スタッフのつぶやき

CIL東大和のスタッフが徒然なる日常をつぶやきます。時にズバっと斬りこみます!

さらなる進化

2016-12-19 18:01:42 | インポート
eです。

アメリカ大統領にトランプ氏が選出されましたね。

ちょっと意外過ぎてびっくりです・・・。

クリントンはエリート過ぎる、
我々庶民の気持ちの何が分かる!?
という、労働者階級の白人票が、トランプ氏にすべて流れた、
ということなのだと思います。

つまり、
不法入国した移民に住居、仕事を保障してるから
自分たちの税金がどんどん浪費しているのだ、
税金泥棒を追い出せ、追い払え!
という流れです。

これは、私たちの運動にも大きく影響することではないでしょうか?

私たち重度障害者は、昔も今も、
「大して働きもしないのに税金で飯食いやがって」
と言われ続けています。

私たち重度障害者は、別に違法滞在しているわけではありませんが、
もし尊厳死法が成立すれば、
「法に対抗してまで生に固執している」という目で見られるかもしれません。

国に対しての生産性を持った貢献で、
人の価値が決められてしまいかねない時代にまた1歩近づいた気がします。

「どんな重度の障害者にも、存在する価値がある」

それを伝え続けていかなければ、という思いを新たに、
まずはとにかく自らが実践!」

あたくし、胃ろうデビューしました☆

3月くらいから急激に嚥下障害が重度化し、
食事のたびに疲労困憊。
食事に対する嫌悪感とストレスが、積もり重なっていったんですねぇー。

そこで思い切って、胃ろうを作ることにしたんですw
ぽちっとw

いやー楽~☆
なんせ、ご飯食べなくていいのですから、
こんな幸せなことはありません(笑)

今まで一日500kcalくらいしか摂取できていなかったのが、
最大1200kcalくらい摂取できるようになりました!

胃ろうというと、
「気管切開したらもう声を出せない!」
という誤解と同じレベルで、
「胃ろうを始めたらもう口から何も食べられない」
と誤解されていますが、今まで通り、食べられます。

これからは、栄養摂取の為ではなく、
美味しいものを味わう為だけに食べればいいのです!
(栄養は直接お腹から!)

なんて幸せな・・・。

胃ろう造設を通し、素晴らしいドクターたちともつながり、
「緩和ケア」についての新たな視点も持てるようになりました。

支援・ケアの量は増えたけど、
これでまた活動するエネルギー確保につながって、
社会活動を継続できるようになりました。

ひとつ失えばひとつ得るものがある。
退化ではなく、進化。
感謝の日々です。