□作品オフィシャルサイト 「フィッシュストーリー」
□監督 中村義洋
□脚本 林 民夫
□原作 伊坂幸太郎(フィッシュストーリー」新潮社)
□キャスト 伊藤淳史、高良健吾、多部未華子、濱田 岳、森山未來、大森南朋
■鑑賞日 3月25日(水)
■劇場 チネチッタ
■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点、☆は0.5)
<感想>
2012年ってもうすぐジャン 薄く誰が地球を救うんだぁ~~~
原作は未読なので、この映画の予告編を観たときに先日観た『少年メリケンサック』と被ってる部分があるのかなぁと思ったが、個人的に“逆鱗”に直接触れることはなかった(笑)
『アヒルと鴨のコインロッカー』コンビで最近観たばっかりだったので、かなり期待度も高かったのだが、、『アヒル~』に比べると前者が時間軸で横軸の広がりを、本作で時間軸の縦の広がりを演出していたようにみえた。 しかしながら、本作は複雑に絡み合う形ではなく、まるで3世代ぐらいの家系図をなぞっていくような感じだと言っていいかもしれない。
前回の“笑い”と外国人国籍詐称(何故にブータン人)いう変化球は今回なかったけれど、妙にチェンジアップやナックルボールを投げられたという感じかなぁ(笑)
1970年代に活動した売れないパンクバンドの一曲をキーワードとして、あらゆる事件が重なり合うが、本当に地球を救えるのは誰なのか。 お前が世界を救うことになると言われても巨大彗星をどう受け止めたらいいのかはわからない。
カンフー息子、シージャックに巻き込まれた女子高生の未来、その他、微妙に人間の連鎖の繋がりが、最後には地球滅亡の危機を救うだなんて・・・。
ただ迎撃ミサイルを飛ばして彗星を破壊したというオチは原作どおりなのだろうが、イマイチ衝撃的ではないし、選ばれた宇宙船飛行士たちの「私たちは何もしてないし」って言ってるし。 しかも多部未華子は宇宙服を着せられ顔はお猿さんみたいになっていたんだが、事務所的OKだったんだろうか(笑)
結局のところ、落としどころはタイトルの「フィッシュストーリー」の意味する“ホラ話”なのか。 地球滅亡の日を2012年に設定し、それを巻き戻したり早送りしたりしながらその実はただの「ホラ話」だったのか。
濱田 岳に加え、伊藤淳史、森山未來と何となく見た目弱い部類の兄ちゃんたちが結構頑張ってやっているような気がしたけれど、前作を上回るパワーを感じなかったし、どこか伊坂幸太郎の原作にはやや伊坂のマスターベーション的要素が含まれている気が2作品の映画化で感じたところだ。
ちなみに「フィッシュストーリー」とは、
・ホラ話
・「僕の孤独が魚だとしたら」という一節で始まる小説のタイトル。
晩年は引き篭り、壁に文章を書き続けたと言われる日本人作家の遺作。
・3枚のアルバムを残して解散したパンクバンド。
その最後のアルバム収録曲の1曲のタイトルで、間奏の1分間の無音部分が色々話題に。
一つで
映画化でここまで話膨らむとは思ってなかったので十分満足でしたし
メリケンサックは
何歌ってるかわからんかったのが
映画のオチだったので
あれはあれで仕方ないとして
こっちの斎藤和義の歌はコレ単品でも気にいりました。
で、それがこの映画を
支えてた気がします。
中村監督は、つくづく
原作から想像出来ない
キャスティングをしてくる。
ただ、この映画もともとホラ話だから
何でもありだったかも~。
おさるはかわいそう。
でも可愛かったよぉ~。(笑)
中村監督は、井坂さんとのこういう、
緩いけど温かいものが残る作品が合っているような気がします。
ってか、その路線で行って欲しい♪
私も楽しんだけど、若い人たちに観て欲しいなぁ~と思いました
>原作は4つの話のうちの一つで映画化でここまで話膨らむとは思ってなかったので十分満足でしたし
なるほど^^
>メリケンサックは何歌ってるかわからんかったのが
映画のオチだったのであれはあれで仕方ないとして
あれ、はっきりわかったら、オチに使えなかったかも(笑)
>こっちの斎藤和義の歌はコレ単品でも気にいりました。
最近、彼は良くなってきましたね!
>中村監督は、つくづく原作から想像出来ないキャスティングをしてくる。 ただ、この映画もともとホラ話だから何でもありだったかも~。
ま、ジェネラル・ルージュはキャスティングで遊べなかったですからね(笑)
>おさるはかわいそう。 でも可愛かったよぉ~。(笑)
今度、パーティーグッズのおさるのぬいぐるみ着て欲しい(爆)?!
>中村監督は、井坂さんとのこういう、緩いけど温かいものが残る作品が合っているような気がします。
ってか、その路線で行って欲しい♪
そうですよね^^
僕的には『あひると鴨~』のほうが好きでしたが^^
>私も楽しんだけど、若い人たちに観て欲しいなぁ~と思いました
ん?、kiraさんも十分お若いじゃないですか(笑)?
本当に面白かったです。
でも逆鱗のボーカルさんに一言。
カップ焼きそばも焼きうどんもおいしいから、そんな細かいことを気にしちゃダメダメ。
>草食系男子の時代なんて最近は言われていますが、そんな兄ちゃんたちが見事に紡ぎ出すこの物語。
本当に面白かったです。
ホントそうですね~
新入社員と見受けられる方々がどれも一様に見える最近のボクちゃんたちです(寒)
>カップ焼きそばも焼きうどんもおいしいから、そんな細かいことを気にしちゃダメダメ。
あはは、確かに(笑)
この時間軸の繋げ方がけっこう心地よくて
ずっとスクリーンにクギ付けで久しぶりの爽快感です。
あまり好みではなかった多部未華子が可愛いと思えた作品でもあります。
>この時間軸の繋げ方がけっこう心地よくてずっとスクリーンにクギ付けで久しぶりの爽快感です。
上手いですよね~、使い方が^^
>あまり好みではなかった多部未華子が可愛いと思えた作品でもあります。
彼女、あの役で大丈夫だったんでしょうかね~
「ホノカア・・」見てないので、知りませんでした。なる!
サーターアンダギーみたいなんですかね。
さて、こっち。
おっしゃるとおり、彗星のくだりは違和感ありました。あすこは、原作と大きく違うとこなんで。
原作は短編で、あっさり終わるのですが、なんだか無理に膨らませ過ぎたなあ・・と感じました。
「アヒル・・」はゆるさの中にもキレがあったと思うんですが、だらだら感を感じてしまった。
でも、この映画のメインは、やっぱ逆鱗の音でしたね。
字では伝わらなかった音楽が、イメージぴったりに耳にきました!!
あとは、未來君のアクション!!かっこよかったぁ。
うちのちびも、正義の味方にするべく、修行を積ませようと思っております。
なは。