気ままに自転車ツーリング♪

70代になり60代からの散歩が中心となりました。50代は健康維持のため何かスポーツをと、消去法でサイクリングでした。

トヨタ生産方式

2009-06-25 21:09:13 | 印象的な世の中の出来事
モノ作りのベストプラクティス=トヨタ生産方式なわけだが、08年度は大幅な赤字決算となった。それゆえかどうかはわからぬが、こういう時こそトヨタ創業家から社長を迎えて采配を振るうことで危難を乗り越えることになったようだ。
でも、不思議だ。
先の読めぬ経済の大きな変化にも耐えうるのがTPS(トヨタ生産方式)であったのでは?それが、先頭を切るような形で赤字決算になるとは予想もしないことである。大方の企業がこういう場合は100年に一度の経済危機だから、といいわけがましく言って株主総会を切り抜ければ良いのだが。これでは、どこぞの普通の会社と大差ないように思える。

TPSには「7つのムダ」を極力抑えることが重要なこととされている。
その筆頭が「作り過ぎのムダ 」で需要に応じて作ることが最も重要なこととされている。したがって、販売動向に応じて生産する、つまりプロダクトアウトでなくマーケットインの当たり前の発想を生産活動の基準としている。
この伝で行けば、売れもしないものを作り続けて不要な在庫や出費を嵩ませるようなことは防げたはずである。中間財の生産でなく最終消費者向けの製品を作っているのだから。

未曾有の事態だった、と納得するにはムリがありそうだ。市場からの信号をキャッチする力が衰えた、あるいは、慢心があったのではなかろうか?
このあたりの省察いかんが今後、トヨタが世界市場を制覇できるかどうかの正念場といったところか。多分、今回のことを踏まえた戦略は立てられると思う。素直に考え市場に目を凝らせばいいわけで、適正な生産で利益確保が十分できるはずだ。

別にトヨタと関係があるわけではないが、世間の物作りにトヨタ方式が席捲しているのに、その大元が赤字を出したことにちょっと気になったので・・・
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