先月コダクローム生産打ち切りのニュースを耳にしました
が、若かりし頃お世話になったフィルムですから、なくなる
ことは予想してても寂しいもんです。今はポジで仕事をす
ることは大多数のカメラマンが皆無となり、コダクロームが
完全に姿を消すことは時間の問題でした。私自身は18歳の
時に初めて使って以来、この色に魅せられた一人であり、
趣味の撮影にはよく使いました。仕事ではあの独特の色彩
が私のクライアント様には不評だったことと、現像出来る
現像所が少なく時間がかかるため、一度も使ったことがないん
ですね。どうしても仕事は今日撮影すれば明日明後日納品
ですからね~~
まっ、そんなことよりコダクロームを使って思い出に残った
撮影は22年前に行ったスイスでしょうか。仕事では嫌とい
うほど撮影するわけですが、自由に撮影できるわけではあ
りません。行きたくて行った場所で、好きなフィルムを使って
撮影できた数少ない経験です。
このコダクロームってやつは保存状態がそこそこよければ
退色することがほとんどありません。たまに昔のポジを引っ
張り出し見ていると撮影時を鮮明に思い出したりします。
コンピュータとモニタを通して見るのではなく、写真現物その
ものを透かして見るというダイレクトな行為は残しておきたい
ものです。
「とにかく、コダクロームさんたいへんお世話になりました!
ありがとう!お疲れさまでした」