
八重洲の鉄鋼ビルの向かい、地下におりていく蕎麦屋。閉店情報を聞いたのは2カ月ほど前。
我々の根城であった鉄鋼ビルは既に解体され面影ないが、鉄鋼ビルの9階から毎日のように食べに出て、時には夜ワイワイ騒いで飲んでいた八重洲の街の飲食店はどんどん消えてゆく。
我々も同様一線からとっくに消えているわけだが、飲んで賑やかに話を咲かせる元気はまだまだ残っている。
約40年続いた店の閉店日このテーブルが確保できたのは誠に持ってラッキーと言うほかない。
「相変わらず半袖で通してるのね、長いのもってないの?」と聞かれたが「葬祭用に持ってたけど、母の見送りは済んだし、もう不要ですな。」
「自らの葬式のときには、基本的に不要だし」「半袖の帷子がいるんじゃない」
こういう方たちと集うと私は相変わらず、いじられキャラです。
店の方に「私、若いころいつも天せいろ、5段食べてたんだよ」と話したら帰る時ペットボトルを渡されました。
真っ黒いボトルで何だろうと思ったら ツユが入ってました。店を閉めれば確かに使えなくなるものである。・・・せっかくのご厚意ですから
何回か夕食の調理に活用しましよう。
八重洲で飲むのはまだまだ楽しい。
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