。テレビのインタビューと、自身のブログで引退を発表す
るあたり、実に彼らしい。新聞記者にはかぎつけられないように、至極公平に進退
を公表した。我々紙媒体の人間からすれば「1社抜き」のスクープが望ましいのだ
が…。何にしろ「ようやく次のステップに踏み出す決心がついたか」というのが彼
を少しでも近くで取材してきたものの実感だ。
こんなことを書くと叱れるだろうが、日本球界を去るかなり前から、彼自身の力
ははっきり衰えていた。巨人の最後などもう哀れなもの。それを、メジャー挑戦と
いうベールをまとうことで覆い隠したに過ぎない。海の向こうでの結果など、やる
前から明らかだった。それは桑田本人が百も承知だったはず。「夢をあきらめな
い」という甘美な言葉だけが先歩きし、今日を迎えたのである。メジャーに渡った
本当の理由を、ある球界関係者から聞いたことがあるが、それは書くまい。桑田に
は「お疲れさん」とだけを言おう。
そして、松井の結婚である。よかったなあ、松ちゃん。こう親しげに書くのはお
こがましいが、18歳の頃から彼を取材してきたおっさん記者にすれば、そう言っ
て祝福してやりたい。しかも、相手がごく普通のOLさんだというのが彼らしくてい
い。芸能人やアナウンサーなんかだったら…と考えたこともあったが、彼の性格か
らすると、とてもついていけまい。どっちもがね。
32歳での結婚か。一番いい頃じゃないか。これで石川・能美のご両親もホッと
したことだろう。あとは一刻も早く孫を見せてあげること。野球と同時に子作りに
も励みなさい。目の前にヤツがいたら、大きな声で言ってやるのになあ。「ほっと
いてよ‼」と言われるのがオチだが、それでも言いたい。小姑みたいにな。
桑田に松井。両方ともよかった。桑田も新たな人生の一歩を踏み出し、松井も心
機一転してシーズンに臨める。そうそ、結婚式に呼んでくれるのかなあ?それはな
いわな。だったらここでもう一回言っておこう。松ちゃん、本当におめでとう!彼
女を幸せにしてやってちょうだい。
るあたり、実に彼らしい。新聞記者にはかぎつけられないように、至極公平に進退
を公表した。我々紙媒体の人間からすれば「1社抜き」のスクープが望ましいのだ
が…。何にしろ「ようやく次のステップに踏み出す決心がついたか」というのが彼
を少しでも近くで取材してきたものの実感だ。
こんなことを書くと叱れるだろうが、日本球界を去るかなり前から、彼自身の力
ははっきり衰えていた。巨人の最後などもう哀れなもの。それを、メジャー挑戦と
いうベールをまとうことで覆い隠したに過ぎない。海の向こうでの結果など、やる
前から明らかだった。それは桑田本人が百も承知だったはず。「夢をあきらめな
い」という甘美な言葉だけが先歩きし、今日を迎えたのである。メジャーに渡った
本当の理由を、ある球界関係者から聞いたことがあるが、それは書くまい。桑田に
は「お疲れさん」とだけを言おう。
そして、松井の結婚である。よかったなあ、松ちゃん。こう親しげに書くのはお
こがましいが、18歳の頃から彼を取材してきたおっさん記者にすれば、そう言っ
て祝福してやりたい。しかも、相手がごく普通のOLさんだというのが彼らしくてい
い。芸能人やアナウンサーなんかだったら…と考えたこともあったが、彼の性格か
らすると、とてもついていけまい。どっちもがね。
32歳での結婚か。一番いい頃じゃないか。これで石川・能美のご両親もホッと
したことだろう。あとは一刻も早く孫を見せてあげること。野球と同時に子作りに
も励みなさい。目の前にヤツがいたら、大きな声で言ってやるのになあ。「ほっと
いてよ‼」と言われるのがオチだが、それでも言いたい。小姑みたいにな。
桑田に松井。両方ともよかった。桑田も新たな人生の一歩を踏み出し、松井も心
機一転してシーズンに臨める。そうそ、結婚式に呼んでくれるのかなあ?それはな
いわな。だったらここでもう一回言っておこう。松ちゃん、本当におめでとう!彼
女を幸せにしてやってちょうだい。