森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

清水真理展「Wonderland」

2019-11-15 21:57:50 | 横浜人形の家
大陸の民族衣装のような

順番が逆になってしまいましたが。。先々週の土曜日に横浜人形の家で行われている清水真理さんの「Wonderland」に行くことができました。11/24までやっています。

できれば人形たちと同じ空間に身をおいて頂ければよいのですが、興味のある方は記事の下にある「#清水真理」と書かれたハッシュタグで過去の展示も含めご覧頂ければ幸いです。


展示室にはいるとこんな感じです。前回にならって左手から時計回りに見てみます。


匣の子たちもいますが大陸の装いの子たち。


傍に天草四郎。花魁(おいらん)の子たち。


センターステージ。


内側の物語を垣間見せてくれる子たち。普段の生活で見ることができませんが、みんななんらかの物語をもっているもんだと思います。


一周して入り口右側は「Paradise」という展示。空間演出はさくらあんずさんです。3回清水真理さんの展示をみていますがこの位置は毎回異なる演出がなされています。


そして部屋の中央。等身大くらいの女性が横たわっています。


今回唯一作品のタイトルを記録しました。


「Insomniac」不眠症の人。


冒頭の子と対になる子。お母さんが作ってくれた民族衣装を着て得意げにこちらを見ているようにも見えるポーズです。


森のなかまが鈍いだけなのかもしれませんが、今まであまり清水真理さんの作品のなかでは見かけなかったような顔立ちのような気がします。こんども少しゆっくり見てきたいと思います。


奥底に鍵をかけて何かをしまい込んだ表情の花魁の子。購入した画集にはまた別の表情の子たちもいます。


ドレスの子たち。


表情豊かな仮面と目をつむってさらに表情を消し去る子。


一見か弱く見えてしまう彼女ですが、後から写真を選んでいると。。生きるために左腕を後ろに回して何かを隠し持っているようにも見えてしまったのでした。


生きているはずの人間以上に「生きること」を感じてしまうのであります。


会場を出るとガラス窓から差し込む自然光が彼女たちに届いていました。

それでは!

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