映画鑑賞

昔の名画から最近上映の映画まで、国内外を問わず幅広く楽しんでいます。別世界へ連れて行ってくれる作品が好み(本棚6)。

「世界の中心で愛をさけぶ」

2010-12-16 18:04:41 | 手持ちの映画ビデオ・DVD
2004年、日本映画

《監督・脚本》 行定勲
《原作》 片山恭一(小学館刊)
《出演》 大沢たかお 柴咲コウ 長澤まさみ 森山未來 山崎努

~Amazon.co.jpの解説文より~
ある日、朔太郎(大沢たかお)の婚約者・律子が突然書置きを残して失踪した。彼女の行き先が四国である事を知った朔太郎は、後を追いかける。四国は朔太郎の故郷でもあり、高校時代の初恋の思い出が眠る場所でもあった…。
片山恭一の大ベストセラー純愛小説を『GO』の行定勲監督のメガホンで映画化し大ヒットを記録した作品。ドラマの中心となるのは、高校2年の朔太郎(森山未来)と同級生アキ(長澤まさみ)との初々しくも哀しい初恋の顛末だが、映画化に際しては、さらに現代の設定をオリジナルで盛り込むことで、過去を乗り越えて未来を歩もうとする男女の姿をも感動的に捉えることに成功している。故・篠田昇の秀逸なキャメラ・ワーク、めいなCo.の繊細な音楽など、スタッフの力量も特筆事項。


 買って老いた中古ビデオを遅ればせながら観てみました。
 説明が要らない映画ですね。泣ける小説で有名になり、映画化して大ヒットしたことは記憶に新しいところです。

 ストーリーは単純明快の純愛ストーリー。
 今までも同じようなテーマの映画がたくさん作られてきたはずですが、やはりこの映画は魅力的です。
 何故なんだろう・・・作り手の思いがこもっているからでしょうか。
 自分の青春時代をいとおしむように丁寧に作りこまれていて好感が持てます。

 身を焦がした青春期の恋愛は黄金の輝きを放ち続けます。
 結末がどうあれ、懸命に生きた自分と相手がそこにいる。
 忘れることなんてできない。
 そのときの自分を否定することになるから。

 そのときの自分を受け入れて、受け止めて、次のステップへ。

 と、いうようなメッセージをもらったような気がします。

 海援隊(坂本龍馬じゃなくて武田鉄矢の)の初期ヒット曲「思えば遠くへきたもんだ」の歌詞を思い出しました。

 ・・・恋は一度と信じてた・・・

★ 5点満点で3点

 その後、原作者は不完全燃焼感がぬぐいきれず、森有正の思想に傾倒していきました(TVで観ました)。
 
 


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