超!マリナーズ(仮)

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トレード成立

2023-12-16 20:43:27 | マリナーズ全般

かなり遅くなってしまったのでまとめ的な感じでいきます。

 

ATLとのトレードが成立しています。

Jarred Kelenic, Marco Gonzales, Evan White ⇔ Jackson Kowar, Cole Phillips

 

 

とにかく金がないマリナーズということで来季年俸がアップするMarcoと故障続きで不良債権化しているWhiteに今季序盤は飛躍したかに見えたKelenicを付けてトレードしたかたち。

 

 

Kelenicは私の中では今オフのトレード候補の目玉のように妄想ロスターではトレードを決行していたわけですが、実際に起こってしまいました。ついに開花したようにみえた4月は本当にうれしかったんですけど、5月以降の成績は例年と大きく変わらない結果でした。

3-4月 101打席、.308/.366/.615、7HR、9BB/28K

5月以降 315打席、.235/.314/.356、4HR、32BB/104K

2021-23MLB通算 974打席、.204/.283/.373、32HR、93BB/299K

まだ24歳で、今後本格的にブレイクしてトップレベルの選手になる可能性はあるのかもしれませんから、トッププロスペクトとして期待されていた時代から知るファンにとっては悲しいトレードになったのかもしれませんが私としては若いとはいえおよそ1000打席という十分なチャンスを与えた結果が5月以降の成績だと考えるとまだ価値があるうちにトレードしてしまうというのは理解できます。

 

MarcoはSTLからトレードでやってきてずっと働いてくれました。チームが勝てない時期も含めて、毎年安定して長期欠場することなく防御率を4に収束させる投手。とにかくチームへの貢献は大きかったと思います。珍しく故障して今季はシーズン途中から投げられませんでしたがそのままさようならとなってしまいました。

4年契約の3年目にあたる今季年俸は$6.5Mでしたが、2024年は$12Mと大きく年俸が上がるタイミングでトレードしたことになります。

 

2017年ドラフト1巡17位指名のWhiteは27歳。2018, 2019年とマイナーで3割前後の打率を記録して期待が高まった2019シーズン後、MLB昇格前に6年$24M(最大で9年55.5M)の長期契約を結びました。2020年の短縮シーズンに1BのゴールドグラバーとなったWhiteですが、打撃は…。その後は故障もあって長期契約は失敗に終わりました。来季年俸は$7M、2025は$8M、バイアウトの$2Mも含めて$17Mの支払いが残る選手。出場できるかどうかわからないような選手に支払う金額としては大きすぎますし、ロスターも1枠使っていたのでこれを処理できたのは大きかったと思います。

 

 

 

一方、ATLからやってくる2投手。

Jackson Kowarは27歳。2018年全体33位の高い評価でKCへ。11月にKCからATLへトレードされ、さらにトレードされてマリナーズへやってきたかたちです。今季平均球速が96.9mphでMunozやBrashほどではないもののかなりの球速です。三振もイニング数より多いですが、四球が多すぎますね。四球を減らせば出番は増えていきそうな気はしますが、簡単なことではないでしょう。

Cole Phillipsは2022年ドラフト2巡全体57位でATLが指名。現在20歳で100mphを投げることが出来る投手ですがトミージョン手術を受けてATLでは1試合も投げることがないままマリナーズへやってきます。マリナーズ内プロスペクトランキングでも投手としてはトップ5に入ってきそうな投手です(野手に比べて投手は現状かなり薄いですが、同じくトミージョンのMcGrawや2022ドラフトで同期となるWalter FordやAshton Izziなどと比較されていくんでしょうけど、能力的には一番高いでしょうね)。

 

 

 

資金難ということもあり、MarcoとWhiteの年俸負担を減らすことが目的だったトレードだと思いますが、そこにKelenicを付けることでトレード自体が成立して、交換で2選手を貰うことも出来た動きとなりました。しかしKelenicを出すなら代わりに確実に戦力になる選手を獲得したかったですね。今回獲得した選手たちがどのくらい活躍できるかはかなり不透明ですし、なによりサラリーダンプの為にKelenicを使ってしまったというのは何とも悲しいです。

ちなみにATLはこのトレード後すぐに年俸75%負担した上でMarcoをPITへ、WhiteはアウトライトしてLAAへトレードしてしまいました。つまりATLの欲しかったのはKelenicのみだったということですね。まあ頂点を目指すチームなのでそうなるのも仕方ないのかなというところでしょうか。ATLがどこまでKelenicに期待しているのかは計りかねますが頂点を目指す強いチームでプレーすれば本格的に開花する可能性もあるでしょうし楽しみではありますね。ぜひレギュラー獲ってパワー爆発で30HRくらい打ってもらいたいです。

 

 

どうにもプラスとなる補強の動きがないマリナーズですがこのまま開幕してしまうのでしょうか。まだ12月中旬でFA市場にも有力選手は残っていますが野手の選択肢は多くないと思います。資金がないことが明らかとなっているだけに補強資金はなく我慢するしかないのでしょうか…。$10-15M程度の野手を複数補強できればいいんですけどそんな資金もあるのか怪しい状況だと思っています。いくつか噂は出てますがどれもなさそうな気がしています。期待せずに待ちましょう。

 

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