加奈のdiary

ソプラノ歌手 根來加奈 の
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YouTubeアップ4

2020年06月17日 | music
「今まで放っていたYouTubeチャンネルを若干の反省を込めて?
過去の演奏動画をアップできるもの1日1動画をアップして行こう!」 計画 4日目(^o^)/

懐かしい動画を楽しんで下さる方々もいらして、嬉しいです。(^^)

さて四日目も、
2014年10月5日(日) 私の地元、秋葉区文化会館にて開催された
(公財)新潟市芸術文化振興財団助成事業 根來加奈リサイタルシリーズNo.46
『根來加奈ソプラノリサイタル』 より 

第一部 新潟から発信する音楽を味わおう
~新潟が生んだ僧侶 良寛さまと、新潟を拠点に活躍する作曲家によるうた~

新潟が生んだ僧侶:良寛さまの和歌に、同じく新潟を拠点に活動をされている
作曲家:西奈雅子先生が作曲した、歌曲集「野辺のうた」の中から 『遠(お)ち方(かた)ゆ』

遠(お)ち方(かた)ゆ しきりに貝の 音すなり 今宵の雨に 堰(せき)崩(く)えなむか

遠方より しきりに貝に耳を当てた時のような(ゴォ-とおう)音がする
今宵のこの雨で また堤防が切れてしまわないだろうか

かつての越後平野は、水害に悩まされてきました。
越後平野の新田開発が進んだ18世紀以降(良寛は、1758年 - 831年、江戸時代後期の曹洞宗の僧侶、歌人、漢詩人、書家)
信濃川が「暴れ川」として3~4年に一回は必ず大きな洪水をもたらし、人々を水害で苦しめたそうです。
そのあまりにも壮絶な光景に良寛は「この世に神があるなど疑いたいほどだ」と、嘆いていたそうです。

また今宵、激しい雨が降っている。また堤防が崩れて水害が起きはしないだろうか・・・と、
庶民と共に生活を送っていた良寛の胸のうちを詠んだ和歌です。
その不安な心を曲が上手く表現されている、歌曲になっています。

(写真をクリックしてもお聴き頂けます)
https://youtu.be/9j4RJBpUXnM



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