カップ一杯の幸せ

喫茶店開業へ向けての、夫婦二人でゆっくりまったり、少しずつ歩んでいく日常を、記録していきます。

2013年2月22日 カメラ散歩 その1

2013-02-22 23:51:47 | 日記
 我が家の側には、川が2本流れています。本流と支流の関係ですが、本流は東京湾に注ぐ川、支流はどぶ川に毛の生えた程度の小さな川なのですが、何故かどちらも一級河川。今日は、支流の小さな川沿いを散歩しました。私の生まれ育った所は、すぐ近くに川などなかったので、子供のころは川沿いをそぞろ歩くなんてやったことがありませんでした。

 今日最初に出会ったのは毎日のように見かけるセキレイでした。セキレイは3種類(白・黒・黄)いますが、ハクセキレイ(白鶺鴒)でした。いつでも尾羽を上下させてるせわしない感じのあの鳥です。


 次に出会ったのは、「ツツピー、ツツピー」と高い鳴き声のシジュウカラ(四十雀)でした。住宅街でも良く見られるお馴染みの、黒い帽子が目立つあの鳥です。やっぱり可愛いですね。ここまでは、比較的良く見られる鳥たちです。


 お次は冬場に良く見るマガモ(メス)でした。カメラを向けるまでは頭を羽の上に置いてお休み中だったのに、カメラを向けるや頭をもたげて起きてしまいました。さすが野生の生き物です。眠っていても警戒中なりです。


 この川沿いを散歩しているとあの綺麗なカワセミに出会うことができます、それも結構な頻度で。住宅街の中で自然を感じられる貴重な川です。(カワセミは清流にいるようなイメージですが、意外に住宅街の小さな川でも見ることができます。初めて見たのは、本当にどぶ川?と言うような小さな川でした。)でもあの翡翠色の翼を見ると、やはり気持ちが高揚しますよね。

 今日も予定通り(?)に出会うことができました。普段は飛んでいるところを見つけるのがやっとと言う感じですが、今日はいないなぁと歩きながらふと見ると、すぐそこの枝で休んでいるではありませんか。散歩でカワセミを見るのがちょっと久し振りな感じがしたので、カワセミの追っかけをやってえさの捕獲シーン(以前にも一度ほどは見たことはあるのですが)を見ようと思いました。
 嬉しいことに、えさを狙って川にダイブするシーンを何度もみることができました。更に更に、実際に小魚を捕獲して食べるシーンさえも見ることができました。本当にラッキーでした。

 ふと見ると枯れ草にカワセミが




 貴重なダイブシーン


 口に銀色の小魚を咥えているんですが見えますか?


2013年2月21日 愛しのヘレンド

2013-02-21 08:59:13 | 愛しのカップたち
喫茶店開業を考えるまで、私はカップに関して、何の知識も、興味もありませんでした。
そんな私にも、一つだけ、気になっていたカップがありました。
デパートの洋食器売り場で見かけ、その可愛らしくも清楚なたたずまいに、見惚れてしまいました。
それが、写真の『ヘレンド』です。
『ヘレンド』は、ハンガリーのブランドで、すべて手描きの絵付けをしています。
『マイセン』や『ロイヤルコペンハーゲン』と同じように、『ヘレンド』にもいくつものシリーズがあります。
インドの華シリーズや、清の花篭シリーズなど有名ですが、私が出会って一目惚れしたのは、ウィーンのバラです。
グリーンの縁取りに、可愛らしい一輪のピンクのバラ。
そして、ぷっくりした形。
可愛い、欲しい。でも、高い

憧れつつも買えなかった『ウィーンのバラ』
入院直前にバーゲンをやっていた洋食器屋さんから、退院後にセールのダイレクトメールが届きました。
グッドタイミング
頑張った自分へのご褒美に(頑張ってくれたのは、先生と看護士さんと、主人でしたが。私は寝ていただけ。歩けるようになってからは、リハビリと称して、売店で売っているハーゲンダッツのアイスクリーム目的に、せっせと階段を下りましたが)購入を決めました。

可愛い。可愛い。すっごく可愛い


最近のカップは金彩のものが多く、それはそれで豪華な感じがして良いのですが、この金彩、洗っているうちに少しずつくすんでいき、剥げていきます。
やはり使用感があまり強いと、お店でお客様にお出しするには、抵抗があります。
『ウィーンのバラ』は、金彩が無いのに高級感があり、そのうえ上品で可愛らしい。
お店で使うにはうってつけ…とは思うのですが、やはり買い揃えるには、お値段の壁が高いのです。

2013年2月20日 ビィーンズファームその2

2013-02-20 17:58:51 | 喫茶店巡り
主人が『ビィーンズファーム』について書いてくれたので、私も少し、書いてみます。
ちなみに、主人の記事の見出しの写真は、主人のカメラで主人が撮りました。
今回の見出しの写真は、私のカメラで私が撮りました。
カメラ本体にも、そして撮影者にも、差があることがはっきりと判ります。

さて、このお店に一番最初に足を踏み入れたのは、今から八年くらい前でしょうか。
私の兄夫婦が近くに住んでいるのですが、『ちょっと素敵な喫茶店がある』と、連れて行ってくれたのが、このお店との始まりです。
写真でも分かる通り、建物は本格的ログハウス。本物の薪ストーブがあり、お店の周りには、ストーブに使うための薪が積まれています。寒いこの時期は、薪ストーブの火が、店内を暖めてくれます。

自家焙煎の喫茶店で、マスターは『煎りたて』『挽きたて』『淹れたて』の三たてを信条にされているとのこと。
無口で、ちょっぴり気難しそうな感じのマスター。
挽きたての豆をたっぷり20g使って、丁寧にネルドリップで淹れてくれるコーヒーは、とてもマイルドで飲みやすく、それまでクリームを入れないとコーヒーが飲めなかった私が、初めてブラックで飲んで美味しいと感動しました。

主人から喫茶店を開きたいと言われた時、どんなお店にしたいのか聞いてみました。
『山小屋風』と言われ、直ぐにこのお店を思い出しました。
喫茶店巡りを始めてからは、下北沢や新宿方面に足を運ぶようになり、このお店から、少し足が遠のいていました。

去年の10月に弁膜症の手術を受け、退院後、心臓のリハビリの為に毎日、主人と二人で散歩をすることになりました。
二人で歩く散歩は、それはそれで楽しいのですが、やはりだんだんと飽きてきます。
やっぱり、お楽しみがないと
そこで再び登場したのが、この『ビィーンズファーム』
自宅から『ビィーンズファーム』まで、歩いて40分。ちょうど良い距離です。
美味しいコーヒーとケーキが、私を待っている
散歩の目的はリハビリなのか、コーヒー&ケーキなのか…
目的は、どちらでも良いのです。毎日歩くことこそが、大事なのですから。


『ビィーンズファーム』も、色々なカップを揃えています。
数こそそれ程多くはありませんが、アンティークなマイセンなども置いてあり、見るのも一つの楽しみです。
この日は、エインズレイのカップでした。
これって、多分、本当はティーカップだと思うのですが…コーヒーだとカップの内面が見えず、半分ほど飲んだ時に、中の花柄が見えてきて、ちょっとした感動でした。



何時もはケーキセットを注文するのですが、この日は、軽食と言うことで、主人は焼きカレー、私は『キッシュ、フレンチトースト、ケークサレ、サラダ』のワンプレートランチです。
本当に、軽食でした。美味しかったけど、食いしん坊の私には、全然足りませんでした。

残念なことが一つ。
コーヒーを淹れてくれるのが、何故か奥様に代わっていました。
マスターもカウンターに居るのですが、奥様が淹れて、マスターが運んでくれました。
ちょっぴり気難しそうなマスターが、真剣な顔つきをして丁寧に淹れてくれた一杯が、至福の一杯だっただけに、残念です。
この時だけかと思いたかったのですが、残念ながら、来店時は毎回、奥様が淹れてくれます。
ちなみに…
ここのガトーショコラは、フランスのヴァローナ社のチョコレートを使用しています。
ここのフルーツケーキは、うめはらのフルーツミックスを使用しています。
どちらも、yuki先生のレッスンで使用している物で、特にチョコレートは、お値段がお高めですけど、オススメです。

『ビィーンズファーム』は、自宅から西の方角にあります。
西方面に散歩に行く時は、ここが目的地になります。
では、東方面に散歩に行く時は?
ちゃんと別の目的地が、あります。
北方面への散歩にも、ちゃんと目的地があります。
それぞれの目的地であるお店の紹介は、またの機会に書く予定です。




2013年2月18日その2 「BEANS FARM」

2013-02-18 18:25:22 | 喫茶店巡り
 一昨日は喫茶店巡りとして何度か行っている「BEANSFARM」に行くことになりました。
ログキャビンの素敵なお店です。お店に行ったことがある方はご存知だと思いますがドラマの撮影に使用されていることもあるようです。私たちが知っているところでは「チームバチスタ」。ドラマの中で仲村トオルさんがステーキを食べていました。勿論メニューにはありませんが・・・。
 サービスコーヒーはマグカップで出してくれますのでお得です。本日のサービスコーヒーは???でした(珍しい名前でしたが忘れました。年齢のせいか?)。よく言う「果実の香」系統の味で、苦味は少なく、やや酸味のある飲みやすい味だと思いました。冷めるとやや酸味が強く出すぎるかもしれません。こちらで以前に飲んだパプア・ニューギニア(BEANSFARMの)も、かなり飲みやすく美味しい味でした。一度飲んでみる価値はあると思います。



 家内が「何故喫茶店をやりたいと思ったのか」を書いてくれと言うので少々。
 喫茶に初めて入ったのは多分高校生のとき、当然何も思うことはなく、むしろ知らない大人の世界に入ったような気持ちでした。喫茶店に憧れる様になったのは大学生のときです。学生の溜り場の普通の喫茶店と言うよりは、通学路にあるあまり目立たない小さな喫茶店でした。社会人になってからは時間があるときにふと立ち寄って、ゆっくりとした時間を過ごせるそんな場所がずっと憧れの場所になっていったのです。そして、そんな場所を作りたいそんな気持ちからです。

2013年2月18日 カフェ・トロワ・シャンブル

2013-02-18 14:58:11 | 喫茶店巡り
喫茶店巡りを始める時、先ず何所から始めようかと考え、友人の助言もあって、下北沢からスタートすることにしました。
『カフェ・トロワ・シャンブル』に初めて足を踏み入れたのは、今から五年前、2008年の2月でした。
店内は薄暗く、レトロな雰囲気で古き良き喫茶店といった感じ。
床もテーブルも木製で、オレンジ色の間接照明がやわらかい雰囲気を醸し出し、ゆったりと時間が流れて行きます。
大きな声でお喋りをするような雰囲気ではないので、同伴者と静かな声でゆっくりした会話を楽しむには最適です。
一人ゆっくり、お気に入りの本を読むのも、良いかもしれません。

この日は、テーブル席に座りました。
テーブル席から、カウンターをパチリ。店内が薄暗い為、残念ながら写真を撮るには適しません。
写真を良く見ると判るのですが、椅子の背もたれの部分の籐が、破れています。
ちなみに、五年後に来店した時は、直してあるどころか、籐の破れ方が更に悪化していました。
こういう事って、結構マイナスポイントになりそうなものですが、ネットで口コミを調べても、そのことに触れた記事はありません。そして、テーブルに着いてコーヒーを味わいながら、店内の雰囲気に身を任せていると、何時の間にか籐の破れなんて気にならなくなっていました。それすらも、レトロな雰囲気を醸し出す、味わいのある物に見えてくるから、不思議です。これも、この喫茶店の持つ魅力なのでしょうね。

この日注文したのは、ブレンドコーヒーとハワイコナ。フードは、オリジナルトーストとサンドウィッチ。
このお店のブレンドは、『ニレ』と『カゼ』の二種類。
『ニレ』は、深煎りの濃い目。『カゼ』は、浅煎りのスッキリ目。
二人共深煎りは余り得意ではないので、『カゼ』を選びました。
ストレートコーヒーは、八種類。ハワイコナは、苦味も酸味も少なくて、マイルドで、とても飲みやすかったです。
カウンターの後ろの飾り棚には、カップがズラッと並んでいるのですが、どうやら『ロイヤルコペンハーゲン』がメインになっているようです。
ネルドリップで丁寧に淹れられたコーヒーは、もちろん美味しいのですが、このお店で特記したい物は、オリジナルトースト。
二枚の食パンの間にハムとチーズがはさんであり、パンの上にベシャメルソースを塗って粉チーズをまぶし、トースターで焼いた物です。そう、『クロックムッシュ』なのですが、これが素晴らしく美味しくて、感動ものでした
帰り際マスターに、クロックムッシュをとても美味しく頂いたことを告げると、マスターは嬉しそうに作り方を教えてくれました。一番のこだわりはチーズにあるそうで、三種類のチーズを使用しているそうです。
サンドウィッチも、片面のみ軽く焼き色が付く程度に焼いてあるホットサンドで、美味しかったです。

それから五年の月日が流れました。
あのクロックムッシュの味が忘れられず、再び『カフェ・トロワ・シャンブル』に、足を運びました。

なにせ店内が暗いので、写真が上手く撮れません
今回は、カウンター席に座りました。
クロックムッシュと一緒に、チーズケーキも注文してみました。
チーズケーキは、『生』と『焼き』があり、つまりレアチーズケーキと、ベイクドチーズケーキなんですね。
今回は、『焼き』を選んでみました。

底にブルーベリーを敷いて焼き上げてあります。
サイズは、ちょっと小さめ。食いしん坊の私には、もう少し大きい方が嬉しいです。
でも、味の方はもちろん美味しいです。
さて、再来店の目的でもある、肝心のクロックムッシュですが…
カウンター席に座ったので、マスターが目の前にいる為、迂闊なことは口に出来ません。
250円でコーヒーのお替りが出来るので、二杯分のコーヒーをゆっくりと味わって。
お店を出てから、どちらからともなく口を突いて出た言葉。
『味、変わったよね?』
五年の月日が流れていますので、もちろん記憶は曖昧になっていると思います。
でも、あの感動が、無かったのです。
こだわりのチーズが、変わったのかなぁ…?
ちょっとだけ、残念でした。

残念と言えば、お店を出た後、下北沢をウロウロ歩き回っていたらお腹が空いてきて、ちょっと気になったお店に入ってみました。

パスタとピザのお店です。

これ、パスタだよね…?
思わず疑問符を付けてしまいたくなるほどの、りっぱな太麺。
小学校の給食のソフト麺を、思い出してしまいました。
こちらも、ちょっぴり残念でした。