この人、結構世相についての論評するんだな、と
再認識した。
科学者が年を取り専門分野と離れたところで
うるさがたのご隠居さんの言辞になることもある。
読んだことはないが藤原某レベルになると
その書名だけでちょっとこれは、と避けてしまう。
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こまった人 (中公新書) [新書]
養老 孟司 (著)
出版社: 中央公論新社 (2005/ . . . 本文を読む
これまた昨日読んだ本以上に過激である。
書のタイトルの理由をこんこんと解き明かし、
それでも医療保険に入るならと第4章でその場合の
注意事項を説明している。
この本を病院の涼しい待合ロビーで診察待ちの間読んでいた。
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「医療保険は入ってはいけない!」 内藤眞弓 著
単行本(ソフトカバー): 224ページ
出版 . . . 本文を読む
新人の頃、職場の昼休み時になると保険のおばちゃんが
勧誘にやってきた。仕方ないので月1,000円くらいの
養老保険に入ったような。それも適当なところでやめた。
本書は生命保険の検討において注意すべき事柄を事例を
通して説明している。一読の価値はあるのかも知れない。
私はそれ以後は掛け捨ての団体(グループ)保険だけで通した。
保険は保険に入る目的を明確にして選びたい。
特に加入している公的な保険 . . . 本文を読む
前半の第5章までは「思想をこねくり回す」「2階の人たち」への
罵詈雑言に近い書評のオンパレードである。
まぁ、読んでいても私にはよくわからない。
ようやく6,7章になって著者の「ふつう」の言葉に接し
やれやれと安堵した。
要は「思想」なんていうご大層なものは無意味、役に立たない、
ということらしい。
唯一、吉本隆明だけは違う、彼の思想は役にたった、という。
ふ~ん。
-------------- . . . 本文を読む
家康に「人の一生は重き荷を背負いて遠き道を行くがごとし」という
言葉があるようだ。
その荷が重く感じたら脇におろして暫し休息を取るのも良い。
でも、疲れが取れたら再び背負うことも必要だ。
背負わされるという受身の気持ちだけでなく、
背負うという能動的な生き方も必要であろう。
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「肩の荷」をおろして生きる (PHP新書)
上田紀行 . . . 本文を読む
「壁」三部作のひとつで、その2冊目に当たる。
口述筆記から起こした本なので内容は平易である。
解剖学者らしい死生観が随所に現れている。
後戻りできない-壊すより作るほうが大変
これは対案も提示せずに今のではダメだと騒いでいるのと
同じであるが、今のではダメだが壊すことに意義がある
という論理はメンバー内では通用しないだろう。
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. . . 本文を読む
暑い夏にはちと早いが、怖いもの見たさで借りる。
私はこういうお話は嫌いではないが、かといって積極的に
読むほうでもない。
感受性?が鋭敏?なもので、この手のささいなお話でも
背中のあたりがゾクゾクっとしてしまう。
さらに怖さが増すと顔面が引き攣るのを覚える。
そんな短いお話が36編も載っているのですっかりと体が
冷えてしまった。読み終える頃にはくしゃみも2度3度と。
そりゃ電磁気や放射能が影響す . . . 本文を読む
時宜を得た本だと思いながら、ふむふむ、そういえばこの事件・不祥事が
あったな、と思い出す。
でも、この類の本には「時宜を得た」というキャッチは不要なほど
いつの世にも類似の事件がこれでもかという具合に発覚している。
であるからして、いつ読んでも現今の不祥事への理解に役立つし
人はそれほどいいほうには学んでいないことがよくわかる。
ところで、ひとつ引っかかったのが第2章冒頭の「沖縄集団自決事件」だ . . . 本文を読む
最近は我ながら読書に傾倒している。
別に理解できているわけではない。
そりゃァ当然だ。
インタビュー内容を本にしたのでない限り一冊の本に
どれくらいの時間をかけて執筆していることか。
それを同じくらいにかけて読めば理解に近づくことも
もしかしたら可能かも知れぬが、新書判ならせいぜい
4,5時間くらいで読んでいるのだから、これで
理解しようなんて尊大、不遜、お子護摩詩歌義理
(「おこごましい限り」を . . . 本文を読む
通読したがさっぱりとわからないままに読み終えた。
これって読んでないに等しいのではないかと我が身の浅学無思慮を
嘆く。もっとも嘆いた所で埒もないことなのだが。
ただひとつ。書物とインターネットの本質的な違いについて。
インターネットは「検索」してから「引用」する。(p.191)
このことに納得し同意し、そもそも----以下の書誌もネットで
検索し引用したものである。
いっぽう、書物は「通して読む . . . 本文を読む