Cabin Pressure(脚本:ジョン・フィネモア 出演:ベネディクト・カンバーバッチ他)

イギリスBBCのラジオ・コメディ CABIN PRESSURE について語ります。

Farewell Bear Facts U to Y

2014-12-23 14:56:42 | 日記
キャビン・プレッシャー最終話「チューリッヒ」は、いよいよ明日・あさってにオンエアです。
皆様、タリスカー(中身はもちろんアップルジュース)片手に楽しみましょう♪



本当のFarewellの前に、Farewell Bear Factsの続きをどうぞ。

U:アスカーティ
来年発売のキャビン・プレッシャー完全版CD Boxセットには、
オンエアされなかったシーンも、ボーナス・トラックとして収録されるそう♪

で、アスカーティ。
初めて、マーティン&キャロリン、そしてダグラス&アーサーという組み合わせが実現。
TVのように「見て楽しむ」のではなく、聞いて(=場面を想像して)楽しめるラジオの好例について、
Finnemore氏が語っております。
-Benの木登りパフォーマンスは、見事!の一言に尽きます。
-冒頭のキャロリンがなぜあんなに機嫌が悪いのか?
収録時間の都合でカットされた、こんなシーンが;

(キャロリンとマーティンが、雨の中、車を待っている)
キャロリン:よろしい。ポケットにしまっておきなさい。
マーティン:分かってるってば。
キャロリン:あなたにお給料を払えないって、私、すごく辛いのよ。
マーティン:僕も同感。
キャロリン:あなたはお金をもらうべきなのに。私、プロじゃないわよね。会社を経営している気でいる、バカなおばさんだわ。スタッフにお給料を払うことすらできないなんて。
マーティン:ねえ、いいんだよ。払えない事情は分かっているから。
キャロリン:あの、実をいうと、、払えるの。もしあなたが欲しければ、だけど。
マーティン:え?、、う、うん、欲しいよ。はっきりそう言ったことなかったっけ?
キャロリン:お給料じゃなくて、お金をあげることはできるわ。それも結構な大金をね。今までの分として。
マーティン:本当に? でも、、どうやって?
(車が近づく)
キャロリン&マーティン:お願い!止まって!
(そして遠ざかる)
キャロリン:ゴードンが、毎年恒例の「ガーティを買いたい」電話を掛けてきたの。
マーティン:なんだって?サンクトペテルブルグであんなことがあったのに?厚かましいヤツ!
キャロリン:ええ、私もそう言ったわ。それでも、よ。あの人、70,000払うって。こんな申し出、他のどこからも受けたことないわ。大金よ。
マーティン:ノーと言ってくれたろうね?
キャロリン:他にもいっぱい言ったわ。ノーを手始めに、より革新的に独創性豊かにね。でも、イエスと言うこともできるの。
マーティン:ダメだよ!絶対ダメ。あいつはガーティを盗もうとしたんだよ、キャロリン。絶対ヤツに渡しちゃダメだ!(沈黙)その電話があったのはいつ?
キャロリン:空港に向かうタクシーの中でよ。
マーティン:ああ、なるほど。
キャロリン:え?なにが「なるほど」なの?
マーティン:なんでもないよ。


ここからは急ぎ足で参りますよぉ~

V:ファドゥーツ
こちらも過去記事に詳しく載っております。
シリーズも最後に近づいた段階で、新しいロマンス、しかもお相手はプリンセス!を
登場させることはリスクが伴うけど、Matilda Zieglerさんの素晴らしいパフォーマンスのおかげで、
うまくいきました。

削除シーンは、メダルのお話と、マーティンがマクシミリアン王に助言する場面。


W:ウォーキンガム
自立心の強いウェンディと、人助けが大好きなアーサー。いいコンビになりました。
しかも、僕がPrunella Scalesさんと共演できるなんて!
-マーティンの兄弟関係がようやく明らかに。サイモンがお兄さん、ケイトリン/キャトリンが妹です。

削除シーンは、サイモンが実は弟だった!という設定。これはプロデューサーにお願いして
カットしてもらったんだ。カットして正解だったね、と、Finnemore氏。


X:忻州
このエピソードこそ、シリーズで最も苦戦した作品。
公開録音当日の朝まで、なんと36時間かけて書き直したそう!
プロデューサーのDavidさんもオフィスに寝袋を持ち込み、
サブウェイのサンドイッチを食べながら仕上げたんだ。
登場人物は4人だけ、それでいて最終回に向けて話を進めつつ、
(マーティンはMJNの仕事だけでは暮らしていけないけど、
マーティンがいないとMJNは倒産してしまう。
ダグラスはマーティンの転職を応援するのか? などなど)
そこにいつものゲームを加えて…、なんて書いていると完全に行き詰まり、
ぎりぎりのタイミングで一から全部書き直し!
苦労の甲斐あって、ファンにも大好評♪

削除シーンは、マーティンのデートの相手が誰なのか、キャロリンに伝える場面。


(Y:イヴェルドン・レ・バンは、まだプレースホルダ―状態♪)


最後にいつものおまけ。

プレースホルダ―の作成が間に合わなかった日のこと。
Oh, rats. Forgot the place holder. I mean, this is still a place holder, obviously, but it's holding the wrong place. Oh well. There is a Vaduz post here, while you're waiting. And, while we're at it, a Wokingham post here, because, I'll be honest with you, tomorrow I have two shows to do, and two parties to go to; so chances of a place holder are currently looking verrrry close to 100%.


翌日には、予言通り、プレースホルダ―が神となって現る!

Lo! Be not afeared, for I am the place-holder that was foretold in prophesy. Gaze upon my uninformative majesty.


そして、現在(2014年12月23日 日本時間15時)のプレースホルダ―;
みなさん、楽しいクリスマスを!

I'm dreaming of a place holder...
Just like the ones I've often seen...


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。