スタッフのつぶやき

CIL東大和のスタッフが徒然なる日常をつぶやきます。時にズバっと斬りこみます!

時の流れの中で

2013-03-28 16:46:25 | インポート
先日、設立当初から呼ネットで一緒に活動してきた事務局メンバーが、
その命を全うして、天国に旅立ちました。

最後の数年間は、体調が安定せず、
ほとんど病院の狭い1室の中で過ごしてました。

何度も何度も、危篤状態に陥り、
そのたびに驚異的な生命力で意識を取り戻してました。

お見舞いに行くと、
「早く元気になって、呼ネット会議に参加したいなぁ」と
  笑顔の絶えない時もあれば、
「死ぬのが怖い。生きているのが怖い。」と
  涙が止まらない時もあり、
どんなふうに接するのが、一番いいのだろうかと、
毎回葛藤がありました。

呼ネットでは、いつも私が無茶な企画を発動しては暴走し、
彼はその企画のリスクがある部分を冷静に分析・指摘してくれる人でした。

常に謙虚で、周りの人への感謝にあふれた人でした。

お別れの挨拶に行った時には、入院中についていた
人工呼吸器、胃瘻、導尿カテーテル、酸素計測器その他諸々の
チューブたちが全部取れて、
すっきりとした顔で、穏やかに眠っていました。

彼の時は、3月19日で止まっているのに、
その後の、彼が知らない毎日のあれこれを私が知っている、
というのは、なんとも不思議な感じがするのです。

でも、時というのは、こうやって過ぎていくんだなぁと。

自分が死んだ後も、
私が知らないその後を、私の友人たちが継いでいくんだろうなぁ、
と思うと、やっぱり不思議な感じがします。

最後の最後まで生き抜いた彼の勇気を称え、
ご冥福をお祈りするとともに、
彼の意思をしっかりついで、活動を続けていこうと思います。

海老原



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