二回目の訪問。前回は胡麻で覆われた「馬鹿葱胡麻ラーメン」だったが今回はワンタン麺。スープは東京風の醤油味。豚骨ベースに馴れ親しんでしまった舌には頼りない。雑味無く悪くないスープとは思うが。麺は細め。ワンタンは豚挽肉のラーメン屋によくある印象の薄いもの。スープを客観的に評価する人ならもっと高評価かな。
先月の「萬珍楼」紹介記事の中でけなした「慶華飯店」を再訪した。蝦雲呑は客の殆どが注文する断トツ人気のメニューである。印象が大して変わったわけではないがスープと雲呑を分けて考えると雲呑は美味いと思う。気に入らないのは正油味のスープで「レバニラ炒め、餃子、炒飯」で生計を立てている街の中華屋の定食にセットでついているネギ入りスープとたいして変わらない気がする。今、書店に出ている雑誌dancyu5月号の第二特集は「天使のワンタン」でその冒頭に「慶華飯店」が紹介されている(126ページ)。記事では蝦が一匹丸ごと入ったワンタンが12個入って630円とはコストパフォーマンス最高と書いてある。言われてみりゃ確かにそうだ安いよね。dancyuの写真は箸で一個挟みあげた所でいかにも美味そう。確かに汁物は上から写しても今一分からないから、この手の紹介の仕方がいいですね。今後取り入れたいと思いますが、それには連れを使うか、三脚とセルフタイマーを使わないといけませんなー。dancyuには中華街の他の雲呑も紹介されていてB級グルメ探訪の素材としてはうってつけ、「ハイハイQさん」で超辛口コメントを連載している自腹グルメ評論の友里さんは麻婆丼制覇シリーズをやっておられたが私は「雲呑」制覇トライしてみますか? わたしにとっての原点は親父に子供の頃連れられて行った神戸は三宮の「四海楼」の雲呑ですね。
