先日、今話題の映画
「ミナマタ」について記しておいた
が、もう一つ別の角度からも考えて
欲しい。
かれの有名な話で、一枚のプリントを
完成させるのに100枚もの紙焼きを
日本人プリントマンにやらせた。
何気なく聞いていると、
イイものを仕上げるために全力投入する
美談のように聞こえる。
が、裏を返せばこれが最も恐ろしい公害
を引き起こす作業なのだ。
プリントは、フィルムもだが、感光剤に
銀塩を使用している。コレで像を出し
はがす。
液体には有害な銀が混じっている。
コレは化学処理が必要となるのだ。
コレを大量に発生させていて、公害につい
て批判するのもどうなのかと考える。
だから私はフィルムカメラの回顧や復活
を望まない。
大所で見てほしい。
自分も公害には関与している。