「ねにもつタイプ」/岸本佐知子(筑摩書房)
“ねにもつタイプ”って結構世間にはいますよね
特に今の時代は自分が一番の、利己主義的な人が多いですから
(自分がスマホ見ながら歩いていて、人にぶつかって睨む輩とか・・・
電車の前の座席一列全員がスマホを見ながら頭を垂れる稲穂のようで)
このタイトルからして、ちょっと危ないものを連想してしまいがちですが、
全くそういうものではありませんのでご安心を
(と言っても読んでいない方にはわからないのですが)
この本は、翻訳家の岸本佐知子さんのエッセイ集です
身近にある色々な人、物、出来事等を、彼女の独自の視点とフィルターで濾過し、
こんな捉え方もあるのかなぁ~と、ちょっとほのぼのしながら読めた作品でした。
本当に一話一話がショートショートなので、通勤電車の合間合間で読むには
もってこい 彼女の独特の感じ方、表現の方法に何度も「なるほど」と相槌を
打つことが多かったです(笑) 思わずプッと噴出しそうなときも
ただ、彼女の日頃の“妄想”を日記にした感じもありましたが。
内容は、たとえば、
「コアラの鼻って、材質は何でできているのだろう?」だとか、
「郵便局での決闘」だとか、「ちょんまげの起源」だとか、
「新たなるオリンピック競技の提案」だとか、
「ホッホグルグル」の謎だとか、「パン屋さんとの文通」だとか、
「矢吹ジョーの口から出るものの正体」だとか、
「猫マッサージ屋」開業の野望だとか、「バンドエイドとの正しい闘い方」等々。
読み終わって不思議に感じたのは、自分が今まで当たり前に捉えていた視点と、
全く違う見方をしていて、逆にそれがあたかも事実なのかなぁとふと思ったりして。
なんだっったけかなぁ・・・。
本のタイトルが思い出せないけれど、随分前に読んだ原田宗典さんの
エッセイに似た感じだったなぁ・・・。
岸田さん、他にも著書があるようなので他も読んでみますかねぇ
>不明の私は全く存じ上げていなかったです。
僕も知らなかったんです(笑)
>私は「三歩歩いたら忘れるにわとり」と同じデス☆
何でも忘れるタイプ
えっ、そうなんですか(笑)
>ねにもつというか拘(こだわ)るタイプ?とか感じました。
そんな部分もありますよね?
>ちなみに私はですが、拘(こだわ)りも
ほとんどありましぇーん←少しぐらい持てよ )影の声
あは、なるほど(笑)
岸本佐知子さんのエッセイ集「ねにもつタイプ」
不明の私は全く存じ上げていなかったです。
だからかな・・・余計にへぇーという感じで興味深かったです。
私は「三歩歩いたら忘れるにわとり」と同じデス☆
何でも忘れるタイプ
なのでタイトルの「ねにもつタイプ」とは
相容れないと言うか少し怖い気もしたのですが
解説を読ませていただいてねにもつというか
拘(こだわ)るタイプ?とか感じました。
ちなみに私はですが、拘(こだわ)りも
ほとんどありましぇーん←少しぐらい持てよ )影の声