ホッと日記

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彼はどうしているだろうか、、、

2014-04-13 21:47:53 | 日記・エッセイ・コラム

A氏「目が見える間に、精一杯やろうと思っています」

私「・・・・・・・・・・・」

8年前の2006年のこの時期だったと記憶していますが

厚生労働省で発行していた障害者の雇用促進に関する

冊子の撮影と印刷データ仕上げまでを請け負い、

作業をしていた私はあの時の彼の言葉がこの時期に

なると今も思い出されてなりません。彼は私と同い年で、

目はぼんやりと見えるだけで字など細かいものはもちろん、

外の標識なども読むことはできません。

そして医師から宣告されていることが、いずれ完全に失明

するであろうこと。彼はこのことを受け入れ、会った当時の

今を精いっぱい生き抜いているようでした。彼との出会いで

私は自身の生活・仕事への考え方・取り組み方が大きく

変わりました。

彼だけは2度にわたり撮影をし、2度目は私1人でうかがった

ので少しプライベートな質問などをされて応えた覚えが

あります。それと何より、うちから近い場所だったので

一度会いに行ってみたいとこの時期になると思うのです。

ちょっと老眼が進んだからといってがたがた言っている

自分のダメさ加減を反省するのがこの年度始めでしょうか。

ちょうど鯉のぼりが泳いでいた時期でした。

鯉のぼりを見るたび彼の言葉を思い出すのです。

そして、動ける間に、見える間に後悔のないように

仕事と生活をしてまいりましょう!

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