☆今日も生きているで書☆

すずりん(硯夢)の毎日の血圧と、書道を中心に記録しています。今日も元気に筆を持っていられることに感謝して。

蘭亭序の臨書1

2008年12月07日 22時00分04秒 | 毛筆書写検定対策
[東晋]蘭亭序 らんてい(の)じょ
王 羲之 おう ぎし

永和
九年

『書道精習講座2行書精習』
狩田巻山著
P.76、77参照



〈蘭亭序〉
晋の永和九年(353年)3月3日王羲之が当時の名士、孫統、孫綽等四十一人とともに、
会稽山陰の蘭亭(浙江、紹興県)に集まり、
修禊の宴を催したときになった詩集に、
王羲之が序文を書いたもの。
彼みずから「神助を得た」と言ったほどの会心のできばえであったという。
その原本は
王家の家宝として代々子孫に伝承されたが、
これにたいする唐太宗の執心はものすごく、
ついに知臣の奇策によって太宗の手中に帰したという逸話すらあるほどである。
太宗在世中の熱愛ぶりは想像にあまりあるが、
崩御とともに昭陵に殉葬されて以来、
この世から姿を消してしまったといわれる。
従って、
現在蘭亭序として目にするものは、
唐代において欧陽詢(おうようじゅん)・虞世南(ぐせいなん)・ちょ遂良(ちょすいりょう)など能書家によって臨模されたといわれるものや、
搨書(とうしょ)人の趙模(ちょうも)・馮承素(ふうしょうそ)などの名手によって搨模されたものなどである。