現在放送中の最新作
VADUZは、ちょっと早いけど、
「CABIN PRESSURE ヴァレンタイン・スペシャル」と名付けたくなるお話。
今回も、シリーズ4から初めて聞く方に向けて、番組について紹介します。
登場人物については、
1月18日付の私の拙文をご覧くださいませ。
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以下、ネタバレです。 ご注意を!
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今回のお話では、いつものメンバーに加えて、準レギュラー(?)も登場します。
冒頭から出てくるのは、キャロリンの「ボーイフレンドでもなくパートナーでもなく、知人」の
Hercules Shipwright 通称 Herc
ヘラクレスという名前のこの男性は、シーズン3から登場する、エア・カレドニアのベテランパイロット。
キャロリンと意気投合して、お付き合いがはじまっています。
演じているのは、TVドラマ「マーリン」のウーサー王でもおなじみのアンソニー・ヘッド氏。
そして、MJN航空が拠点とするFITTON(これは架空の地名です)空港の管制官Karl。
シーズン1から登場している彼が、MJNのおんぼろ飛行機GERTIを見送り/出迎えしてくれます。
(この役は複数の人が演じています)
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それでは、どうぞ!
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キャロリンがハークと旅行に行くことになり、業務を他のメンバーに引き継いでいます。
キャロリン「電話がなったら応答して。メールがきたら返信して、、」
ダグラス「ちょっと待った。書き留めておかないと」
アーサー「FAXは任せてね。母さんが、FAXは僕が担当していいって」
マーティン「キャロリン、彼に任せて本当に大丈夫かい?まだFAX機を持っている人もいるんだよ」
キャロリン「そうでしょうね。でもここにはFAX機はないの」
何かあったらすぐ電話して、とキャロリン。
何があっても絶対に電話しないで、とハーク。
ダグラス「楽しい休暇になりそうだ」
ハークにもキャロリンにも、そしてダグラスにも元・配偶者が複数いるので
サッカーチームが作れるね、とダグラス。
事務所で留守番をしているダグラスとマーティン。
そこへ金曜日のフライトを希望する女性から電話がかかってきます。
マーティン「お名前は?」
女性「リヒテンシュタインの王女、テレサです」
これはダグラスのいたずらだと思いこんでいるマーティン。
マーティン「なにかお役にたてますか?ドラゴン退治とか?」
この手の応対に慣れているらしいテレサは、グーグルで検索することを勧めます。
本当に王女からの依頼!
MJN機で「王様と私をファドゥーツからフィットンへ」乗せることになりました。
この話を電話で聞いたキャロリン。
そこへハークがやってきて、キャロリンにウインドサーフィンのレッスンを申し込んだ、と伝えると
キャロリン「ダメよ。リヒテンシュタインに行くわ」
ハーク「そこまで過剰反応しなくても」
仕事を説明して、すぐにこの旅行を切り上げようとするキャロリン。
キャロリン「相手は王様なのよ」
でも、せっかくの休暇なのに、とハークが説得します。
ハーク「一緒に過ごす時間が大切なんだ。だって愛しているから」
キャロリン「もう何度もその言葉を聞いたわ。まるでディズニーのおもちゃみたい」
王様と王女を迎えに行く機内で、アーサーはお辞儀の練習中。
王族に接する際の礼儀を勉強してきたというマーティン。
ダグラス「もちろん、そうだろうな」
マーティン「王様を直接見てはいけないんだ」
ダグラス「それって、お日様と勘違いしてないか?」
引き続きお辞儀を練習する、と操縦室から出るアーサー。
ダグラス「で、マーティン。きみの“元”は何人いるんだい?」
マーティン「僕は結婚したことはないよ。知っているだろう?」
ダグラス「元彼女さ。それでチームを作るとしたら、どんなスポーツができる?」
マーティン「ボ、ボブスレーって何人?」
ダグラス「4人だ」
マーティン「そう、、」
ダグラス「バスケは5人だよ。これが役に立つなら」
マーティン「役に立たない」
ダグラス「ああ」
ここで検索するダグラス。3人のスポーツチームは、、
ダグラス「ペタンク!」
マーティン「じゃあ、きみは?」
ダグラス「ん?」
マーティン「仕方ない。聞いてあげるよ。きみの元彼女だと、どんなスポーツができるの?」
ダグラス「ふむ。ロンドンマラソンのスタート地点、、」
マーティン「分かったよ!」
飛行機は無事到着。空港のグランド係員がやってきます。
係員「なにか必要なものはありまか?掃除、ケータリング、、」
早くお城に行きたいマーティンはそれどころではありません。
マーティン「大丈夫だ。これから王様を迎えにいかないと」
係員「燃料はどうです?」
マーティン「ああ、そう。この機は3千リットルあれば」
係員「了解」
ファドゥーツへ向かう車内。なにやらガシャガシャ音がしています。
ダグラス「マーティン、なにしてるんだ?」
マーティン「笑うかもしれないけど、王族に対する礼儀なんだ」
ダグラス「勲章?いつ勲章なんてもらったんだ?」
マーティン「どうせからかう気だろ」
ダグラス「マーティン。はっきりさせておこう。きみが勲章をつけることを決めた時点で、“ダグラスがマーティンの勲章をからかう”号が港を出港したんだ。航海はスムーズ。だからきみもくつろいで旅を楽しみたまえ。で、その勲章は?」
軍事教練隊(AirCadet)になるともらえる勲章と、もうひとつ、
2000年に、女王から空軍や軍事教練隊の全員に贈られたという勲章をつけているマーティン。
ダグラス「つまり、2000年に生きていたことを証明する勲章をつけて、リヒテンシュタインの王族に会う気か」
休暇中のキャロリンとハーク。
ハークは結婚の話を持ち出します。まだ早いわ、とキャロリン。
キャロリン「第一、ナップ=シャッピーという名前でもおかしいのに、これが、ナップ=シャッピー=シップライトになるなんて」
ファドゥーツのお城に到着した3人。「お城って、ノックするのかな?」
3人を出迎えてくれたのは、、
(続く)