横浜のカラーリストの今日もありがと

魅力アップ・心の安定応援セラピストK.H.Takahashi
「人生にカラーパワーを!」

小説 「カラーリスト マユミ」 2ー3

2009-04-10 11:35:59 | 小説 「カラーリスト マユミ」
  小説 「カラ-リスト マユミ」 

                       フィクションです
                       Copyrights(C)Takahashi



  2ー3 カラ-ボトルセラピ―

   マキコとは高校時代からの友達で、付き合いは長い。
   私のカラ-セラピ―を受けたのは、初めは興味からだったけれど
   今では、心の中に疲労と老廃物が溜まってきたな、、、と思うと
   時々、セラピ―を受けに来てくれるようになっていた。

   カラ-ボトルセラピ―は、もちろん医療行為ではない。
   ボトルを選んでもらって、話をして、心の声と向き合ってもらうよう
   ナビゲ―ションし、心のバランスをとってもらうのが目的。
   
   心のバランスを崩し病気になり、それが体の病気にまで繋がらないよう
   心の健康管理をしていくためのものだ。
   なので病院に通われている方には向いていない。
   予防医学の分野になる。  
   ずっと敷居の低い町のお姉さん?相談員?!みたいな感じかもしれない。 
    
   通常のカウンセリングでは、クライアントの話したことに対して
   守秘義務がある。
   なので、セラピ―中の話しは他言はしない。
   悩みや相談、ストレスに対して利害関係もないので
   あまり固く考えずに、友人と話をする感覚で受けてもらえる。
   
   けれどクライアントが初対面の時、私自身ももちろん緊張する。
   その緊張をどうやってリラックスに持っていくかが、結構難しい。
   
   緊張を和らげる効果として、私は音楽とアロマを使っていた。  
   音楽は私の気分でチョイスしたものを流しているけれど
   最近はケルト民族系の音楽がお気に入り。
   アロマは柑橘系のスィ-トオレンジが今の私のお気に入りになっていた。
  
   ハ-ブティ―も欠かせない。
   女性には特に人気の高いロ-ズティーを、男性にはリラックス効果の高い
   カモミ―ルティーを出していた。

   「今の園長代理の仕事がきつくて、悩みが多いわよ。
    今日はもうひとつのセラピ―のトリコロ―ルでお願いしようかな」

   マキコは元気いっぱいに笑顔を見せた。
   少し疲れている様子だけど、その笑顔はまだまだ余裕が
   ありそう。。。私は安心した。

     「了解。ではこの12本のボトルの中から6本を選んで下さい。
    惹かれるボトルを順番は関係なく選んでみてね。」

    3層に分かれた繊細で美しいカラ-ボトルを
    いたずらっ子のように眼を輝かせながら
    マキコは選んでいった。

    「では、その6本をこの図のマルの中に置いて下さい。
     好きなボトルを好きな位置に置いてね。」

    マキコは、少し迷いながらも6本のボトルを
    図に従って好きな位置に置いた。

    「この中で、今一番気になるボトルはどれですか?」

    「ん~、そうだなあ。。。これかな。。。」

    マキコは、一番上の位置においてあるボトルを指差した。
    
    それは堕天使のボトル。。。

                                          続く
         
 
   

   
   
    
   
   
   

      
     
   
         
   
   
   

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