被災地にも春は来る

何週間ぶりだろう、震災で休みもなかったし、原発事故にともなう放射能汚染も気になって、ず～っと散歩を控えていた。

しかし、いい加減ストレスがたまってきたので、今日は久しぶりに散歩をしてみた

震災以来、買い物もある程度は普通に出来るようになり、ガソリンスタンドからは給油を待つ渋滞もなくなった

少しずつ周囲の環境は元に戻りつつあるが、人の心だけは震災直後に取り残されてしまった様に、恐ろしくスローペースで時間が止まってしまったような錯覚にすら陥っていた。




しかし、ふと周囲に目を向けると、季節は私達人間を置いてけぼりにして、確実に春へと変化していた。




近くの堤防の桜並木は、まだ殆どが蕾のままだけど、それでも花を咲かせはじめた枝もあった。

そして、街の中を歩いていると満開に近い花を咲かせている桜を見つけた



震災の爪痕を残した被災地にも、春はいつものようにやって来ていたんだね