「「ミツバチ大量死は警告する」 岡田幹冶・著 760円
集英社新書
環境化学物質についての警告の書。
『沈黙の春』1962年出版以来の現代に対する警告である。
「目次」
農薬(農業)、建材・断熱材(建築業)、松枯れ・殺鼠剤防除(林業)
ペットのノミ取り・蟻の巣・ごきぶりホイホイ(家庭園芸用)などに使用されている。
ネオニコチノイド系農薬についての環境への影響について述べられています。
化学合成農薬は化学の進歩によって、多種にわたり開発されてきましたが、近年健康への
悪影響が知られるようになってきました。放射能と人工的に合成された物質による大気や
土壌、水中の汚染は、人々や生物への健康を蝕みます。
悲惨な公害事件やらがこれを証明してきました。古くはDDT汚染、近年は新タイプの農薬
ネオニコチノイド系の影響がミツバチに影響を与えて来ているのでしょう。
「神経毒」による殺傷で、作物に浸透して浸透・移行性と持続性を持ち合わせている
残効性ネオニコ系農薬ですので、使う農家には夢のような農薬です。
でも毒性が強くミツバチの大量死が環境問題に発展してきているのです。
害虫のみならず、ミツバチのような果実の受粉をする益虫までもが脳に作用するということです。
農薬のみならず、建材やシロアリ駆除塗布剤にも使用ざれてきた化学物質は多種あり、
そのほとんどが脳神経系統を犯す物質で構成されているのが多いということです。
農薬依存からの脱却がこれから未来への持続可能な環境を作り上げることかも?