「仮面同窓会」/雫井脩介(幻冬舎)
高校の同窓会で再会した幼馴染みの4人組。
同窓会の壇上で、“したり顔”でスピーチしていた
ある生徒を囚人扱いしていた体育教師。
4人は教師に仕返しを計画。 生きたまま廃工場に置き去りにしたはずが、
なぜか教師は翌日、そこから2キロ離れた溜めで溺死体となって発見された。
4人のうちの誰かが教師を殺害したのか? または他に真犯人がいるのか?
悪意ある“お礼参り”ではないが、やはり「教師」という特別な“印籠”を
振り翳し、納得いかないお説教や、中には体罰(支障の出ない程度)を与えられる
場合もあった。 ここでの教師は、理不尽な理由で生徒をある意味イジめていた
節がある。 いや恒常的に行われている自分のハケ口のようなものでもあった。
だからこの4人が、いわゆる“お礼参り”ならぬ仕返しを計画したのだった。
4人の中に犯人がいる。 教師を置き去りにしたところまでは生きていた。
なのに、翌朝死体で上る。 そこから互いが心理戦を仕掛ける中、新たな
2人組とまるでトランプのジョーカーのような輩が、さらに4人を困惑させる。
4人の心理戦だけでなく、どんどん泥沼化する中、よじれてもつれ合った糸が
少しずつほどけていく。 最初に敷かれた導線は、このジョーカー(ジョージ)に
よって究極の展開と衝撃を与えられることになった。
淡々としていて、でもしっかりと人間の感情の浮き沈みを描きながら、
真犯人の実像を炙りだしていく過程が非常に面白かった。
途中、自分なりに真犯人を予想していたのだが、その予想は外れたものの、
キーになる人間は的を外していなかったし、真犯人に繋がったといえる。
これは実に面白い小説だった。
人生の中で、今でも大嫌いな先生3人いるので
ちょっとその先生方を想像して読んでみたいわ~(笑)
>いやぁ~これ、面白うそうですね。
ぜひぜひ^^
>人生の中で、今でも大嫌いな先生3人いるので
ちょっとその先生方を想像して読んでみたいわ~(笑)
色んな先生と出会ったけれど、
やっぱり人として尊敬できない先生はいますよね(笑)
10年って長いですよー!
そういう私も10月くらいで10年目なんです。
でも、さぼってばっかりだから(^^ゞ
cyazさんは、しっかりコンスタントに更新されていて、本当に凄いです。
この10年の間に、色々なブロガーさんと出会ったり、また、残念ながら、だんだんブログを停止されてしまった方も沢山いらっしゃって・・。
そんな中、古くからこうやって続けていらっしゃるcyazさん、凄く貴重な存在です。
これからも楽しみにしています★
あ、この小説。
タイトルが、とてもインパクトありますよね。
>cyazさん、ちょっと遅くなってしまったけれど、おめでとうございます
ありがとうございます^^
>10年って長いですよー!そういう私も10月くらいで10年目なんです。
お~、ひと月違いなんですね^^
>しっかりコンスタントに更新されていて、本当に凄いです。
たまたまです(笑)
>残念ながら、だんだんブログを停止されてしまった方も沢山いらっしゃって・・。
それは僕も感じていました><
>凄く貴重な存在です。これからも楽しみにしています★
こちらこそ、これからもすえ長く^^
>あ、この小説。タイトルが、とてもインパクトありますよね。
こういう嫌いな先生、誰しもいますよね(汗)