時間がたって当時のことを思い出してみると、確かに不安定な層がある部分を直接感じ取る
こともありましたが、地形や日照の問題でここは問題なさそうと思える場所は、やはり
雪が安定していたというのも事実だと考えています。
この日までの天気をわかっていたおそらくは富山あたりの人たちは、多くは危険ととらえ
山に入らず、それはそれで正解なのだと思います。
ただ、だからといって、このシーズンのよい場所での雪質、晴れ渡った天気のコンディションを
みすみす見逃すというのも、スキーヤーの信条としてはどうなのかと考えます。
もちろん、今回自分の直近で雪崩が起きなかったのはたまたまですが、
雪崩を読むのは難しいのだからこそ、こういうコンディションでも山に入り
危険を察知できる経験をつまないと、いつまでたっても、もしもを避けるものが
身につかないのではと自分は考えています。
雪山は寒くて危険で厳しい、、、けれどこんな景色を何度も見てしまうと
登らないわけにはいかないでしょう。
写真では絶対に伝わらない景色がそこにあり
それが見たいので、重い荷物背負って毎年ここにきています。
今回はいろんなことを考えさせられるツアーでした。
今シーズン事故にあわぬようあわさぬよう気を引き締めたいと思います。