相棒と悲しみの対面を果たした後、無事に家族とも再会し、
帰途についた。
帰り道、ずっとずっと考えていた。
僕のninjaを生かせないか。何とかできないものか。
長い長い帰り道。答えは出なかった。
それから毎日、地元の事、ninjaの事が気になる生活。
形見として持ち帰ってきたナンバープレートとサイドカバー。
部屋に置き、見続けるたびに相棒への想いがつのる…。
震災から約一ヶ月後の4月9日。
悶々とした気持ちのまま、再び地元へ。
今回は工具持参。できるかぎりの思い出の品を、ninjaから外して
こようという目的。
一人で地元地区に入り、ninjaの元へ。
工具を駆使して部品を外そうとするも、足場が悪く倒れたままの状態
では何一つ部品を外す事ができない。。
ninjaの元に寄り添う事、小1時間。自分の無力さを痛感し、友人M宅へ。
何もできなかった事をMとMの弟に話すと、
「だったらクレーンで取りに行きましょうよ!」
思ってもいなかった提案が…。
何もできなかった自分に罪悪感のようなものを感じつつも、
翌日の10日、3人でクレーン付きのトラックにて相棒の元へ。
ninjaが横たわっている場所からクレーンの届く範囲へ人力で移動。
そして、クレーンでの吊り上げ。
この瞬間、夢中で写真を撮りまくった。
嬉しくて、嬉しくてしょうがなく、この気持ちを写真に残そうと思った。
こんなに高まるのは久しぶり…ってくらい(笑)
そうして僕の相棒は、Mの会社の一角に置かせていただく事となりました。
......SpecialThanks......
庄子機械様
macha
hiro
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