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海外メンタルヘルスニュース

Intimate Partner Violence (IPV)

2006年05月19日 | Weblog

Group Health Cooperativeによると、成人女性の44%が経験したことがあるIntimate Partner Violence(親密な関係を気築いている者からの暴力)は身体的、精神的に大きく影響を及ぼすが、公にならないケースが多く、また明確な介入方法がないために問題となっている。

アンケートに答えた女性のうち44%(3.400人)がIPVを経験したことがあると答え、該当者の大半はIPVの被害の期間を5年から20年としました。IPVに限ったことではありませんが、暴力(身体的・言語的)が家族やパートナー間で一度発生してしまうと、その一度限りで終わるというケースはほとんどありません。

これは加害者が「この相手には暴力を振るっても大丈夫である」ということを学習してしまうために継続してしまいます(感情が高まった時に誰構わずに暴力を振るう人もいますが稀なケースです。大半は相手を選びます)

極度な暴力が慢性化している場合は、相手から離れるのが一番とされていますが、様々な事情からこれを実行する人はまだ少ないようです。