カップ一杯の幸せ

喫茶店開業へ向けての、夫婦二人でゆっくりまったり、少しずつ歩んでいく日常を、記録していきます。

2013年6月24日 入院になっちゃった!  その4

2013-07-29 11:05:35 | 日記
入院四日目です。
朝も早くから、お腹が空いています。
元気な証拠

今日は、検査の日です。
MRAと言う脳の血管の状態を調べる検査と、心臓のエコー検査です。
検査結果が出たら、退院できるかな?
朝から、ソワソワ、ワクワク

なかなか検査の順番が回ってこなくて、ワクワクが消えて、ソワソワ、ソワソワ
でも、ギリギリお昼前に検査の順番が回ってきて。



今日は平日なので、面会時間は15時からです。
主人が来てくれるまで、暇で暇で。
お向かいのベッドの患者さんは、午前中から、理学療法、作業療法、言語療法と、リハビリで大忙しです。
動かせない半身、思うように話せない、そんなもどかしさと苛立ちと、押し潰されそうなほどの不安。
でも、今この時期の頑張りが、これからの人生を大きく左右するのです。
不安に負けずに、頑張ってほしい。心から、そう願いました

一年間無事に過ごせてお誕生日を迎えられたことを感謝した日。
その二日後に、入院するハメになりました。
でも、これって、亡き両親からの誕生日プレゼントではなかったのかと、そう思えるのです。
一過性脳虚血発作。そのおかげで、何の障害も残さず、元に戻りました。
自分の身体に潜んでいる危険性を知ることにより、今後の生活習慣と態度を改めることができます。
改善していくことが、できるのです。
今回のことがなければ、今までと同じような生活を続けて、何時かは一過性脳虚血ではなく脳梗塞になっていたかもしれません。
『気を付けなさい。このままだと、大病するよ。今ならまだ間に合うから、きちんとしなさい』
そう、教えてくれたのではないかと。そう思えるのです。

以前、知人に言ったことがあります。
父は、心筋梗塞で苦しみました。
そして、父も母も、がんで亡くなりました。
だから私は、癌と循環器系で死ぬことはないと思います。
自分たちが苦しんだ病から、両親が守ってくれると、そう信じているからです。
医療従事者とは思えないような発言ですが、現に筋層まで進行していた子宮癌も、何の問題もなく6年半が経過し、その時の術前検査で判明した弁膜症も、無事手術済みとなり、こうして元気に暮らしています。
もし何かあるとしたら、脳梗塞かな…?

冗談口調で言いつつも、でも本人はまじめにそう思っていました。
父母共に脳梗塞にはなっていないので、脳梗塞から私を守る術がないのでは、そう思っていたのです。
でも、違いました。
こうして今回も、ちゃんと守ってくれました。

主人が来てくれて、まったりと二人でテレビを見ていると、先生が検査結果の説明に来てくださいました。
結果は、問題なし
そうなってくると、何が原因で今回の発作が起こったのかが問題になるのですが、数パーセントの人は原因不明だそうで、私もその数パーセントの一人、と言うことです。
なので、今回入院となったことをくよくよと思うことはせず、余り不要な心配はせず、元気に日常生活に戻ろうと思います。
あっ、でも、食生活の見直し改善と、血圧のチェックはきちんとしていこうと思います。
元気に長生きする為に、ね。
元気に長生き。これを座右の銘にしようかしら

検査結果が問題なかったので、退院の許可が出ました。
『明日の午前中で良いかしら? なんだったら、今から手続してもらう?配膳の時間になるから、ちょっとお待たせするかもしれないけど、それでも良ければ、今日退院で良いけど?』
『今日、退院します!』
もちろん、即答です。

入院と言われた時は、マジ?と思いましたが、こうして三泊四日で済んでしまえば、ただただありがたく思うばかりです。
元気でいられることの有り難さ、自分を支えてくれる人たちへの感謝。
そんなことを改めて考えた、三泊四日でありました。

2013年6月23日   入院になっちゃった。  その3

2013-07-21 16:43:51 | 日記
入院3日目。日曜日だからなのか、朝はパン食です。
食パン2枚にジャムにスライスチーズ。スープにバナナ。そして牛乳。
勿論完食です。主人が来てくれるまで、『ハンター×ハンター』を読み、主人が来てくれてからは、一緒に並んでテレビを見て。
こんな風に穏やかに、何時もと同じ日常を病室で送れるのは、やっぱり主人のおかげです
いつも思っている事ではあるけれど。やっぱりこういう時に、心から思います。
ああ、この人と結婚して良かったなぁ

この病院では、お昼は11時前からお茶が配られ、配膳の準備が始まり、12時前にはランチになります。
夕方は、16頃からお茶が配られ、17時には配膳が始まり、夕食になります。
我が家の夕食は、大体19時過ぎ。私が午後勤務の時は、20:45頃。
17時にお膳を運ばれても、お腹が空きません…と思ったのは、昨日まで。
3日目にして、早このリズムに慣れてしまって、16時頃からしっかりとお腹が空くのです。
こうなってくると、退院後が心配
16時からお腹が空いては、お仕事になりません

一昨日、診察してそのまま入院となったわけですが、何の説明もなく個室に通されて、そのまま個室に入院となりました。
暇なので、病棟内をぶらぶらすると、個室の部屋数が多いように思います。後は、4人部屋と、6人部屋がいくつか。
個室料金を聞いてきた主人が、個室じゃなくても良いかと、訊ねてきました。
勿論オッケーです。
だって、こんなに元気で、お部屋についているお風呂も使っていないし(病棟の広々としたお風呂場を、借りています)、個室にいる必要は、何一つありません。まあ、こうして主人と二人でまったりすることは、できなくなりますけど

個室料金を聞いて、びっくり
一日19000円です。
だってねぇ、去年弁膜症の手術で聖マリアンナ病院に入院した時。この時も、入院から退院まで個室でお世話になりましたけど。料金はほぼ同じでも、お部屋の広さも違うし、ソファーもあったし、お風呂場も広かったし、お部屋についているテレビも、テレビカード無しで見放題でした。そして何よりも、食事が違いました。
一般病室の食事より、おかずが一品多くて、その上フルーツがついてきました。
それだけではありません。なんと、おやつの時間があるのです。
紅茶と&クッキーとか、緑茶に水羊羹とか。
それはもう、楽しみでした
ここでは、おやつはありません。
テレビも、1000円のテレビカードを買わなくてはなりません。
食事だって、もちろん特別食ではありません。



結局、差額の生じない大部屋の空きがなく、4人部屋に移ることになりました。
4人部屋と言っても、私の病室の向かいの個室にいた患者さんが同時にお引越しして、広い4人部屋を2人で使うことになりました。
4人部屋は、一日5000円です。でも、広い部屋を2人で。なんて贅沢

同室となったNさん、年齢はお聞きしなかったけど、多分私より10歳ほど年上。
Nさんは、私より丁度10日早く入院されました。
リビングでくつろいでテレビを見ていたら(ここまでは、私と一緒)突然ろれつが回らなくなり(私は、突然立てなくなりました)ご主人が救急車を呼んで(私は、主人がタクシーを呼んでくれました)この病院に運びこまれました。
私とNさんの大きな違いは、私は一過性脳虚血でしたが、Nさんは脳梗塞だったのです。
すぐにICUに入れられて、私が入院する前日に、向かいの個室に移られたそうです。
左麻痺と口語障害、ご自分では、まったく左半身を動かすことができません
ほとんど寝たきり状態で、ご自分では寝返りすら打つことができません。
一過性脳虚血発作と脳梗塞では、こんなにも違うのです。
今後の人生が、大きく大きく、分かれてしまうのです。
と言っても、一過性脳虚血発作を起こした人の約二割が、三ヶ月以内に、脳梗塞を起こすというデーターがありますので、楽観視は禁物です。
Nさんを見ていると、自分のことが自分でできずに、人の手を借りなければならないもどかしさと辛さを、つくづく考えさせられます。
やはり、健康であることが一番
健康でありさえすれば、大抵の事は何とかなるものです。
多分、ね

2013年6月22日   入院になっちゃった!その2

2013-07-14 10:18:53 | 日記
入院初日の夜、ぐっすり眠れました…と言いたいところですが、24時間点滴の為に、トイレが近くて。夜中に何回もトイレに通う羽目になり。結果として、余り良く眠れませんでした
でも、本人は今日も元気

入院の良いところは、上げ膳据え膳。
座って待っていれば、お食事が出てくる。こんなに楽な事は、ありません。
そうなると、心配になってくるのが、主人の食事。
主人が来てくれると、先ず、昨夜何を食べたのか、今朝は何を食べたのか。
質問攻めです。勿論、ちゃんと録画してくれたのかも、ね。

個室なので、心置きなくテレビが見れます。
主人と一緒にテレビを見ていると、入院している事を忘れてしまいそう。
近くに住んでいる兄夫婦に一応、入院した事をメールで伝えると。日曜日にお見舞いに来てくれるとの返事があり。
慌てて、絶対に来ないでと、返信して。
だって、こんなにも病人らしくないのに、わざわざ来ていただくだなんて、恥ずかしいじゃないですか
わざわざ来る程の事もなかったなって、そう思われるのは、申し訳ないじゃないですか
それに、週明けには退院の話が出そうな予感がムンムン
お見舞いに来て頂くより、退院してから一緒に何か食べに行ってくれる方がずっと嬉しい。

今日は午前中に検査、あとは点滴続行中。
先生にお願いして、シャワーの許可を頂きました。
病室のバスルームでシャワーを浴びるつもりでいましたが、『病棟の浴室の方が広くて、良いですよ』と看護師さんに言われ、病棟の浴室をお借りしました。
確かに広い。しかも、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ完備
せっかく主人が、シャンプー&コンディショナーを買ってきてくれたのに
と言うことで、主人が買ってきてくれたのを使うことに決定
点滴を一時止めてもらって、サランサップでグルグル巻きにしてもらって。
本当は湯船につかりたいところですが、我が侭は言いません。シャワーだけでも、充分気持ち良い。

一応、出された食事は全部、写真におさめてみました。
正直、去年入院した聖マリアンナ病院の方が、食事は美味しかったです



そうそう、大事な事を書き忘れる所でした。
昨日来院して直ぐにMRIの検査をして、異常所見は出なかったのですが。
『撮った時間が早すぎたのかも。明日もう一度撮りましょう』と言われ、本日取り直しました。
結果は、異常なしでした。やったね

2013年6月21日  入院になっちゃった!

2013-07-04 09:03:13 | 日記
それは、突然でした。
立て膝をして…体育座りをしてテレビを見ていたら、急に、立てていた左膝がグランと倒れてしまい、保持できなくなってしまいました。
アレッ
立ち上がろうとして、でも左足に力が入りません
これは、まずい。これは、まずいぞ
救急車コースかも
どうしよう…呼ぶべきか、それとも、もう少し様子を見ても大丈夫なのか?
でも、悩んでいるうちに、少し力が入るようになってきて。
様子見で良いかも…
と、思っていたら、今度は左腕が痺れてきて。
う~ん、これはやっぱり、病院行きなのかな?
と、悩んでいたら、症状が軽くなってきて。
このまま、様子を見ようか…。と思いましたが、念の為にと、近くの病院にタクシーで行く事にしました。

結果、『TIA』一過性脳虚血性発作。
チャゲ&飛鳥の飛鳥さんが罹った病気ですね。
小さな血栓とかが原因で、一時的に脳への血流が途絶え、痺れとか麻痺とか、頭痛とかろれつが回らなくなったりとか、そう言う症状が出るのですが、脳への血流が再開すると、そう言った症状は消えます。時間が短いので、脳へのダメージもありません。
ただ、再発、あるいは、脳梗塞へと移行する危険を孕んでいるので、即入院になってしまいました。
さあ、困ったぞ。念のために検査…くらいの気持ちで来ていたので、このまま入院と言われても
それに、今日は『TAKE FYVE』の最終回。今まで見続けてきたのに、最終回だけ見られないなんて、そんなことがあって良いのでしょうか?いいえ、良いわけががありません

入院は避けられないとの事で、先ずは職場に電話連絡を。
本人はこんなに元気なのに、入院の一言を口にするのが、とっても恥ずかしい

診察が終わって入院が決まったのは、5時近く。
配膳の準備がある為に、お部屋の準備に時間が掛かるので。
そう言われて、正面玄関とは別の、裏口にあるロビーで待たされて。
その間に、主人に持ってきてもらう荷物を書き出して。でも、ここではパジャマやタオルはレンタルになっていて。歯磨きセットまで使い捨てで。
せいぜい下着と(下着すらも、パジャマ・タオルセットの中に入っているのです。さすがに下着は、使う気になれなくて、自分の下着を持ち込みました)コップと、基礎化粧品くらい。あっ、スマホの充電器も、忘れたら大変です
『後ね、ハンター×ハンターを13巻からね』
最近、読み返し初めていたのです。
『後ね、録画しておいて欲しいのは、今夜のTAKE FYVEと、明日の35歳の高校生と。日曜日の空飛ぶ広報室、ハンター×ハンター、八重の桜。それから、関ジャニの仕分け∞と、後は、私が見たがりそうな番組、よろしくね』
流石、仲の良いおしどり夫婦です。私が見たがりそうな…の一言で、OKなのですから
主人は一生懸命書きとめてくれて、私は一生懸命他に忘れていないか頭を巡らせて。
入院が決まって一番の心配ごとがテレビの番組だなんて、なんてお気楽で幸せな事なのでしょう
6年間の間に、今回の入院は4回目。でも、いずれの入院も、深刻にならないのが私たち夫婦の良いところ

『お部屋の準備ができました』そう言われて通されたのは、個室
まあ、気が楽で良いけれど。
早速お部屋探検。と言っても、聖マリアンナ病院の個室とは違って、狭い
病室自体は狭くても良いけど、バストイレが、メチャメチャ狭い。浴槽と洗面台とトイレを、無理やり押し込めた感じ。
既に右腕には治療の点滴が刺され、一応安静が必要なので、お風呂の許可は出ていません。
明日はお風呂、入れるのかな

主人が『ハンター×ハンター』を…必要な荷物を取りに行ってくれている間に、お食事が運ばれて来ました。
最初看護師さんから、今日は禁食ですと言われたのですが。
そう言われた時の私のリアクションが、余りにもあんまりだったようで
『そうですよね。お腹空いちゃいますよね。朝まで、もたないですよね』と、同情してくれて、先生に掛けあってくれました。
その結果GETできたのが、見出し写真の夕食です。
ピーマンの肉詰め、大好き
おかずは、勿論完食。でも、お丼一杯のごはんは、さすがに完食はムリ。

数時間前までは、一緒にテレビ見て笑っていたのにな…
ほんのちょっぴり、そんな事を考えて。
でも、こんなに元気なのだからと、直ぐに退院できることを信じて疑わず。
退院したら、何を食べに行こうかな
そんな事を考えて、私の入院一日目は終わっていきました。
主人がちゃんと録画をしてくれることを、信じて。おやすみなさい

2013年6月19日

2013-07-03 10:09:46 | 日記
今日は、私の53回目の誕生日です。
色々な事に、感謝する日です。

今から20年ほど前、まだ両親も健在で。毎年誕生日には、両親を代表して母が、お誕生日おめでとうコールをくれました。
『この年になると、おめでたくもないけどね』
そう言った私に、母は。
『病気にもならず、交通事故にも遭わず、こうして無事にお誕生日を迎えることが出来た事、それがおめでたいことなの。自分の誕生日を、おめでとうって祝ってくれる人が、周りに居てくれる、それがありがたい事なの。だから、お誕生日は、感謝する日なの。こうして無事にお誕生日を迎えられたことに、祝ってくれる人が周りに居てくれることに、心から感謝しなくてはね』
そう、言ってくれました。
この年から、お誕生日は感謝する日になりました。

お菓子を習っていると、『誕生日ケーキは、やっぱり自分で作るの?』と、よく聞かれます。
答えは、『NO!』です。
私にとってお菓子作りって、まだまだ大好きな趣味、と言う域には達していなくて。
どちらかと言うと、大切な人に喜んでいただく為の手段の一つ、と言った感じでしょうか。
なので、誰かの為にケーキを作る事はあっても、自分の為に作る気には、なかなかなれません
なので、今年も作りませんでした。
でも、ケーキのないお誕生日と言うのも寂しいので、今年も買ってきました。

見出しの写真のケーキは、主人のお誕生日に作ったケーキです。
バスケット絞りと言う、ちょっぴり変わった絞り方をしています。
『主人のお誕生日ケーキを作りたい』と言う私のリクエストに、yuki先生が教えてくれたケーキです