新・仏像ワンダフル!

千年の時を超えて仏像との新しい出会い
いやいや街を見渡せばよく似た人がいたような・・

五百羅漢像-ラゴラ像 東京・五百羅漢寺 江戸時代

2011-09-28 13:26:41 | 旧仏像ワンダフル
人間の想像力は凄いですね。
仏は心の中に宿るを具現化しました。

こちらは都内にある寺に江戸・綱吉時代につくられた
五百羅漢像。
羅漢-阿羅漢というのは元来、悟りに達した者=釈迦
だったようですが、信仰の経過と共に修行者、
つまり一般の悟りを得ようとしている人に変化して
いったようです。

こういう真に迫った木像が5百対あり、各自いろんな
修行の最中で、様々な事をしています。

実際に現場に立つのを想像するだけで卒倒しそうです。

数の威力は別にしても、これだけの人間の姿形で
いったい何を訴えたかったのか?
人間臭いだけに気になります。

こういうのは見る人によって全然違うでしょう。

この、胸の穴に仏がみえる仏像。
不気味な笑みを浮かべ凄味があります。
もし人に問われれば本当に腹を掻っさばきそうです。
死もいとわない大義があります。
自己犠牲と覚悟が感じられる兄弟、なのかなぁ