毎年5月はThe National Mental Health Associationによって「National Mental Health Month」の月と指定されています。したがって、5月にはメンタルヘルスについてのキャンペーンや会議が多く開かれます。
多くの治療者や研究者が一番問題視しているのは、治療を受けたがらない人の多さです。 The American Psychiatric Associationの調査によれば、治療が必要とされている成人のうち約3分の1は「治療は受けたくない」「自分で治す」「自然に治まるまで耐える」と考えており、実際に専門的な治療は受けません。
多くの人はお金や時間の問題を最初に挙げますが、本心は治療に対する怖さや自分がメンタルの病気であることを認めたくないということが調査から分かりました。
メンタル系の病気に実際なっている人でも、病気に対する誤解や偏見が根強くあることを示していると言えます。
実際に治療を受ければ即良くなるというわけではありませんが、調子の悪さに自分で気付き、治療を受けるか否かの選択は最初の大きな分岐点となりますので、メンタルヘルスの理解と知識の増加のためのキャンペーンは重要でしょう。