問題なのは、近年リムの内径が17mm、19mm、21mmとどんどん広くなって来ていることです。リムブレーキモデルなら17Cが主流ですので、私が持っているZONDAもレーシング900も内径は17mmなのですが、ディスクブレーキモデルだと19Cが主流のはずなのに、私のレーシング6DBの内径は20mmですし、第4世代のSupersix EVOに付属していたDT SwissのR460dbは18mm、今回新たに購入したcannondaleのHorrowgramR45は21mmとバラバラなのが実情なのです。
タイヤも新ETRTO規格と旧ETRTO規格が混在し、実際にホイールに装着するまで正確なタイヤ幅が分からないということもありうるのです。実際、DT SwissのR460dbの内径は18mmで、ZaffiroPro25Cを装着すると実測は26mmを越えます。先の理屈に当てはめるとリム幅が1mm狭いので、タイヤ幅は0.5mm狭くなるはずなのですが…これは、ZaffiroPro25Cがおそらく旧ETRTO規格の製品だからなのかもしれません。
Cannondaleの完成車にアセンブルされることの多いZaffiro Pro Slickは国内販売は無いようで詳細な情報がありませんが、おそらく旧ETRTO規格なのだと思います。同じZaffiro Proでもレーシング6dbに履かせているものはトレッドパターンが第5世代でおそらく新ETRTO規格だと思います。箱裏の記載にはリム内径とおおよそのタイヤ幅の記載があります。新ETRTO規格のタイヤの場合、このように箱にリム内径と実際のタイヤサイズの記載があるはずです。この表記の無い場合は旧ETRTO規格の可能性が高いと考えて良いでしょう。
このように新ETRTO規格のタイヤの場合はリム内径とタイヤ幅の関係は分かり易いのですが、旧ETRTO規格のタイヤの場合はタイヤとリムの適合性を十分に考慮する必要があります。特にリム内径の広いホイールの場合は、タイヤ幅は同じでもサイドウォールの高さが十分に確保できず、転がり抵抗等に悪影響が出てしまうことも考えられますので、注意が必要です。新ETRTO規格のタイヤはリム内径17mm以上が必要で、先に掲載した表の通り15mm以下のリムの場合十分なタイヤ幅が確保できないのが実情なのです。
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