MLBドラフトまでまだまだ時間はありますが少しずつ振り返りと候補者の確認をしていこうと思っています。
ということでまずマリナーズの過去のドラフトを振り返っておきましょう。
マリナーズの最近のドラフト戦略を考えてみると1巡指名は高校生。これに尽きます。過去3年間5人が1巡指名というかたちになりますが全員高校生野手です。
過去数年の1巡指名選手は以下の通りです。
2023: Colt Emerson(22位)、Jonny Farmelo(29位)、Tai Peete(30位)
2022: Cole Young(21位)
2021: Harry Ford(12位)
2020: Emerson Hancock(6位)
2019: George Kirby(20位)
2018: Logan Gilbert(14位)
2017: Evan White(17位)
2016: Kyle Lewis(11位)
最近は高校生野手を指名するマリナーズですが、2020年以前は徹底して大学生にいってますね(高校生はゼロです)。今のマリナーズが完成度高めとはいえ高校生指名というリスキーな戦略をとってるのが珍しいのかもしれません。
それにしても2017年までとそれ以降のドラフト結果は全く違って見えます。以前はドラフト1巡を外しまくってましたからね。。。でも故障しかしていない印象のWhiteはゴールドグラバーですし、Lewisは新人王だったりしますからなんともいえません。
コロナで特別なシーズンとなってしまった2020年とはいえ一桁順位で指名したHancockの評価が下がり続けているところが残念ではあります。
現状、Emerson, Young, Fordは高評価を受けていますがMLBで結果を出せるかはまだわかりません。2018年以降でも結果が出ているのは大学生投手がほとんど(Gilbert, Kirby, Miller, Woo)で、野手では2018年3巡のRaleighくらい。Marloweが昨年昇格して印象的な働きをしたこともありましたし、今年はLocklearの昇格も期待されるところでRaleighに続いて大学生野手も結果を出せるのかに注目したいところです。
今更思いますがマリナーズはだいたい15~20位くらいの指名が多いのも特徴だと思います。それだけマリナーズは強いというか中途半端に勝てているという事なんでしょうね。
さて、最初に書いた通り最近は高校生の1巡指名が続いているわけですが、マリナーズはそろそろ勝利モードに入ってきてFordやYoungの昇格もぼんやりと見えてきました。さらに昨年指名した高校生たちが昇格してくる頃に合わせて最強のチームを作るのであれば同時期に昇格してくるような大学生の指名もあるのでは?それとも最近続いている高校生を指名するのか。さらにリスクをとって身体能力が高い未完成の選手に行くのか。どんなドラフトになるのか予想するのは面白いですね。
次回は候補者をザックリ見ていこうと思います。
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