平成23年度の大阪市まちづくり担い手育成講座も2012年3月10日(土)の第3回をもって終了しました。参加者のみなさん、ともに運営をしてくれた近畿大学建築学部の脇田教授、そして、研究室の学生のみなさんお疲れ様でした。
(大阪市まちづくり担い手育成講座の様子)
私は昨年度と今年度の講座の運営に関わらせていただいたのですが、大阪のまちに愛着を持ち、まちを良くしたいという強い思いを持った方が多くおられることに驚かされるとともに、参加者同士によるディスカッションにより様々な意見が活発に交わされ、とても面白い提案がでてくることにとても驚かされました。
もちろん、前述の様にまちづくりに対する意識が高い参加者のみなさんが揃われていたことも大きな要因だと思いますが、参加型のワークショップにより提案をまとめていったことも良かったのではないかと思います。
まちづくりにおけるワークショップは、
というのが基本的な流れとなります。
全体討議の前にグループ活動を行うのは、大人数での議論だと思っていることを言えない、十分に質疑を行うことが難しいなどといったことがあるからです。4~6人程度の少人数グループとするケースが多いようです。
また、個人作業に終始するのではなく、個人の考えをもとに議論を行うことで、お互いの理解を進化させるとともに、参加者同士の関係をつくることが可能になります。
まちづくり担い手育成講座でも、このような流れでワークショップが行われ、活発な議論を促すだけでなく、初めて顔を合わせた参加者同士が楽しそうに意見を交わされるなど、コミュニケーションの活性化にもつながることを実感できました。
また、大学生がグループ活動の際にファシリテーションを行ったことも、議論の活性化につながったのではないかと思います。
ファシリテーションとは「促進」や「助成」という意味ですが、まちづくりの現場では、地域コミュニティの会合やワークショップの場などで、発言を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識を確認したりすることで、コミュニケーションを円滑にし、場を活性化させるよう介入することをさします。そして、このファシリテーションを行う人のことをファシリテーターと呼びます。
まちづくりを学びながらも、専門家としてはまだまだ成長過程にある学生がファシリテーターを勤めることで、参加者が受け身になることなく、積極的に議論に参加することにつながったのではないかと思います。
まちづくりの専門家がいなくては、ワークショップを開催したり、まちづくり活動を進めたりするのは難しいのではないかと考える方もおられるかもしれません。
確かに、専門家の助けがあると助かることや、ちょっとしたコツや知識が必要になることもありますが、専門家でなくては出来ないというものではありません。(第1回の講座でゲスト講師を務めてくださった「にんやか田邊」の吉村さんもまちづくりの専門家ではありませんが、活発な活動をされています。
ワークショップやまちづくり活動を活性化させるために最も重要なのは、参加者それぞれが積極的に協力し、支えていくことだと思います。
知識や技術は、出来る人に協力してもらえば良いと思います。もし、まちづくりの専門家の協力が必要であれば、大阪市計画調整局開発誘導課(まちづくり支援担当)や近畿大学建築学部脇田教授の研究室をなど、まちづくりを研究されている大学の研究室に相談してみるのも一つの方法です。大阪市には大阪市まちづくり活動支援事業があり、活動の助けになると思います。
第1回の講座において、吉村さんは「まちをネタに楽しみ、遊ぶつもりでまちづくりに取り組むことが大切」とおっしゃっていました。みなさんも、もっと気軽にまちづくりを楽しんでください。
(大阪市まちづくり担い手育成講座の様子)
私は昨年度と今年度の講座の運営に関わらせていただいたのですが、大阪のまちに愛着を持ち、まちを良くしたいという強い思いを持った方が多くおられることに驚かされるとともに、参加者同士によるディスカッションにより様々な意見が活発に交わされ、とても面白い提案がでてくることにとても驚かされました。
もちろん、前述の様にまちづくりに対する意識が高い参加者のみなさんが揃われていたことも大きな要因だと思いますが、参加型のワークショップにより提案をまとめていったことも良かったのではないかと思います。
まちづくりにおけるワークショップは、
(1) まち歩きなどのオリエンテーションを通じて基礎情報の共有化を図る
(2) グループ活動を通じてグループの提案をまとめる
(3) 全体討議により個々のグループの議論を全体で共有する
というのが基本的な流れとなります。
全体討議の前にグループ活動を行うのは、大人数での議論だと思っていることを言えない、十分に質疑を行うことが難しいなどといったことがあるからです。4~6人程度の少人数グループとするケースが多いようです。
また、個人作業に終始するのではなく、個人の考えをもとに議論を行うことで、お互いの理解を進化させるとともに、参加者同士の関係をつくることが可能になります。
まちづくり担い手育成講座でも、このような流れでワークショップが行われ、活発な議論を促すだけでなく、初めて顔を合わせた参加者同士が楽しそうに意見を交わされるなど、コミュニケーションの活性化にもつながることを実感できました。
また、大学生がグループ活動の際にファシリテーションを行ったことも、議論の活性化につながったのではないかと思います。
ファシリテーションとは「促進」や「助成」という意味ですが、まちづくりの現場では、地域コミュニティの会合やワークショップの場などで、発言を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識を確認したりすることで、コミュニケーションを円滑にし、場を活性化させるよう介入することをさします。そして、このファシリテーションを行う人のことをファシリテーターと呼びます。
まちづくりを学びながらも、専門家としてはまだまだ成長過程にある学生がファシリテーターを勤めることで、参加者が受け身になることなく、積極的に議論に参加することにつながったのではないかと思います。
まちづくりの専門家がいなくては、ワークショップを開催したり、まちづくり活動を進めたりするのは難しいのではないかと考える方もおられるかもしれません。
確かに、専門家の助けがあると助かることや、ちょっとしたコツや知識が必要になることもありますが、専門家でなくては出来ないというものではありません。(第1回の講座でゲスト講師を務めてくださった「にんやか田邊」の吉村さんもまちづくりの専門家ではありませんが、活発な活動をされています。
ワークショップやまちづくり活動を活性化させるために最も重要なのは、参加者それぞれが積極的に協力し、支えていくことだと思います。
知識や技術は、出来る人に協力してもらえば良いと思います。もし、まちづくりの専門家の協力が必要であれば、大阪市計画調整局開発誘導課(まちづくり支援担当)や近畿大学建築学部脇田教授の研究室をなど、まちづくりを研究されている大学の研究室に相談してみるのも一つの方法です。大阪市には大阪市まちづくり活動支援事業があり、活動の助けになると思います。
第1回の講座において、吉村さんは「まちをネタに楽しみ、遊ぶつもりでまちづくりに取り組むことが大切」とおっしゃっていました。みなさんも、もっと気軽にまちづくりを楽しんでください。