TULIP業務日誌

アパレル縫製工場で培っ技術で楽しみながら 型紙・パターン作成 らくらく簡単なスローソーイングを公開

裏地を上手に控える方法

2006-08-04 16:18:03 | 13】 縫製便利技・小技集

●ブックカバーを作っているのですが、裏地の控え方が いまいちうまくいきません。
表が芯をはったブロード、裏もブロードなどの場合の コツを教えてください。

表から見えない程度の控えなら、裁断をうまくすると普通に縫って
自然な控えができます。やり方は

  1. 生地を表地も裏地もパターンよりぐるっと1cm程大きめに裁ってあらかじめ芯を貼っておきます。
  2. 芯貼りの済んだ表地と裏地の2枚を重ねて縫代付きのパターンどおり裁ちます。
  3. 裏地の方だけ引き抜いて周りをぐるっと2~4mm縫代を切り落とします。控えの量で加減します・・・
  4. 布端を合わせて縫っていきますが、縫代を控えて縫わないと小さくあがりますので、10mmの縫代の時には実際8mmで縫います。
  5. 縫代は割ってひっくり返して、裏地側からアイロンをすると自然に控えができてきれいな仕上がりになります。

※一般に本縫いミシンは、下の生地が送られていき、上の生地は押されてきますので、裏地を上にしてミシンをかけた方が自然に表にゆとりが入ります。
これは、洋服の衿とかカフス等の部品作りにも応用できます。

なお、工業用パターンでは、あらかじめ表地と裏地のパターンは別々に作りますので、その時点で控え分の修正はしてあります。

メルマガ読者さまからの質問でした。

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