Cabin Pressure(脚本:ジョン・フィネモア 出演:ベネディクト・カンバーバッチ他)

イギリスBBCのラジオ・コメディ CABIN PRESSURE について語ります。

S2-2 GDANSK(後)

2013-02-25 06:42:11 | 日記
続きです。

 ↓



アーサー:こんばんは、マダム。ビーフかお魚は?
乗客:ビーフをお願い。
アーサー:そしてあなたはどちらになさいます、ビーフかお魚は?
シシュコ・ボフシュ:あなたは誰?
アーサー:アーサー。あ、すみません、アーサーと申します。今日搭乗してご搭乗の乗客の皆様にサービスできて光栄です。
シシュコ・ボフシュ:いえ、ダメよ。あのおばあさんはどこに行ったの?
アーサー:えっと、おっしゃる意味が分かりませんが、僕ならおばあさんとは呼ばないよ。
シシュコ・ボフシュ:おばあさん!
アーサー:困っちゃうな。
(CA呼び出しベル)
キャロリン:はいはいはい。どんどん鐘を鳴り響かせなさい、 風吹きすさぶ空に。
(CA呼び出しベル)
キャロリン:この鐘を鳴らしているのはいったいどなたかしら?
シシュコ・ボフシュ:私よ、私!ライトがついているのが見えるでしょう?
キャロリン:でも頭はついていないのかも。さて、ミズ・シシュコ・ボフシュ、どうなさいました?
シシュコ・ボフシュ:この子よ。この子は誰?初めて見るわ。
キャロリン:そしてもちろんあなたの説では、バスーン奏者マフィアが、アーム-レスト作戦とカシューナッツ作戦の失敗のあとで彼を送り込み、毒入りの鱒をサービングさせてるのね。
シシュコ・ボフシュ:私には敵がいるってことをまだ信じないの?
キャロリン:とんでもない、驚くほど簡単に信じられますよ。でも彼は違います。これは私の息子のアーサー、虫も殺せませんわ。
アーサー:ありがとう、母さん。
キャロリン:虫のほうがかしこいからね。では失礼して、バイオリニスト紛争を仲裁しにいきます。あ、そうだ、アーサー。グーフィ?
アーサー:え?
キャロリン:さっき操縦室で話していたことよ。7つのうちの最後。グーフィでしょ?
アーサー:違うよ、母さん、グーフィなんて(笑う)
シシュコ・ボフシュ:なに?なんの話?
キャロリン:なんでもないの。気にしないで。
シシュコ・ボフシュ:暗号なのね、どういう意味?なにが起こっているの?
キャロリン:本当になんでもないわ。
シシュコ・ボフシュ:私が暗号に詳しくないと思っているの?私は全部知っています。「サンズ警部」は劇場の火事、「ウエストマン氏」は列車に爆発物。それで、グーフィってなに?
キャロリン:それってドラマの、、
シシュコ・ボフシュ:どういう意味?すぐに教えて。
キャロリン:分かりました、あなたの言うとおりです。私たちは緊急事態を暗号で伝えるの。ギャレーにある便利なインターコムを使う代わりに、ディズニーキャラクターの名前をささやくのよ。「ドナルドダック」はエンジンに鳥をまきこんだ。「ダンボ」はパイロットが魔法の羽を落とした。「シア・カーン」は操縦室に虎。これで満足かしら?
シシュコ・ボフシュ:いいえ。グーフィってなに?
キャロリン:グーフィはアニメの牛よ。
アーサー:母さん、あれは犬だよ!

(ドアの開く音)
アーサー:お待たせ、お二人さん。チーズケーキはダグラスに、それから、シュトルーデルもダグラスに。
ダグラス:ありがとう、アーサー。そして、ごちそうさま、マーティン。
マーティン:どうぞ召し上がれ。はじめから食べたくはなかったんだ。
ダグラス:それは実に幸運だったな。
マーティン:本当だよ。シュトルーデルは最低だ。シュトルーデルが好きな人なんていない。
ダグラス:きみの意見に異議を唱えよう。シュトルーデルは素晴らしい。みんなシュトルーデルが好きだ。
マーティン:よし、じゃあ僕は、シュトルーデルよりもチーズケーキを選ぶ乗客のほうが多いと賭ける。
ダグラス:よろしい。では私はチーズケーキよりもシュトルーデルを選ぶほうに20ポンド賭けよう。
アーサー:やったね、スキップ。これで運が変わるよ。きみが負けるはずがないもの。チーズケーキのほうがいつも人気があるんだ。
マーティン:ちょっと待って。裏があるな。彼は何か知っているはずだ。
ダグラス:私が何を知っているというんだね?
マーティン:分からないけど、オーケストラのスポンサーが、英国・ポーランド・シュトルーデル愛好組合だとか、あるいは国際チーズケーキ反対組合なのかも。
ダグラス:ではシュトルーデルを選ぶかい?
マーティン:うん、僕はシュトルーデルを選ぶ。
ダグラス:いいだろう。
マーティン:ダメだ、待って。そうやって僕をだましたろう、女性管制官のときに。
アーサー:そんなことがあったの?
マーティン:勝ち目のないほうを僕に選ばせるんだ。シュトルーデルを選ばせているからには、僕はチーズケーキを選ぶ。
ダグラス:よし、きみのものだ。
マーティン:待った、それじゃ簡単すぎる。僕がそっちを選ぶことをきみは知っていたな。僕はシュトルーデルを選ぶ。
ダグラス:本気かい?
マーティン:そうだ、いや、そう、えっと、つまり、そう、シュトルーデル。
ダグラス:シュトルーデル?いいだろう、乗った。
マーティン:しまった。シュトルーデルにしちゃった。シュトルーデルが好きな人なんていないのに!
ダグラス:確かに変わった選択だな。私がきみだったら、チーズケーキを選んでいた。
(マーティンのうめき声)
アーサー:元気出して、スキッパー。運は分からないよ。
マーティン:僕の運はいつも分かってる。
アーサー:それはどうかな、スキップ。
マーティン:アーサー、どうしてそんな顔してるの?
アーサー:ウインクだよ。
マーティン:ウインクは片目でするもんだよ。
アーサー:うん、でもそうすると僕はもう片方の目を指で開けてないといけないし、そしたらダグラスが気づくかもしれないでしょ。
ダグラス:ダグラスは気にしないと思うな。


アーサー:チーズケーキかシュトルーデルはいかがですか?お勧めはシュトルーデルです。とても美味しいですよ。
乗客:それじゃシュトルーデルを。
アーサー:いい選択です! こちらのマダムはいかがでしょう?これは最高のシュトルーデルですよ。外はカリカリ、中は熱々の美味しいリンゴがたっぷり入っています。それとも、この小さなチーズケーキにします?
シシュコ・ボフシュ:チーズケーキはどんな感じ?
アーサー:えっと、チーズケーキみたいな。ご存知でしょう?どれも似たり寄ったりの、チーズケーキ。
シシュコ・ボフシュ:味はどう?
アーサー:分かりません、そもそも味があるのかな?きっとチーズケーキの味がしますよ。シュトルーデルはリンゴ味です。
シシュコ・ボフシュ:なにかの風味はあるでしょう?
アーサー:見てみますね。ラスプ・ベリー。うわっ、まずそう。
シシュコ・ボフシュ:ラズベリーのこと?
アーサー:うん。でも、やっぱりおいしくなさそう。
シシュコ・ボフシュ:私はチーズケーキをいただくわ。
アーサー:(ささやき声で)チーズケーキはダメだよ。
シシュコ・ボフシュ:どうしてなの?
アーサー:理由は言えないけど、とにかくダメ。
シシュコ・ボフシュ:(CA呼び出しベル)みんな、チーズケーキを食べないで!毒が入っているのよ。チーズケーキは毒入りよ!
(心配する乗客の声)
キャロリン:みなさん、みなさん、お聞きください。私の後輩のキャビンアテンダントの、熱意あるシュトルーデル販促活動をお詫びします。どう申しましょうか、この子はシュトルーデルが大好きなんです。そしてシュトルーデルは確かに素晴らしいです。それに、チーズケーキも。どちらも美味しいですし、毒は入っていません。ありがとうございます。
シシュコ・ボフシュ:じゃあ、あなたが食べなさい。
キャロリン:なんですって?
シシュコ・ボフシュ:安全だというのなら、一切れ食べてみせて。今すぐよ。
乗客たち:そうだ、そうだ
キャロリン:アーサー、チーズケーキを食べなさい。
アーサー:いままでで一番うれしい命令!(食べる)
キャロリン:ほらね、きたない実演だけど、安心できたでしょ?
シシュコ・ボフシュ:見て、みんな。彼女は食べようとしない。さっきの「グーフィ」はこのことだったのよ。航空会社の暗号で、毒入りチーズケーキという意味なんだわ。
キャロリン:毒なんて入っていません。
シシュコ・ボフシュ:なら食べてみせて。
乗客:そうだ!
キャロリン:お断りします。
シシュコ・ボフシュ:ほらね!
乗客:なぜ食べないんだ?
シシュコ・ボフシュ:そうよ、なぜ食べないの?
キャロリン:なぜなら、おいしくないからよ。これで満足?毒入りじゃないけど、すごく不味いの。熱帯魚の水槽に敷いてある砂利みたいな形の、歯医者で噛まされるピンク色のに似た味がするからよ。それにメニューにはラズベリーの写真が載っているけど、実際にはのっていないからです。でも、毒は入ってないわ。


ダグラス:ちょっとずるいんじゃないか、マーティン。アーサーに手伝わせるなんて。
マーティン:僕は頼んでないよ。彼が考えたんだ。僕は正々堂々、勝利した。
ダグラス:そうかね? (インターコム)アーサー。結局何人がシュトルーデルを頼んだ?
アーサー:5人。
ダグラス:ではチーズケーキは?
アーサー:8人。
マーティン:本当に?毒が入っていると思ってたのにかい?
アーサー:ごめん、スキップ。みんなシュトルーデルが嫌いなんだ。
(マーティンのうなり声)
ダグラス:では20ポンドいただきます、機長。
マーティン:そうか、じゃあ倍賭けだ。僕は、グダンスクに定刻に着陸するほうに賭ける。
ダグラス:いや、もうやめよう。さきほどのが最後の賭けだ。
マーティン:いまさらやめられないぞ。
ダグラス:すまないね。賭けには飽きたし、これから私の情熱は、このチーズの山に向けられる。
マーティン:50ポンド、いや、100!
ダグラス:悪いな、マーティン。もうやらない。
マーティン:負けるのが怖いんだな。
ダグラス:本日、我々が共に過ごした時間を振り返ってみて、マーティン、私がそのことを怖がっていると思うのかね?
マーティン:きみがほしがっているものを知っているよ。僕の予備の制服はどうだい?ヘレナはきっと、きみの制服がヨレヨレなのを不思議に思っている。
ダグラス:いいだろう、ぼうや。給料1か月分だ。
マーティン:え?
ダグラス:聞こえたろう。賭けをしたいなら、やろうじゃないか。1ヶ月分の給料を、定刻に到着しないほうに賭ける。
マーティン:僕はそういう気では、、1ヶ月分の給料はちょっと、、
ダグラス:確かにそうだ。ちゃんとけじめをつけよう。給料3ヶ月分だ。
マーティン:違うよ、そうじゃなくて、、
ダグラス:賭けたいって言ったろ?1回くらいなにかで勝ちたいと。
マーティン:きみの給料を、それとも僕の給料を?
ダグラス:きみが負ければきみの給料を。私が負ければ私のを。乗るか?
マーティン:非常事態のふりをしたり、なにかして邪魔しないかい?
ダグラス:なにもしない。私はきみの天性の運のなさと能力のなさとに期待するまでだ。どうする?
マーティン:よし、乗った。
管制塔:(無線)G-T-Iへ、最新情報です。50マイル先に大きな雷雲が発生していることをスピードバード007が目視で確認。注意してください。
マーティン:こちらG-T-I、情報ありがとう。(無線オフ)ダグラス、一体どうやったら雷を作りだせるの?
ダグラス:私を雷神と勘違いしていないか?私はたまたま覚えていただけさ。きみがさっきワルシャワに天気を聞いたときに言われたろう、雷雲発生中だと。しかしながら私は寛大な人間だから、こうしよう。他のものを賭ける。
マーティン:続けて。
ダグラス:3ヶ月分の給料の代わりに、私が機長だと引き続きヘレンに信じさせること。永久にね。
マーティン:どういう意味?
ダグラス:もしきみが負けたら、我々が生きている間、絶対にこの話はしない。彼女には言わない、伝えない、ほのめかしもしない。分かった?
マーティン:うん。
ダグラス:ではその条件でいいね?
マーティン:いや。
ダグラス:なんだって?
マーティン:この話は僕に必要なんだ。はじめて何かを手に入れたし、それを味わっている。いまさら戻れないよ。
ダグラス:その権利のために、3か月分の給料を私に払う気なのか?
マーティン:あるいは雷雲に突っ込むか、だ。まだ決めていないけどね。


キャロリン:さて、マダムS・B。
シシュコ・ボフシュ:私の名前はシシュコ・ボフシュよ。
キャロリン:信じてちょうだい。私は一生その名前を忘れないわ。さて、私はチーズケーキを食べたし、アーサーもチーズケーキを食べました。
アーサー:4切れ食べたよ。
キャロリン:そして私たちはどちらも丈夫で元気です。特にアーサーはね。
シシュコ・ボフシュ:ええ、ごめんなさい。私はときどき、、えっと、英語でどう言うのかしら、「狂う」?
キャロリン:あなたが使いたいのはその単語ではないでしょうけど、でもいい言葉ね。よく聞いて。私にはあなたの安全を守る責任があります。私はとても有能だし、長年の飛行経験もあります。その私が保証するわ。なにも問題ありませんし、ありとあらゆる物事も問題ありません。分かっていただける?
シシュコ・ボフシュ:ええ、ありがとう。でもひとつだけ、、呼び出しベルが作動しなくなったようなの。
キャロリン:あら、そうなの?
シシュコ・ボフシュ:緊急のときにはどうしたら?
キャロリン:緊急事態が発生したら、マダム、あなたのバスーンを吹いてください。


マーティン:(ピンポン)こんばんは、みなさん。こちらはクリーフ機長です。当機はあと20分ほどでグダンスク空港に到着します。この、、遅延をお詫びします。ルート上の雷雲を避ける必要がありましたので。 キャビンクルーへ、着陸まで20分。(オフ)
ダグラス:運が悪かったですね、機長。
マーティン:避ける必要があったんだ。
ダグラス:そうだね。
マーティン:乗客に対する責任がある。
ダグラス:正当化しなくても分かっているよ。
マーティン:じゃあ賭けはお流れでいいね?
ダグラス:いいや。
マーティン:でも、ダグラス、雷雲だったんだよ。
ダグラス:神様はダグラス・リチャードソンのためなら摩訶不思議な業を披露なさる。しかしだ、私は前回よりさらに寛大な心でもって、さっきのオファーを継続してあげよう。私の妻の“勘違い”を二度と話題にしないならば、貸し借りはなしだ。
マーティン:いや。
ダグラス:本当に?私に3か月分の給料を払うほうがいいと?
マーティン:ああ、そうさ。なんなら今すぐ払うよ。
ダグラス:今は無理だろ、、
マーティン:ゼロ足すゼロはゼロで、それにさらにゼロを足すと、合計は、完全にゼロ。
ダグラス:なにを言っているんだ?
マーティン:僕は給料はもらっていない。(ため息)つまり、最初、キャロリンのところに面接に行ったのは、機長ではなくて副操縦士の職だったんだ。それで、それでもその職はもらえそうになくて、最後に、せっぱつまっちゃって、僕は彼女に、半分の給料で働くって言ったんだ。それを聞いたら彼女の眼が妙に輝いて、3分の1と言われて、僕はノーと言い、それから激しい交渉が続いて、最終的に4分の1で合意した。で、帰り際に彼女は、機長の職ならどのくらい安い給料で引き受けるのかと僕に聞いて、そのあともずっと、その、交渉して、結果として、僕は機長の職を得るかわり、彼女は僕になにも払わないって決まった。だから僕の給料はゼロなんだ。ゼロ掛ける3はゼロだから、だから、僕はきみをうまくだましたんだ!はは、やったね。これできみの負け!
ダグラス:うん。その話を聞くと、負けたのはあきらかに私だな。 残念だね、マーティン。
マーティン:どうして僕は勝てないんだろう、一度も!そんなに多くは勝てないっていう人にでもいいからなってみたいよ。
ダグラス:ああ、残念ながらそれに手を貸すことは出来ないがね。 話は全く変わるが、気分はどうだ?
マーティン:大丈夫だよ。みじめなだけで。
ダグラス:体調が悪いようにみえるが?
マーティン:ううん、僕は大丈夫。
ダグラス:そうかな、マーティン、顔色が白くみえるぞ。まるで白雪姫のように。
マーティン:えっ?
ダグラス:もしかしたら病気なんじゃないか?最近はやっている、7つの病状が出る病気に。
マーティン:ああ、そうかもね。うん、確かにいくつかの症状は出ているよ。
ダグラス:思った通りだ。例えば、眠気がおそってこないか?
マーティン:うん、それは書けた、、その、症状はね。
ダグラス:よし。眠気はある、と。それから足元がふらついたり、頭がぼーっとしたり、全体に、とぼけた感じは?
マーティン:うん、それもあるよ。
ダグラス:では気分の変化は?さっきまでごきげんだったのに、次の瞬間にはおこりっぽくなるかい?
マーティン:うん、両方出てる。これで4つ。
ダグラス:よし。あとは外にあらわれる症状だ。鼻腔の炎症にともなう発作は、、
マーティン:うん、彼、いや、くしゃみもあるね。
ダグラス:そうか、それには自覚症状を伴う。
マーティン:え?
ダグラス:照れるだろう。
マーティン:ああ、それね!うん。
ダグラス:よろしい。では私からのアドバイス。ヘルスケアのプロを探すこと。
マーティン:ダグラス、僕をからかう気なら、、
ダグラス:違うよ、マーティン、よく聞け。もしきみにこれら6つの症状があるのなら、助けてくれる人を探すんだ。
マーティン:いいから教えてよ。
ダグラス:教えることはできないんだ、マーティン。スカウトの名誉にかけて約束したんだから。でも教えてくれる人がいる。開業していたり、ヤブにひそんでいたり、不養生だったり。
マーティン:なんなのさ?
ダグラス:教えてくれるその人は、バッグス・バニーの有名なセリフでは、「どったの?」
マーティン:ああ、それか!


(トイレのドアが開く音)
シシュコ・ボフシュ:ああ、マエストロ。ご機嫌いかが?
指揮者:すっきりしたよ、ありがとう。あなたも落ち着かれたようですね、マダム。大変なフライトだったようですが。
シシュコ・ボフシュ:ええ、マエストロ。驚きましたわ。アームレストや大きなお塩、ディズニーの暗号にあのチーズケーキ。でもあのおばあさんは、ぶしつけでおかしな人だけど、でも、なぜか信頼できるの。なにも問題なし。全てうまくいきましたわ。
指揮者:それはよかった。
(ピンポン)
マーティン:こちらはクリーフ機長です。キャビンクルーへ緊急メッセージ。スリーピー(ねぼすけ)、ドーピー(おとぼけ)、ハッピー(ごきげん)、グランピー(おこりんぼ)、スニージー(くしゃみ)、バッシュフル(てれすけ)、ドック(先生)。以上。
(シシュコ・ボフシュがバスーンを盛大に鳴らす)


 (エンド・クレジット)