今日はカメラの日ということらしい。
写真で生業を立てているものとしては
全く知らないというわけではないけれど
あまり気にかけてもいないというのが
正直なところだ。
世界初のオートフォーカスカメラを
開発し販売した小西六の功績をたたえて
いる。77年のことだが、ここから日本の
写真熱は上がったのかもしれない。
なんせ最も難しい作業をしなくていいの
だから、多くのアマチュアが購入した。
とにかくこれ以降、カメラ=日本の
イメージがついたのかもしれない。
私はどちらかというと、この手の
コンパクトカメラには惹かれることなく
スパイカメラや大型カメラといった
面白カメラに視線がいった。
映画007にも出てきたりした。
そしてカメラマンとなって多くの取材を
していた時、30年前だが、カメラ博物館
の取材に行ったことを思い出し、記事を
引っ張り出してきた。フィルムカメラで
しかも古いものなので、それほど解像度は
良くないが、今の思想につながるものがある。
今はスマホやDJI、GoProなどカメラらしい
形をしていないものが主流となりつつある。
ある意味、スパイカメラのようになっている。
それでいて写りもいい。
さらには4K、8K動画も撮れてしまう。
近年は素人映像・写真がSNSを席巻している。
カメラの日というけれど、ピンと来ないのは
今の状況がそうさせているのかもしれない。
今や写真も動画も単体カメラで撮る時代じゃ
ないんですよね~~~