ドッグフードの種類は豊富なアメリカですが
その原材料や内容物で比べてみるとまさにピンキリで
優れたフードがある反面
有名なメーカーの製品でも粗悪なものもあります。
犬にとって消化の負担が大きい穀物類や
栄養のないトウモロコシが主成分であったり
着色料などが混ざっている物もあり
購入する際には原材料の確認は
大事なことだと思います。
食いつきが良いイコール
犬にとって必要な栄養素を満たし
安全な原材料が使用されている
とは限りません。
最近アメリカでは某メーカーのドッグフードを食べて
飼い犬が病気になったり死亡した事件もあり
フードの安全性と栄養面に十分注意を払い
リコールなどに敏感になっている飼い主はかなり増えています。
一方でそのような事には無頓着な飼い主もいるので、
粗悪な品質のフードを販売するドッグフード会社が
未だにフードを売り続ける事ができるのも事実です。
ちなみにアメリカでは低栄養素のドッグフードは
大型の卸し売り量販店や一般的なスーパーなどで
安価で販売されていることが多いです。
以下は2018年現在
アメリカでワースト10に選ばれているドッグフード。
(各社フードの種類はありますが対象は代表的な成犬用です)
出典:The Dog Food Review
10位 IAMS アイムス
鶏肉が最初に明記されてはいるものの
2番目にはトウモロコシ、穀物、
チキン バイ プロダクト、ビートパルプ、
発ガン性があるとされているカラメル色素
などが含まれており100%安全で健康的とは言い難いです。
9位 Hill's Science Diet ヒルズ サイエンスダイエット
獣医などでも取り扱っているので
信頼できるフードかと思われがちですが
チキンミールや穀物類の他
トウモロコシ、ビートパルプなどが含まれており
栄養面を満たしているとは言えません。
8位 Purina One ピュリナ ワン
スマートブレンド ビーフでは
水分を80%含むビーフが主成分。
栄養価の低い米(ブリューワーズライス)やその他の穀物、
家禽 バイ プロダクト等が使用されています。
7位 Purina Beneful ピュリナ ベネフル
飼い主が喜びそうなカラフルなパッケージですが
水分を80%含むチキンが主成分。
その他トウモロコシや穀物、
鶏の副産物であるチキン バイ プロダクト等を使用。
6位 Pedigree ペデイグリー
主成分はトウモロコシ。
チキン バイ プロダクト、人工着色料や
酸化防止剤に発ガン性が報告されているBHA使用。
動物の破棄される部分を寄せ集め
加熱処理して乾燥させたミート&ボーン ミールも含みます。
栄養面、安全面共に低いです。
5位 Purina Dog Chow ピュリナ ドッグチャウ
主成分はトウモロコシ。
チキン バイ プロダクト ミール使用。
タンパク源をトウモロコシに頼るなど
栄養価がとても低いフードと言えます。
4位 Kibbles n’ Bits キブルス アンド バイツ
主成分はトウモロコシ。
2番目に多く含まれているのは
草食系の家畜などにエサとして与える大豆ミール。
本来なら破棄される牛のパーツを寄せ集め
加熱処理して乾燥させたビーフ&ボーン ミール、
なんの動物の肉か不明な物も入っています。
3位 Ol’ Roy オルロイ
主成分はトウモロコシ。
原材料のほとんどが炭水化物。
動物の破棄される部分を寄せ集め
加熱処理して乾燥させたミート&ボーン ミール、
原料がわからないアニマルファット等
犬が必要とする栄養素が見当たりません。
低価格で販売されています。
2位 Purina Alpo ピュリナ アルポ
主成分はトウモロコシ。
動物の破棄される部分を寄せ集め
加熱処理して乾燥させたミート&ボーン ミール、
人工の着色料も使用。
低価格で販売されています。
1位 Gravy Train グレイビー トレイン
主成分はトウモロコシ。
草食系の家畜などにエサとして与える大豆ミール。
動物の破棄される部分を寄せ集め
加熱処理して乾燥させたミート&ボーン ミール、
人工フレーバー、人工着色料、
酸化防止剤に発ガン性が報告されているBHAを使用。
低価格で販売されています。
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7位のピュリナ ベネフルは、
フードを食べた犬が病気になったり死亡する事故が相次ぎ
2015年にアメリカで集団訴訟になりました。
「アメリカ ドッグフード集団訴訟 ピュリナ ・ ベネフル」
犬は自分でごはんを選べないので
飼い主はパッケージの柄に惑わされたり
価格の安さのみを基準にせずに
原材料を見てフードを購入したいですね。
※上記のドライフードはアメリカで販売されている物です。
日本での同ブランドの成分については分り兼ねます。
以上。