家では滅多に本は読まないが何日か出かける時には書棚から探して持っていく。
何を持っていくかは悩むところである。
一応、買ったがいいが読みおおせなかった本にしている。
今回は岩波文庫の「菜根譚」だ。
100ページに栞が挟まれていたのでここで挫折したと思われる。
明時代の著作で原著は漢文である。
これでは今の人々には手に取ることもないので翻訳となる。
本の構成は、①原文②書き下し③字義解説④訳文を逐 . . . 本文を読む
出がけ前の天気予報では雨の日が多いようだった。
そういうわけで少し硬めの本を(それが重いんだな)バッグに詰めてきた。
まぁ、わからないなりも夕刻近くに読み終えた。
かつて評論家というのは作家の創作の苦労を無視したいい加減な人種と知っていた。
(追記 思い出した。作家が創作にかける時間から見れば評論なんておこがましい。五月蠅いだけだ。)
確かに評論家がそこまで言うなら自作を世に出してみよと思う。
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作者は新潟県南魚沼郡塩沢町(現南魚沼市)の人である。
新潟でもとりわけ雪の深い地域でもある。
この地の住人として江戸時代に雪国の自然・生活を記述したのが「北越雪譜」である。
本人の見聞したことなどが多岐にわたって書かれており興味深い話もいくつかあった。
(1982年7月31日読了のはずだが今回再読して内容に覚えがないことに愕然)==>購入日だった
1982年6月22日第1刷発行 348ペ . . . 本文を読む
夕方6時のNHK-FM。
常盤貴子の朗読で樋口一葉の短編小説「大つごもり」を聞く。
なかなか良かった。
ただ、聞いただけではわからない部分もあったので文章で読み直してみたい。
青空文庫に「大つごもり」
があったので開く。
旧字だと読みにくいので新字旧仮名で読む。
朗読は短時間だったので簡単に読み終えるだろう、と思っていた。
が、朗読は脚色されていて粗筋みたいなものだった。
100年以上前の世相の . . . 本文を読む
今日も天候不順で散歩は取り止め。
久し振りに本を開きようやく読み終える。
40年以上も前に買って途中で挫折した。
今回も全く分からないままであった。
2,30代の背伸びした書き方だけは伝わった。
付録のところだけはなんとか。
夕食はオムレツに野菜サラダ。
デザートは抹茶のアイスクリーム。
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6編の短編からなり昨日前半分を読み今日残りを読み終える。
・空は今日もスカイ:お嬢ちゃんが家出してわかったこと・・・
・ 時のない時計:父の形見と受け取った古時計を修理に出したところ・・・
・ 成人式:5年前15歳の一人娘を交通事故で亡くした夫婦が取った行動とは・・・
1作当たり30分くらいで読める短編は今の私にはちょうど良い長さだ。
どれも題名からどんな話が紡ぎ出されるのかとワクワクする。 . . . 本文を読む
老眼が進んで本を開くのは億劫だ。
家内が今日のラジオ文芸館は良かったよ。
主人公の故郷ってあなたの田舎の近くでは、という。
作者はの荻原浩で「夜の観覧車」という作品を前に聞いたことがある。
洗濯物を干して落ち着いたところで録音してあったのを聞く。
以前は土曜朝8時の放送だったのだがいつからか深夜1時に放送時間が移動した。
確かに私の田舎を含む北陸沿線を彷彿とさせる。
語りを聞きながら地図で . . . 本文を読む
【伊豆大島 岡田港のネコ(本当はとても人懐こいお利口さん)】
NHKラジオの8時台の番組で紹介されていた。
それを聞いた家内が関心を示し図書館に予約し借りてきた。
読み終えたので私も読もうかな、と。
丁度、本日出かける用があったので空いている時間に読み終えた。
猫がいかにして人に気に入られ、そして、人を支配し家を乗っ取るかの指南書である。
確かに私も老猫ミューちゃんに籠絡されてしまって . . . 本文を読む
陰鬱な雨が続く。
そんな時は本を読んでみようかなという気にもなる。
それも気の滅入る内容の「ライ麦畑でつかまえて」だ。
10月の末に借りて昨日まで100ページほど読む。
今日は一気に200ページからのページをめくり読了する。
ホールデン少年の破天荒な人生放浪の物語。
より広い世界へと旅立とうと企てたところに私を離さないで、と妹が。
ホールデン少年は敢え無く妹に捕まえられて家に戻ることに・・・
人 . . . 本文を読む
老境に差し掛かったので参考になるかなと久々に本というものを開いた。
内容は女性視点でなのでその立場から逆照射するように男性視点に置き換えながら読む。
老親看護というのが大きな課題から自身の老いとどう処していくかが主題のようだ。
後者はある意味参考にはなった。
亡き母が時折この作者の言を引き合いに出していたなぁと思い出す。
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単行本: 217ページ
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