続々と巣立ちを始めるカラス達。今日も巣立ったばかりのポヨポヨの雛を見る事が出来た。このボソの住んでいる公園はとても小さな街区公園である。少しだけ遊具と砂場がある公園だ。しかしこういった街区公園は町内会などに管理委託されている場合が多く、中には勘違いしている人もいて知らない顔がいると「何しに来た?」と聞きに来る始末である。公園は市民の財産ですよ。私物化してはいけません。
このボソは公園の低い針葉樹に巣を造り抱卵を始めた。私は勘違い管理人がいつもカラスを見ては追い払っていたのを見ていたので、巣が撤去されやしないかと毎日心配で様子を見に行っていた。巣は見付からなかったのか撤去される事はなく無事に巣立ちまでこぎ付けたという訳である。
雛の健康状態は良さそうで、巣立った翌日には地面採食をしていて人が来ると自分で高く飛び上がり枝や電線に移動していた。この状態なら今後も心配はなさそうである。
公園を囲むようにゴミステがある。ゴミの日には勘違い管理人が仁王立ちをして監視しているので違反はなさそうだ。指定日以外にはこうしてゴミが放置されている。袋の中を物色するボソの♀。
あった、あった、おでんが入っていた器である。器の中には食べ残しがあったようだ。
大きな口を開けておねだり怪獣になっている雛。
給餌をしてもらい大満足である。
給餌後は羽繕いである。清潔が一番だね。
「ボク、このまま雛でいたいなぁ。食べ物も運んでくれるし、危険があると守ってくれる。そしてこのままここでず~っと暮らしたいなぁ」
「でも、ボクを育てるのにお父さんとお母さんはたくさんの虫さんや鳥さんを捕まえて来てくれた。みんなボクの為に命を落としたんだよね」
「甘ったれた事をいってはいけないね。ボクの為に命を落としたみんなの分まで、強く逞しく生きなくてはいけないんだ!! みんな、ごめんね、ボク逞しく生きるよ、泣き言なんて言わないよ!!」
ボソの住む公園では今ニセアカシアが満開である。むせ返るような香りが広がり、匂いが苦手な私は毎日頭痛が耐えない。カラスは嗅覚が発達していないので花の香りも分らないのだろうなぁ。
同じ公園で営巣していたブトは目立ってしまったらしく早々に撤去された。しかし既に2回目に抱卵していた卵が孵化して雛がいる。多分気が付いていないのだろう。しかしこのままこのブトが無事に子育てを終了出来るとは思えない。ブトだってちゃんと付き合い方を理解すれば大丈夫なのに・・・・・。
甘ったれっ子のカラスは大きくなっても出来れば親元で甘えていたいのでしょう。でも親は無情とも言える厳しさを以って雛を叩き出す。雛はもう戻ることなく独立独歩。と今まで思っていたのですが、いじめられっ子君のように何時までも親の縄張りに留まるような個体もいるなんて、本能的な行動にも随分と幅があることに驚かされました。これはカラスの行動を知る上でもすごい発見だったと思っています。
ブトボソさんは天然系の香りでも駄目なのですね。カラスは臭いや匂いをどう感じているのでしょう。ゴミを荒らすところを見ても、人間にとっては酷い悪臭である蛋白質や炭水化物の腐敗臭でも必ずしも不快とは感じていないようです。もしそうならスカベンジャーなんてやってられませんよね。ただ食物の匂いについては野生のカラスよりも飼いガラスの方が感受性が高いように思えます。別室にいて見えなくても好きな食べ物の匂いがするとくれーっと騒ぎ出したものです。飼いガラスは腐ったものを食べることはないので新鮮な肉や魚の焼けた匂い、果物の甘い匂い=食べ物として特化しているのかもしれません。同時に味覚も発達していて、まずいものやちょっとでも味を変えたものは決して食べないです。そういう意味でももう野生には戻れないでしょうね。
ぽよぽよチビちゃん達の力強い命の宣言。そう、できるだけ自然の虫や魚や木の実を食べて体を作って欲しいです。人間の食べ物なんか食べないで。あれは命を蝕む恐ろしい毒も入っているのだから。
チビちゃん、またいつか逞しくなった姿を見せてね。
神社でよく見かけますね
人の歩くとこのそばの塀の上にいるのをよく見かけます
この前は雛が地面を歩いてるのを見かけました
多分飛べないんだと思います(>_<)
近づくと歩いて逃げたので…
あの雛はどうなったのかなぁ…
観察していても間に合わないくらいに次から次へと巣立ちが始まります。巣立ちをした直後になるのでしょうか、親が巣の周辺を鳴きながら旋回しています。喜んでいるのかな?と思ってしまいます。
自称管理人さんは一度撤去しているので安心しているのだと思います。意外とこのように考える人って多いです。そして後から巣立ち雛が現れてびっくりしてしまうタイプでしょうね。
雛の成長はとても早くいですね。特にボソの雛の独り立ちって早いと思います。また続編をアップできたらと思っています。
私はとにかく香りが駄目で頭痛に良いと言われてアロマオイルを頂いた事がありますが、その香りで参ってしまった事があります。
神社にカラスは定番のような気がします。以前お寺や神社では巣を撤去しないと安心していたのですが、最近はそうではなく平気で撤去しています。何だか悲しい気持ちになりました。寺や神社も所詮は商売なのかな?
地面を歩いている雛の全てが飛べない訳ではないですよ。ちゃんと自分の力で飛び上がれるカラスもいます。その雛も早く飛べるようになると良いですね。
カラちゃんのおねだり怪獣、可愛かったでしょうね。雛時代を知っているからこそ、今のカラちゃんが余計に愛おしいのだと思います。
中国治療院の看板の上にチョコンと1匹と、そこからちょっと離れた建物の上で毛繕いしているもう1匹です(*^-^*)
そんなに近くじゃなかったので本当に雛かどうかは分かりませんが…
多分小さかったので雛だと思います
私の職場の目の前(後ろ?)に児童公園があり、毎年、同じ木でボソが繁殖しています。
巣が見える時期は駆除されるのでは?と、ドキドキしてますが、今年も無事に利用してくれたようです。
実は私が観察していたツバメの巣で巣立ちの時にヒナがブトに襲われるところを目撃して、しばらく落ち込んでいたのです・・・分かっていてもブトを恨んでみたり・・・でも春先のあの縄張り争いの死闘を思い出すと、皆おなじように必死なのだなと考える事ができました。多分ブトボソさんのブログに出会っていなかったら、ブトの巣壊しに行ってたかも(笑)でもあのブト夫婦(向かいマンションの見張り台ブト)が居なければ、きっともっと無法地帯になっているはず・・・辛いですが、自然のバランスですから仕方ないですね。
沢山の命の犠牲の上に新しい命が生まれる、ツバメもカラスも同じですね。逞しく生きていって欲しいです。
巣立ち雛を見る事が出来たようですね。
カラスに限らず雛って本当に可愛いと思います。秋まで観察が出来たらもっと面白いですよ。