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海外メンタルヘルスニュース

引きこもり者支援NPO代表ら7人逮捕 監禁致死容疑

2006年05月11日 | Weblog
Sankei Webより

引きこもりの若者らを支援する特定非営利活動法人(NPO法人)「アイメンタルスクール」の施設=名古屋市北区=に入所した男性(26)を外傷性ショックで死亡させたとして、愛知県警は8日、逮捕監禁致死容疑で、法人代表理事、杉浦昌子容疑者(49)や従業員、入所していた男子高校生(16)ら7人を逮捕した。

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ドメスティックバイオレンス&男性被害者

2006年05月10日 | Weblog

ドメスティックバイオレンス(DV)と聞くと、真っ先に男性が加害者で女性が被害者と想像する人が多いと思いますが、現実はそうではなく半々位です(一部では男性被害者の方が多いと言われています)マスメディア等で注目されるのは常に女性被害者で、男性被害者は全く注目されません。なぜでしょうか?

2つの単純な理由としては「周囲からジョークと見なされる(真剣に受け取られない)」「男は強くあるべきで女性に負ける自分が恥ずかしくて言えない」

日本ではDVに関する認識や法律が甘いので、双方でDVが起こっている事に気付いていないケースもあることでしょう。

男性の様に殴り蹴るという行為は比較的少ないですが、物を投げる、物を壊す、セックスの強要、子供のための料理の放棄(幼児虐待もDVに入ります)等のDVが女性に多く見られるDVです。

特に物を投げる、壊す等の行為は放っておくと行動修正が難しくなりますので、早めの対策を心がけましょう。




50歳代以上の依存症治療者の半数がアルコール依存症

2006年05月09日 | Weblog

50歳以上の依存症の治療に訪れる人のうち約50%がアルコール依存症の治療のためであることがThe Substance Abuse and Mental Health Services Administration (SAMHSA)によって報告されました。

2003年に50歳以上で治療センターを訪問した人数は約17万人で、そのうちの48%がアルコール依存でした。特に男性の割合が多く、その内の約80%が特別治療プログラムへの参加の必要性がありました。


薬物療法の効果は約5割(うつ病)

2006年05月05日 | Weblog

Washington Postより

うつ病の患者が一番最適な薬物を処方されたとしても、約50%の確率で治療効果が現れないという報告書が政府によって提出されました。

うつ病は社会的な問題になっており、うつ病による経済損失は年間9兆円と言われています。うつ病の研究や対策には年間数十億円の費用がかけられていますが、乗り越えなければならない壁はまだまだ高そうです。

冬季性うつ病にはプロザックと光療法を

2006年05月03日 | Weblog
ロイター通信より

季節性気分障害の中で最も多い、冬季のうつ病には光療法とプロザックが最も有効であるとカナダの研究者が発表した。この2つの有効性はほぼ同等で、2つの治療を継続して受けることで高確率で改善出来るとのこと。

光療法は軽視されがちですが、通院が無理(回避したい)ならば、出きり限り日光に当たりましょう。すごく単純ですが、効き目は高いです。


うつスクリーニングキャンペーン(NY)

2006年05月02日 | Weblog

先日、NYで大規模なキャンペーンが行われた。
訴える内容は「うつスクリーニングの実施をもっと身近なものに」ということでした。The New York City Department of Health and Mental Hygiene (DOHMH)もこのキャンペーンを後押しし、約1500人以上の関係者にチラシなどを配布して周りました。

The Patient Health Questionnaire (PHQ) と呼ばれる簡素なスクリーニングテストを使い、早期予防をしましょうということです。

ニューヨーク市内で実施されたアンケートによれば、7人に1人が極度のストレスを感じていると答えました。これはニューヨーク州の11人に1人、全米の10人に1人と比較して高い数字といえます。