ホッと日記

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どれが真実?

2015-11-23 23:29:44 | 日記
写真の仕事をしているとそれに付随する
多種多様な質問などを受けるのですが、
生業としている身としては誠実にお応え
する義務があると考えているので、どん
な質問でも写真に関してはお応えするの
が私のスタンス。
先日下の写真をFBにアップしたら、お客
様からご好評で、場所やカメラは勿論、
どうやって撮影したのかということも
質問されました。

翼がぶれていますが、胴体は止まっている。
日中シンクロでストロボ発光し、200分の1で
撮影しているので、速い翼の動きは流れて
残像が記録されます。プロの写真家であれ
ばごく普通の撮影法で、鳥の動きを表現する
一つの手法として当たり前のように使います。
止めようと思えば以下のようにすればイイだけ

こちらは1250分の1のシャッタースピードで
撮影。フィルムの頃だと露出の問題があって
1000分の1以上のシャッタースピードは
そうそう使用できませんでしたが、
高感度撮影が可能となったデジタルカメラなら
簡単です。
面白く撮るというのならどんな方法でもいいと
思っています。好みの技法を使えばイイのです。
ただ、記録としての写真ということを考えると
はたしてどうなのか?
これは写真を始めた33年前からの私のテーマでも
あるんですが、シャッタースピードと絞りの
設定で同じ風景を同じ環境で、しかも同じカメラ
とフィルムを使っても写る像が変わるということ。
先日のロイターのJPEG画像しか受け取らないと
いう事ともつながるのですが、今のデジタルデータ
をRAWデータから現像することで、極端な色操作
や形のデフォルメが簡単に誰でもできるように
なって事実と大きく異なるという問題が起きて
います。実はこれはフィルム時代からも似たような
問題はあったのです。設定やフィルム、そして
フィルター(レンズも)を使えば、似たような
ことは出来ました。
写真の場合、止まった画を見せるため、シャッター
スピード一つ変えるだけでも違う印象を与えて
しまうモノになってしまうので、いつも違和感
があるのです。
上の写真はこれ以上撮りようがないのでは?
と思われるかもしれませんが、簡単に変えられます。
20年前にフィルムを使用して、125分の1でシャッター
を切っています。コレにNDフィルター+
偏光フィルターを使用して、スローシャッター
で撮ればどうなるか?
雲の動きが速くて風もあるので倒木以外は
ぶれて流れてしまうでしょうね。
いったい、どう撮るのが真実か?
考えてしまうのです。

そしてこの疑問に対して少しでもいいから
答えを見いだそうと1テーマ閃きました(^^)
来年はその1テーマをやってみよっかなぁ~~~
と思った今日の23時過ぎ、
仕事進まず横道それまくる自分(T_T)

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