近頃、いろんなところで声高に、「来年は新しいステップをドーンと行くぞ!」「絶対、素敵なことがある!」「楽しみでワクワクする!」と、ふれて歩いてます。(笑)
まずは言葉ありき!
そうしていれば、本当に素敵なことがある?
そんな私の気持ちを汲んだのか、本日の香道のお教室の組香は、追儺香(ついなこう)。
昔、12月31日に厄災を打ち払う、節分のような行事をしたことから、この時期にしかできない香組です。
<証歌>
年のうちに春は来にけりひととせを
去年(こぞ)とはいはん 今年とや云はむ
香木は、真南蛮という香木を3片、伽羅という香木を3片の計6片使います。
それを1片ずつ香炉に乗せて、6回目の前にくるので、どちらか当てるんです。
真南蛮と伽羅の2種類なんだから、どっちかなわけ。
間違わないと思うでしょ?
が・・・
伽羅と言っても、同じ香りの香木なんて、一つもないんですってば!
簡単に言って、6片が全部、似て非なる物。
しかも先生が、腕によりをかけて「似た香りの物を選りすぐってきました。」だって~。
加えて、二ちゅう(火に主と書く字)香(にちゅうこう)と言って、6つをメチャクチャに混ぜて2個ずつ3組作り、組み方と出た順番で答えの書き方が違うの!
書き方が分かんなくて、絶滅状態。
あぁ、全問正解の日は、遠いわぁ~。(涙)
PS.
旧暦では、すでに12月17日が立春でした。
昔は年に2度立春があるなんて、珍しくなかったんですって。
<証歌>にシンクロ!
みんなビックリしつつ、いらない物はぺっぺっしてきました。
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