ないちょの雑記帳

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1905年5月27日 日本の歴史が世界史の一部になった日

2005-05-28 | 歴史関連
1905年5月27日。
この日に日本史が世界史の一部になった。

東郷平八郎司令長官率いる聯合艦隊がロシア帝国のバルチック艦隊を
対馬海峡で迎え撃ち、勝利した日である。
極東の小国が北の大国を打ち破った記念すべき日である。
このことにより、日本は欧米列強から極東地域における無視できない
強国としてさらに認識されるようになり、まさに日本史が世界史に組
み込まれたのである。

日本の左翼勢力は日露戦争のことを学校で教えることに猛烈に反発し
ている。それは日本の侵略の歴史を肯定することにつながると主張し
ている。

しかし、日露戦争当時の日本を取り巻く世界状況を勘案した主張とは
思えない。当時、ロシア帝国が南下政策をとり、中国東北部(旧満州)
朝鮮半島、遼東半島はロシア帝国にとって極東における重要な戦略地
域となっていた。このことは日本にとって、北からロシア帝国が日本
を圧迫する形となり、ロシア帝国の南下政策は脅威以外何者でもなか
った。それを看過すればいずれ日本の主権を侵すことは必至の情勢で
あった。

そういった世界情勢をまったく無視する形での批判反省は無意味と思
う。

現在の日本を考えるとき、明治の元勲たちの行動や思想を学ぶことは
非常に意味のあることである。これをよい機会として、日本の歴史を
学びなおすことをしたいと思うし、ぜひお勧めする。

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