ハイサーグラフ 理科年表・平成25年版より
フランクフルト アム マイン
ライン川支流のマイン川沿いにある港町である。
マイン川はマインツという町でライン川と別れているが、フランクフルトはその分岐点からほど近い。マイン川はそのままさかのぼると、ダニューブ（ドナウ）川とマイン＝ドナウ運河とで接続している。ここからわかるように、大西洋と黒海は内陸水路でつながっていて、船で往来できるのである。ここまで書いているのは、ヨーロッパの内陸部が河川と運河による水上交通がとても盛んであることを記しておきたいからである。
【流量の季節変化が小さい】
何故ヨーロッパには内陸水路網が発達しているか。これは第一に地形的に見て傾斜の少ない平坦面の多い地形（侵食平野）が広いことがある。つまり水路を遮断する滝もないし、流れの緩やかな川であることが一つ目の理由である。第二に流域が降水量の季節変化の少ない西岸海洋性気候が支配的であることである。今まで見てきてわかるように、西岸海洋性において明瞭な渇水期はない。流量の季節的変化が小さいのである。
【河況係数】
河況係数（または河状係数）とは、一年で最大流量と最小流量の比をさしている。１に近ければ近いほど流量の季節変動が小さく安定した川と言うことになる。従って極端な渇水期を持つ川。つまり干上がる時があるということになるとその比は無限大となる。また、日本のように傾斜地の多い所では雨の降った時に一気に川の水が出てしまう状況にあるものも比は大きくなる。つまり、河況係数は地形的要素と気候的要素の両面が影響するのである。この値は一本の川でも観測地点でもって値がかわりもするが、信濃川の場合長岡市の隣町の小千谷市で117である（日本国内では1000を超す値が出ることも珍しくはない）。なお、スイスのバーゼル（ライン川沿いの河港の町）で18、ドナウ川のウィーンでは4とかという値が出てくる。驚くべき安定感である。
【水路としての河川】
船は浅いところ、狭いところを通れない。今まで書いて来たことでご理解いただけよう。水路としての河川の幅と、流れる速度、そして水深がある程度保たれているのである。このてんは河況係数の問題というのであれば、ダムを上流に造り、有り余る水を包蔵すれば保てる可能性はあろう。ダムは治水・利水の両面を考えているのであるが、その限界はあろう。
【フランクフルトの気候】
最後になった。フランクフルトの気候は典型的Cfb（西岸海洋性気候）である。気候的には穏和で、降水量の安定感は抜群である。なお、地形的にこの辺は古期造山帯に属すると言えよう。浸食が進み、もはや急流を生じるほどの傾斜を大河沿いでは見られない環境である。
【グーグルマップから】
google-map01 図中Ａマークがフランクフルト
google-map02
google-map03 河港であることがわかります。
【フランクフルト・関連サイト】
http://www.tripadvisor.jp/Tourism-g187337-Frankfurt_Hesse-Vacations.html
トリップアドバイザー／フランクフルトの旅行ガイド
【管理人より】
サイト管理をマイペースでさせていただいています。色々なことをその間せねばならぬ状況でした。やはり不定期ではありますが、常に更新しなければとか、いただいたコメントにレスを入れなきゃとか、訪問を必ずしなくちゃとかと言う事から解放されますと、気が楽になります。いずれにせよサイト管理を今までとは全く異なる感じでやらせてもらっています。このことには僕にも慣れがいるのと同様に、皆さんのご理解が必要です。今後ともよろしくお願いします。
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geographical figure graph list 044
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地理の部屋と佐渡島 2013.03.31（理科年表2013）
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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イギリスの舞台はヨークシャー地方ですから、都市と言えばヨーク、リーズ、シェフィールド、ブラッドフォード辺りでしょうか。
ます。昨日と今日の二日間。わずかな時間を作
り野に出ました。良いものです。春が来たから
花は咲く。そんな当たり前のことであっても、
野に出て初めてそれを肌で感じられるのです。
こうして思い切って動く。これが重い気持ちを
どれほど救うか。そう、このように振る舞うこ
とが大切であるのだと感じる昨日と今日でした。
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▲ディックさんへ。
その舞台がイギリスのどこかを知りたいですねぇ。
かといってその地のデータが手に入らなければ
作れないのですけどね（笑）。過去にイギリスの
都市も出していますので、ご覧いただければと思
います。
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▲山ぼうしさんへ。
荒川。そうですね。調べられると思います。
利根川ですと栗橋という地名がよく聞かれます。
なお、小千谷も川幅狭いですよ。信濃川って
意外と川幅狭いんですよ。
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▲Ondaさんへ。
そうですね。ネットをフランクフルトで検索し
てみますと、必ず出てきます（笑）。一度ドイ
ツへと旅行した際にロンドンからここへと降り
立ちました。そして、そのまま泊。夕方５時く
らいに街中の店がばんばん閉店していくのに驚
きました。やっき゜り日本とは公私の区別が違
うと感じる瞬間でした。
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▲つちやさんへ。
ありがとうございます。今はあえて細々とした
ことは気にせずにいます。むしろ大所のいやな
役回りをメインにするようにしています。複数
のことを平行していますので、スーパーマンの
ようにこなすこともしていません。若い時はそ
れらに無気になっていましたけど。
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▲山小屋さんへ。
ありがとうございます。いつもご理解をいただ
いているお一人と感謝するばかりです。少しず
つ年を積み重ね、すこし気力も萎えているのに
反比例して次第に時間が少なくなってきていま
す。「よくやっているなぁ」と以前言われまし
たが、多少の時間のやりくりができる業界なが
らもいよいよ難しくなってきてもいるなと感じ
ています。
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▲sidu-hahaさんへ。
僕の印象では都心で泊を入れていましたので、
近代的風景ばかりを印象として持っています。
街中を歩きましたが、店はドンドン閉まって
いく。夕暮れは日本以上に遅いのに困った記
憶があります。あの時はドイツの絵本を土産
にと思って本屋を探したのです（笑）。
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▲the-fujiさんへ。
各社の社長の年頭の挨拶にも似た感じですね。
僕も主任として本日小さな部署のミーティン
グをいれまして、方針演説を少し入れました。
若者が今したのでそこで少し現実と、これから
の覚悟を入れられた気になっています（笑）。
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▲日本男道記さんへ。
ありがとうございます。「ねばならぬ」。これ
は仕事で十分しているつもりですからねぇ。
確かに言われる通りなのです。
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▲koyukoさんへ。
うれしいです。こうして続けてみていただく事で、
地理への垣根を少しでも取り払えたらと考えてい
ます。これから動植物のシーズンです。またしば
らくハイサーグラフは飛び飛び又は来年の冬にな
るかも知れません。
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▲ひろし爺1840さんへ。
今日、長谷寺を見に行きましたよ。良い所でした。
僕は奈良には幾度も行っているつもりですが、長
谷寺は行っていません。次はといつも思うのです
が．．
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▲ななごうさんへ。
山を近くに見るというイメージはないですよ。
丘陵と言いましても日本のイメージで想像し
ない方が良いです。大陸で言う丘陵からは、
日本の丘陵は山だなと言う感じですから。
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▲kawazukiyoshiさんへ。
そうでしたか。フランクフルトでは時間がと
れなかったのですね。でも、僕も似たような
ものです。ドイツ南部へ入るための入口。つ
まりポータルとして入り、たまたま宿泊がこ
の地であったという程度なんです。ただ、幸
いツアーの空き時間が少しとれたので都心近
くの街中を夕方歩きはできました。
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▲mcnjさんへ。
フランクフルトの空港はドイツのハブでしょ
う。僕はそう思います。
さて、分水界は存在すると思います。ただし、
人間はそれを土木で操作してしまえるわけで
す（笑）。運河は色々な手法で、分水界を越
えさせますから．．
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▲紅さんへ。
巨大な水郷のようである。こう言いたいです
よね。日本もこうであったらと思いますよ。
運河を使えば日本海側から太平洋側へ出られ
る。なんてことがあったら愉快ですよねぇ。
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▲シクラメンさんへ。
ありがとうございます。言われます通りでして、
炊事とか洗濯には閉口しています。ついつい、
家事はおろそかになります。どうしても週末は
長岡に帰るか、そのまま仕事ですから、帰って
家事をしてサイト管理の両立をとにはなかなか
気力が湧かぬのも事実です。
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▲siawasekunさんへ。
これからもと言いたいところですが、近々区切
りを付けて春の山野草モードへと考えています。
例年こんな流れなんです。
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▲hirugaoさんへ。
意外ですよね。内陸ですのに。高緯度で内陸は
冬の冷え込みが厳しい。地理屋としてそれが普
通のことと思っているのですが、少し認識を改
めてしまうほどです。
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そんなに寒くないのですね。
おいで頂いてうれしいです。
また落ち着いたら佐渡のお話をお願いしますね。
また少し寒いです。
素敵なショットと解説から、様子、雰囲気、伝わってきました。
ご紹介、ありがとうございました。
昨日も、嬉しいコメント＆応援ポチに、心より、恐縮、深謝、深謝、深謝です。
説明を伺いますと、のんびり小船で船旅を楽しめる事が分かりますね。
そんな話をドイツ人から聞いたことがあります。
今日から四月、私ものんびりムードでスタートしました。
時々はトキ情報をお知らせ下さいね～（笑）
先日友人が巣材を咥えた素晴らしいトキの飛翔を撮ってきました。
トキセンターの近くだそうです。
ヨーロッパ各地への、ハブ空港でした。
最初に、ハンブルグへ行った時は、ハンブルグ空港へ、着陸しましたが、２回目以降は、フランクフルトへ降りて、各地へ散って行きました。
会社の営業マンは、ロンドンに駐在していましたので、
一端、フランクへ降りて、ここのホテルで、待ち合わせたものです。
もう、４０年以上前の事になります。
この辺りは、平坦だと言う事ですが、北海方面と、黒海方面との分水嶺も存在しないのでしょうか。
浸食だけで、傾斜が、ゼロになると言うのは不思議ですね。
ドイツは一度、それもパリから夜行で行って、講演をして
さっと帰っただけです。
遠い国です。
馬鹿将軍には困ったものですね。
言う事が、だんだんエスカレートしてきて
首をひねります。
桜を楽しんで少しはリラックスしたら好いでしょうにね。
はは
今日もスマイル
ドイツの北部は広大な平野、南部はアルプスを背後にした感じかなと自分の中で思って居ます。
川を利用した流通が繁栄の基礎でしょうか。
ライン川に写る城壁が見事ですね。
行った事有りませんが。
奈良の東大寺大仏さんにコメントを頂き有り難うございました。
いよいよ今日から新年度４月のスタートですね。
昔訪れたフランクフルトの光景を思い浮かべました。
：
ブログはあくまで遊び、私はマイペースで掲載してます。
どうぞ、お気軽でよろしいのでは・・・と思います。
新年度のスタートです。
よろしくお願いします。
「ねばならぬ」観念を払拭してお気楽に行きましょう。
各社入社式ですね。各社長はどんなことを話すでしょうか、明日の朝刊が楽しみです。
私の時は、３月１日が入社式。伸び盛りで一日も早く人材が必要だったんでしょうね。２７０名程の入社式だと記憶しています。
６０歳定年でしたが、これからは６５歳になるようですね。アベノミクスが成功しないと、新卒の就職がますます大変になりますね。
運河と水路～とてもロマンティックな印象です。
美しい街なのでしょうね。
写真や地図で楽しむのも、いいものですよね。
行ったことのない都市をこうしてご紹介いただけると、
ワクワクしてきます。
年末年始～でご多忙なのでしょうね。
どうぞ、お気を付けて～
しばらく休刊ということも必要かと思います。
時々でいいです。
佐渡の情報を発信してください。
大変忙しいようです。 今日から新年度ですね。
仕事がある方はまた新しい気持ちで頑張るのでしょう。
何ごとも無理はいけません。
いったんブログのことは気にしないでマイペースで進んで下さい。
じっくり調べてみると面白い街ですね。
米軍放送AFNもあるんですね(笑)。
またまた行きたくなりました。
更新ですが...
マイペースでやるのが一番ですね。
私のホームページは今年で 15年目に突入しました★。
と言っても「月刊」なのでノンビリやってます。
そもそも自分自身の趣味の記録用として
始めたものなので
他人様からの反響は一切気にしてません(笑)。
河況係数というのも面白いですね。
小千谷で117とすると、当地の荒川でどの程度なのかな～
この辺りは川幅が広くないので、もっと高い数値でしょうね。
どんな頻度でも、マイペースが一番ですね。
私は今月、ちょっと頑張りました。
最近イギリスのテレビドラマ「主任警部アラン・バンクス」というのに嵌っていまして、イギリスを舞台にすると雨が多い、天候がからっと晴れず陰鬱な雰囲気なのですが、プロットが抜群なだけでなく、映像がすばらしい。あの陰鬱なイギリスの気候と風景でも、じつに味わい深く描き出します。
この舞台をこのグラフで表すとどうなるのだろうか、などと想像しています。