作者:杉井 光 電撃文庫
第12回電撃小説大賞[銀賞]受賞作。
魑魅魍魎が跋扈する時代において、
それを倒すために存在する「火目」という存在と
その候補である「御明かし」たちのお話。
多分、平安時代を意識したお話なのかなと。
ただ、なんとなく雰囲気的には江戸時代を匂わせるんですけどね。
あまり歴史考証とかはこだわってないかもしれないです。
まあそれはそれとして、中々によく出来たストーリー。
謎の存在でありながらに黙々と化け物たちを倒す「火目」の実態、
そしてそれを巡る様々な人間模様という土台は悪く無いです。
しかし、とくに序盤の描写があまりに端折りすぎ。
とくに、後から入ってくる常和という少女と、
主人公である伊月や佳乃との関係性を、描く部分が
ちょっと足りなさすぎなままに話だけは後半から
一気に展開するので、何か説明不足感を受けます。
ただ、後半の展開や賛否分かれるであろうオチに関しては
好みによってくるでしょうが悪くないと思います。
そのため、絶対にオススメかというと難しいですが、
どちらかといえばダウナー系のファンタジーが好きなら
読んでおいていいのではないでしょうか?
評価:☆6
ってわけで、今年の電撃の新人作品4つで見ると
狼>バンシー>火目>キメラ、で確定です。
とりあえず読んでおけ、というのは狼だけかなあ。
第12回電撃小説大賞[銀賞]受賞作。
魑魅魍魎が跋扈する時代において、
それを倒すために存在する「火目」という存在と
その候補である「御明かし」たちのお話。
多分、平安時代を意識したお話なのかなと。
ただ、なんとなく雰囲気的には江戸時代を匂わせるんですけどね。
あまり歴史考証とかはこだわってないかもしれないです。
まあそれはそれとして、中々によく出来たストーリー。
謎の存在でありながらに黙々と化け物たちを倒す「火目」の実態、
そしてそれを巡る様々な人間模様という土台は悪く無いです。
しかし、とくに序盤の描写があまりに端折りすぎ。
とくに、後から入ってくる常和という少女と、
主人公である伊月や佳乃との関係性を、描く部分が
ちょっと足りなさすぎなままに話だけは後半から
一気に展開するので、何か説明不足感を受けます。
ただ、後半の展開や賛否分かれるであろうオチに関しては
好みによってくるでしょうが悪くないと思います。
そのため、絶対にオススメかというと難しいですが、
どちらかといえばダウナー系のファンタジーが好きなら
読んでおいていいのではないでしょうか?
評価:☆6
ってわけで、今年の電撃の新人作品4つで見ると
狼>バンシー>火目>キメラ、で確定です。
とりあえず読んでおけ、というのは狼だけかなあ。
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