カップ一杯の幸せ

喫茶店開業へ向けての、夫婦二人でゆっくりまったり、少しずつ歩んでいく日常を、記録していきます。

2013年6月1日   初めてのネットオークション

2013-06-03 15:33:25 | 愛しのカップたち
めったに引かないはずの風邪を、引いてしまいました。
風邪を引くこと自体は、さほど問題ではないのですが…
『ワーファリンを飲んでいると、なかなか難しいんだよね』
職場の先生にお薬をお願いしたところ、そう言われました。
昨年10月に弁膜症の手術を受けた私は、生涯『ワーファリン』を飲み続けなければなりません。
それは既に、食後に飲むお茶のように習慣になっているので、手術を受けたことは既に過去のこと、ワーファリン族である認識も薄くなっています。それは、身も心も健康体になっていることだと、自負しているのですが。
こうしてタマに、ワーファリン族であるが故の制限を受けてしまうと、その不自由さに、自分が治療継続中の身である事を思い出してしまいます
そうそう、ワーファリン族となって、一番最初に言われたことは『納豆が食べられません』でした。
食いしん坊の私には、ほとんど好き嫌いがありません。
その私が『この世から無くなって良い食べ物No1は、納豆!』と豪語しておりましたので、納豆が食べられなくなって一番嬉しかったことは、食べられない理由が出来た事によって、食べないことの正当性を得たことです。
好き嫌いじゃないもん食べられないんだもん

さて、タイトルとは関係のない話が、長くなってしまいました。
カップも一つのインテリアになると思い、色々なカップを、カウンターの後ろの棚に並べるのが、私の夢の一つです。
せっかく、お金を出して外でコーヒーを飲むのです。
お家ではなかなか使えない…買えないような、素敵なカップで飲みたいじゃないですか?
私の中にあるコンセプトの一つに、『お客として、大切に扱われた。大事にもてなされた。そう思って帰っていただく』ことがあります。
素敵なカップで提供することも、おもてなしの一つと、私はそう考えています。
少しずつカップを揃えていくつもりではいますが…
素敵なカップは、お値段も素敵なのでした
あれもこれも欲しくなるのですが、お財布事情が、それを許してくれません。
そこで、決心しました。
ネットオークションです
未使用の物に限定して、オークションに参加しました。
そして、記念すべき1客目が、見出し画像のカップです。



日本の『Noritake』とフランスのブランド『クレージュ』の、コラボ商品です。
こう言った、コラボ商品や、期間限定商品で、現在では入手できない商品でも、ネットオークションでは手に入れることが出来ます。
淡い色の、可愛らしい花。そして、あくまでも控えめな、クレージュのマーク。
一目で気に入り、早速入札。
ずっと値が動かなかったのに、終了間際になると、とたんに動きが激しくなり、瞬く間に値段が競りあがって行きます。
オークションて、怖い
頑張って、落札しました。
発売当時のお値段は、分かりません。
果たして、どれだけ安く入手できたのか…ひょっとしたら、原価以上支払ったのかも
でも、良いのです。
一目惚れして、手に入れたくて。だから戦ったのです。そして勝ち取ったのです。

ようこそ、我が家へ。
末永く、よろしくね

2013年3月5日 大人のロイヤルコペンハーゲン その2

2013-03-05 21:21:58 | 愛しのカップたち
喫茶店によっては、カップのブランドを統一しているお店があります。
例えば、ロイヤルコペンハーゲン。
例えば、ウェッジウッド。
そんなお店では、シュガーポットも同じブランドで揃えてあったりします。
でも、色々なブランドのカップを揃えてあるお店では、色々なブランドのシュガーポットだったり、あるいはどんな種類のカップにも合うように、白いシュガーポットだったりします。
新宿の『凡』では、純銅のシュガーポットです。
『ビーンズファーム』では、リチャードジノリですけど、出されたカップのブランドとは、バラバラです。
カップと同じ…お揃いのシュガーポットやクリーマーが出てくると、途端に嬉しくなってしまいます。

そんな訳で、ロイヤルコペンハーゲンのシュガーポットとクリーマーを買うことにしました。
でも…高い!やっぱり、高い
シュガーポットもクリーマーも、高い

お手頃価格で買ったはずの『プレインシリーズ』
出来れば同じシリーズで揃えたかったのですが、ここは泣く泣く、もう一つランクダウン。
とは言え、『ブルーフルーテッド』シリーズと人気を二分する『ブルーフラワー』シリーズ。
ブルーフラワーは、ブルーフルーテッドより約100年前にデザインされたロイヤルコペンハー
ゲンの伝統的代表作です。
職人さん一人一人が、チューリップやスイセン、ケシ、サクラソウ、カーネーションなど20種類前後の花から、自由に組み合わせてアレンジして描きます。
ロイヤルコペンハーゲンが好きな方には、きっと分かってもらえる…はず。
シリーズは違えど、ブランドは同じ。それで良しとしよう!
と言うことで、我が家の仲間入り決定です。

描かれたサインを見ながら、まだ会ったこともない、これから先も会うこともない職人さんが、どんな人なんだろうと、しばし妄想タイム。
カップと揃えて置くと、やっぱりそこに広がるのは、大人の世界なのでした。

2013年3月1日 大人のロイヤルコペンハーゲン その1

2013-03-01 16:47:38 | 愛しのカップたち
どんなカップを揃えるか、それは大きな楽しみの一つでもあります。
最近は、デパートへ出掛けても、食器売り場でカップやプレートを見るのが、何よりも楽しかったりします。
そして、しばしの妄想タイム
ただ、どうしても女性目線になってしまうので、綺麗とか、可愛い、が基準になってしまい、女性向けのカップにばかり、目がいってしまいます。
女性客には喜んで頂けるかもしれないけど、男性客にはちょっと…
そこで、主人の登場です。
男性目線で、男性客向けのカップを選んでもらうことにしました。
横浜高島屋の、西洋食器売り場へGO
すると、やっぱり一番は、ロイヤルコペンハーゲン。
王室使用と、親交のある各国の王室への贈り物を作るために設立された、デンマークの名窯です。
コペンハーゲンブルーとよばれる、独特で綺麗な青で描かれる、繊細なレース柄。
一つ一つ手描きの為、同じ物は一つとしてありません。
『描いている線の多さが、そのままお値段の高さになります』
店員さんが、そう教えてくれました。
線が多いということは、それだけ職人さんの手が掛かっている…と言うことだから、だそうです。
納得
主人が一番最初に選んで買ったのが、この『ブルーフルーテッドプレイン』です。
ロイヤルコペンハーゲンと言うと、一番最初に思い描かれるのが、『ブルーフルーテッド』シリーズ。
このシリーズには、描かれる線の量により、3つのバリエーションがあります。
一番線が多くて豪華、つまり、一番お高いのが『ブルーフルーテッドフルレース』
残念ながら、とても手が出ません
フルレースと比べると、やや簡素化された絵柄で、お値段もフルレースの半分近くの『 ブルーフルーテッドハーフレース』
一番人気だそうです。
そして。実は『ブルーフルーテッド』シリーズの中で一番最初にデザインされた『ブルーフルーテッドプレイン』
ハーフレースよりも、更にお手軽価格になっています。
でも、そのデザインは、誰が見てもロイヤルコペンハーゲンだと分かる物。
ハーフレースと迷いまいたが、今回はプレインを買うことにしました。

ペアで、購入しました。
店員さんが、カップ&ソーサーの入った箱を、たくさん持ってきてくれました。
全部の箱からカップとソーサーを取り出し、『手描きのため、一つ一つ違います。お手に取って、良く見て、気に入った物を選んでくださいね』と言ってくれました。

写真では見え辛いですが、カップの底には、絵を描いてくれた職人さんのサインが、書いてあります。
もちろん、ソーサーの裏にもしっかりとサインがあります。
カップに絵を描く職人さんと、ソーサーに描く職人さんは別なので、店内に飾られているカップ&ソーサーも、裏を返して見れば、別々のサインが書かれていると思います。
…なんてことも含めて、店員さんが色々教えてくれました。

派手さはなくても、気品が感じられます。
主人がロイヤルコペンハーゲンを好きな理由は、その青い色の美しさと絵柄、だそうです。
男性客に、もちろん女性客にも、お出しできる1客だと思います。
大人のお客様に、そっと寄り添ってくれる、大人のカップだと、そんな風に思っています。

コーヒーメインの喫茶店…とか言いながら、綺麗・可愛いを基準に選んでしまう私。
気が付けば、ティーカップが先行していました。
主人が選んだ『ロイヤルコペンハーゲン』は、コーヒーカップ初めての1客になりました。

2013年2月21日 愛しのヘレンド

2013-02-21 08:59:13 | 愛しのカップたち
喫茶店開業を考えるまで、私はカップに関して、何の知識も、興味もありませんでした。
そんな私にも、一つだけ、気になっていたカップがありました。
デパートの洋食器売り場で見かけ、その可愛らしくも清楚なたたずまいに、見惚れてしまいました。
それが、写真の『ヘレンド』です。
『ヘレンド』は、ハンガリーのブランドで、すべて手描きの絵付けをしています。
『マイセン』や『ロイヤルコペンハーゲン』と同じように、『ヘレンド』にもいくつものシリーズがあります。
インドの華シリーズや、清の花篭シリーズなど有名ですが、私が出会って一目惚れしたのは、ウィーンのバラです。
グリーンの縁取りに、可愛らしい一輪のピンクのバラ。
そして、ぷっくりした形。
可愛い、欲しい。でも、高い

憧れつつも買えなかった『ウィーンのバラ』
入院直前にバーゲンをやっていた洋食器屋さんから、退院後にセールのダイレクトメールが届きました。
グッドタイミング
頑張った自分へのご褒美に(頑張ってくれたのは、先生と看護士さんと、主人でしたが。私は寝ていただけ。歩けるようになってからは、リハビリと称して、売店で売っているハーゲンダッツのアイスクリーム目的に、せっせと階段を下りましたが)購入を決めました。

可愛い。可愛い。すっごく可愛い


最近のカップは金彩のものが多く、それはそれで豪華な感じがして良いのですが、この金彩、洗っているうちに少しずつくすんでいき、剥げていきます。
やはり使用感があまり強いと、お店でお客様にお出しするには、抵抗があります。
『ウィーンのバラ』は、金彩が無いのに高級感があり、そのうえ上品で可愛らしい。
お店で使うにはうってつけ…とは思うのですが、やはり買い揃えるには、お値段の壁が高いのです。

2013年2月15日  愛しのカップ

2013-02-16 23:53:23 | 愛しのカップたち
前回、入院前に初めてのティーセットを購入したことを書きましたが、実はこの時、他のカップも買っていました。
なにせバーゲンセールでしたので、ここぞとばかりに買ってしまいました。
イタリアの『リチャード・ジノリ』
ピンクの縁が、ミレーラというシリーズで、グリーンの縁がエデンというシリーズです。
シリーズこそ違いますが、カップルで来店されたお客様にお出ししようと、買いました。
もちろん、ケーキ用のプレートもカップとお揃いです。

写真を見ていただくと分かりますが、ケーキ用のプレートが、大小二枚あります。
これは、スイーツの二本柱を考えていて、小さいプレートがシフォンケーキ用です。
大きい方のプレートは、もう一つの柱となるスイーツ用です。
もう一つの柱となる予定のスイーツについては、いずれ熱く語りたいと思います。
ついでに…と言って買ったのが、陶器の置物。
これは、ティーセットと同じブランド『エインズレイ』です。

それぞれのテーブルに、ちょこんと飾ったら可愛いかも…と思って、購入しました。
でも、たとえ一輪挿しであっても、生花の持つ癒しのパワーには敵いません。
でもでも、これはこれで可愛いと、そう思ってしまう私なのでした。