カップ一杯の幸せ

喫茶店開業へ向けての、夫婦二人でゆっくりまったり、少しずつ歩んでいく日常を、記録していきます。

2013年8月15日  大好きなyuki先生のレッスン再開

2013-08-16 08:34:55 | お菓子教室
今年3月、無事に男の子を出産されたyuki先生が、お菓子教室を再開してくれました。
と言っても、本格的な再開ではありません。お菓子教室の場は、今まで通り先生のご実家。先生のお母様のご都合がつくときに、赤ちゃんのお世話をお母様にお願いして、レッスンをしてくれます。
こんなに早く再開してくださったのには、先生の『小さなお子様を抱えたママ』たちへの、優しい想いからです。
ご自身が新米ママになり、いつもbabyちゃんと一緒で、それはそれで幸せな事なのですが、babyちゃんを連れて出かけられる場所が限られていて。そんなママたちに、ほんの一時でも、育児から離れて楽しくまったりとした時間を過ごせて頂けたら。
そう考えて、お母様の協力を得て、ママさんクラスを作られたそうです。
お二階でお母様がbabyちゃんたちのお世話をして下さり、その間ママたちはワイワイ楽しくお菓子を作って、完成したら出来上がったお菓子でティータイム。色々情報交換したり、リフレッシュされて帰られるそうです。

お話は前後しますが、職場の同僚が、ご主人の転勤で神戸に引っ越すことになり、退職することになりました。
そんな彼女のために、彼女の好きなものを最後に食べてもらいたくて。
リクエストしてもらったら、『プリンとシュークリーム』
はい、私もプリンとシュークリーム、好きですよ。大好きですよ。食べるのはね。
プリンは、好評をいただいていますから、多分大丈夫。
問題は、シュークリームです。
シュークリーム、材料は簡単だけど、作るとなると、必要不可欠なスキルがあるのです。
絞り出し、と言うスキルが
超苦手で、避け続けてきたスキル。
シュークリームって、生地を絞り出した時点で、仕上がりが決定してしまうんですよね。
綺麗に絞り出さないと、綺麗に膨らみません。
そんな形成を助けてくれるのが、クッキー生地のシュークリームです。
絞り出した生地の上にクッキー生地をのせるだけで、あ~ら不思議。こんなに綺麗に大きく膨らむのです。



『クッキーシュークリームは、どう?』
『クッキーシュークリーム、良いよね。でも、普通のシュークリームが好き』
『普通のシュークリームも美味しいよね。でも、クッキーシュークリームも美味しいよ』
『うん。でも、普通のシュークリームの方が好きかな?』
『…そうですか』
普通のシュークリームに決定しました。

シュークリームの難しさを知ったには、初めてのお菓子教室『ラ・ファミーユ』で、初めてシュークリームを作った時です。
生地の絞り出しが下手だと、こうなりますよ。と言うお手本のような、仕上がりでした。
膨らみ方が、ものの見事にいびつ、なのです
シュークリームなんて、作れなくても良いもん。
二度とシュークリームなんて、作らないもん
そう心に固く決めた私の心を、優しく溶かしてくれたのが、yuki先生でした。
大丈夫。これなら、きっと綺麗に膨らむから。
そう言って、シュークリームが大好きな私に教えてくださったのが、クッキーシュークリームだったのです。
写真のように、綺麗に大きく、膨らみました。

さて、リクエストは、普通のシュークリーム。
自力では、絶対に無理

実は、先月末、yuriちゃんと一緒に出産祝いを持って、先生のご自宅にお邪魔しました。その時のやりとりで、本格的な復帰はまだだけど、希望があればレッスンできますよって、そう言って頂けて。
先生とbabyちゃんのお世話をしていただくお母様のご都合で、決まったレッスン日が、彼女のお仕事の最終日。
なんと言う偶然。

二度と作らないと決めた、普通のシュークリーム。
リベンジです

そして、玉砕です



このチマチマ感、不揃いで、不細工で、涙が出そうです。
先生に、絞り出してもらえば良かった

でも、自分で作るからこそ意味があり、この不細工感も、また味わいの一つ。

でも、クッキーシュークリームと比べると、その仕上がりの違いは歴然です。



写真を並べて見ると、一目瞭然。お皿こそ違えど、そのサイズは同じです。
同じサイズの箱に、クッキーシュークリームは4個でギッシリ。今回は、4個でスカスカ。
天板に絞り出した生地の大きさは、ほぼ同じなのに、この違い。

もう二度と、普通のシュークリームは作らない。
再び、そう心に固く決めた私でした。

でもね、不細工だけどね、味は良いのですよ。美味しいのですよ。




2013年6月10日  お菓子教室『ル・グッテ』4回目大好きなババロア

2013-06-30 11:38:34 | お菓子教室
今回のメニューは、『黄桃のババロア・トルテ』
大好きなババロア・ムース系のお菓子で、自然と力が入ります。

先ずは、土台となるスポンジケーキを焼きます。
土台となるスポンジケーキ、と言うと、必ず脳裏に浮かぶのが、以前ちょっとだけ通っていたお菓子教室の記憶。
初めて通った池袋の、シフォンケーキ専門店のお教室。そこで知り合った方が、自宅で開いたお菓子教室に、私を誘ってくれて。
何回目かに教えて頂いた、ラズベリームース。やっぱり土台にスポンジケーキをスライスして敷くのだけれど。
レッスンの時間短縮の為か、すでにスライスされたスポンジケーキが用意されていて。レシピにも、5mm厚さにスライスしたスポンジケーキ1枚、と記載されていて。
とっても簡単に、美味しく可愛くラズベリームースは出来上がりました。
早速お家で復習しようと思い…でも、この時は未だスポンジケーキって、焼いたことが無いんですよねぇ
でも、スポンジケーキを焼かないことには、何も始まらない。
レシピ本で調べて、何とか焼いてみました。
お世辞にも上手に焼けず、何が悪かったのかも分からず。
先生に、自分が焼いた配合と焼き時間をメールして、上手く焼けなかった原因として何が考えられるのか、質問してみました。
何回かメールのやり取りの後、先生の配合と焼き時間を教えてもらえないかと訊いたところ。
『私のレシピは、何回も試行錯誤を重ねて生み出した物だから、教えられない』と言われました。
レシピは商売道具、タダでは教えられない。それは、分かります。
でも、今回のレシピは、スポンジケーキがないと成立しないのです。
『スーパーや製菓材頂店で、スポンジケーキを売っていますよ』
先生からのメールに、そう書かれていました。
ダメだ…この先生とは合わない。一緒にやっていけない。
返信メールを見た瞬間、そう思いました。
翌月から、お菓子教室はやめました。

今回は、勿論、スポンジケーキを焼く所から始まりました。
今回のメニュー、ババロアと書いてありますが、ババロア自体はとっても簡単で。
土台となるスポンジケーキを焼く事こそが、今回のレッスンの目的だったのです。
レッスン時間の大半を、スポンジケーキに費やして、じっくり教えてくれました。

ババロアに入れるフルーツは、今回は缶詰の黄桃と、葡萄。
葡萄の皮を、1個ずつ剥くのが大変でした
彩りだけを考えたら、黄桃と白桃で作っても、良いかも。
イチゴで作っても素敵。
栗の甘露煮で作っても素敵と、先生が教えてくれたけど。栗の甘露煮、お高いからなぁ

次回は『ヨーグルト・トルテ』
スポンジケーキを土台にした、ヨーグルトムースです。
夏はやっぱり、バターたっぷりの焼き菓子よりも、断然ババロア・ムース系
今からワクワク楽しみです。

2013年5月13日  憧れのマーブルくん

2013-05-21 19:38:32 | お菓子教室
新しいお菓子教室の、本日は三回目。
基本グループレッスンで、通常四人らしいのですが、幸いなことに毎回、tomokoさんと二人のペアです。
二人なので、先生に細かいところまで見ていただけるし、先生との濃密な時間を過ごすことができます。
今回は、憧れのマーブルパウンドケーキ

マーブル、大好き。
本当に好き。すっごく好き
今までも、挑戦しなかったわけではないのだけれど。
思うほどに可愛くも繊細なマーブルが出来なくって。
マーブル模様は、何回作っても、同じ模様には二度と会うことは出来なくて、まさに一期一会。
焼き上がり、型から外して、カットするまでは。どんなマーブルくんになっているのか、分からない。
どうか、可愛らしいマーブルくんに仕上がっていますように
毎回願い、毎回ちょっと凹み。

でも、今回は違います。
マーブルくんの作り方を、伝授していただきました。
yuki先生の時もそうでしたが、お菓子教室から帰ってくると疲れてしまって。その日のうちに家でお菓子を作る、なんて事は、一度もありませんでした。
でも、今回は違います
帰って早々、早速復習しました。
作らずにはいられない。それ程、やっぱりマーブルくんが好き

さて、前置きが長くなりました。
マーブルですから、生地は二種類です。
今回は、ココアを使ったチョコレート生地…本当は、ココア生地。
色々な本やネットでみるレシピとは、マーブルの作り方が違います。



まずは、大きめのボウルにプレーンの生地を広げて。
その上に、チョコレート生地を、ポンポンと置いて。




ゴムベラで、シャッシャッと、切る様にチョコレート生地を四方八方に広げ。
写真のようになったら、ゴムベラですくい上げるようにして型に移動します。


型に移したばかりだと、こんな感じ。

型の隅に指を掛けて、トントンと生地を均します。
ちなみに、写真に写っているのは、先生です。

今までは、どうしても中央に火が通り難く、半生焼け状態で涙を呑んでいました。
隅に火が通りやすく、中央に火を通そうとすると、隅が焼き過ぎてしまいます。
そんな時は、焼き過ぎ防止の為に、アルミホイルを被せるのですが…
今までは、アルミホイルをピリッと切って、上にポンと載せていました。
『そんなことしたら、一番火を通したい真ん中にも、火が通らなくなるじゃない』と、先生に一蹴されました。
はい、ごもっとも


火を通したい真ん中は開けて、両端だけアルミホイルで包みます。
型を直接天板の上に載せるよりも、オーブンシートを敷いてその上に載せた方が、底の部分の焼き色が綺麗になります。
小さなボウルに水を入れて、一緒に天板に載せて焼くと、しっとりと焼き上がります。
そうした一つ一つのコツが、美味しいパウンドケーキに仕上げてくれます。



焼き上がったら型から外して、型紙をペリペリ剥がし。
粗熱を取る間、ケーキが乾燥しないように、キッチンペーパーを被せて、ついでに外した型も被せちゃいました。



先生が焼いたパウンドケーキは、カットすると、こんな感じになりました。
自分が焼いたパウンドケーキのマーブルは、家に帰ってからのお楽しみです。


と言うわけで、お持ち帰りしたパウンドケーキをカットする前に、まずはいそいそと復習です。
18cmの型と言っても、メーカーが違うと、縦×幅×高さのサイズが、微妙に違います。



右側が、お菓子教室で作ったものです。
左側が、家で復習したものです。

マーブル模様は、同じ一本でも、カットするたびに違う表情を見せてくれます。
金太郎飴とは、違うのです。
マーブルくん、最高

2013年4月8日  お菓子教室『ル・グッテ』2日目

2013-04-11 15:26:37 | お菓子教室
ブログの更新が滞っている間にも、ご訪問してくださった方たちがいてくださり、ありがとうございます。

さて、お菓子の勉強をする場である『ル・グッテ』2日目です。
2日目と言っても、間に二週間、経過しています。
まずは、前回撮り忘れたお店の写真を、パチリ。

『マドレーヌ、作ってみた?』
先生の第一声です。
復習しておいて、良かった
『オーブンの温度、どうだった? 同じように、焼けた?』
『家のオーブンの方が、焼きがあまいです』
『で、どうしたの? 焼きの温度を上げたの? 焼きの時間を延ばしたの?』
『時間は、どれくらい延長したの?』
『日にちの経過で食べ比べてみた?』
『何日目のものが、一番美味しかった?』
先生から、怒涛のような質問攻め

今回から、グループレッスンです。
グループレッスンと言っても、二人です。ほぼ同時期に入った方と、ご一緒させて頂くことになりました。
ほぼ同時期に入ったと言っても、私のように素人ではありません。
無印良品のチーズケーキやキッシュやタルトなどを作るお仕事をされているそうです。
やはりこの方も、将来お店を開くことを夢見て、この教室に足を運ばれたそうです。

本日のお菓子は、『ケーク・アナナス』
アナナスとは、パイナップルのことです。
ケーク・アナナスとは、パイナップルケーキのことですね。
ここでは、生のパイナップルではなく、缶詰を使います。
缶詰のパイナップルをそのまま使用すると、焼き菓子の大敵である水分が出てきてしまいます。
キッチンペーパーで取れるのは、表面の水分だけなんですね。
缶詰のシロップに、さらにグラニュー糖を加えて、パイナップルを煮ます。こうすることによって、水分が出てこなくなるそうです。
今回はパイナップルの他に、アンズとピーカンナッツも入ります。
パウンド型でも良いのですが、今回はクグロフ型で可愛らしく焼き上げます。

裏ごししたマーマレードを煮詰めたものを、ハケでたっぷりと塗ってコーティング。
これは、ツヤを出して美味しそうに見せる為と、甘さを加える為、そしてケーキを乾燥させない為です。
そして最後に、粉砂糖をレモン汁で溶いた物でアイシング。
このアイシング、初体験でしたが、なかなか難しい
心の中で、無くても良いかな…なんてことを思ったりして


自分の作ったケーキが焼きあがるまでは、先生が作ったケーキで、しばしのティータイム。
このティータイム、先生にいろいろお話を聞くことができるゴールデンタイムなのです。
今回は、このお店の定番かつ人気商品でもある『カヌレ』について。
カヌレは、あらかじめ生地を準備して冷凍して置けるので、前日や当日、一から作る必要がない為、とっても手軽に作れる『お助けメニュー』だそうです。このカヌレを作れるようになると、それだけで、かなり助かるそうです。
もちろん、このカヌレも教えて頂けます。
でも、それはまだ、先のお話。
私が習い始めたベーシックコースをすべて終了して、上のコースに進んでから。
気ははやるけど。何事も順番に、1歩ずつ。

次回は、マーブルケーキです。
マーブルケーキ、大好き

あっ、その前に、yuriちゃんと一緒にシュークリームのレッスンがあります。
シュークリーム、大好きだけど、作るのは苦手。
生地の絞り出しも苦手だし、カスタードクリームを炊くのも、超苦手
でも…頑張る

2013年3月26日 新しいお菓子教室『ル・グッテ』

2013-03-25 17:57:54 | お菓子教室
大好きなyuki先生との出会いは、2010年8月11日でした。
マンツーマンレッスンで、自分のペースでできるので、自由に、のびのびとレッスンを受けることができました。
初心者の私にyuki先生は、お菓子作りのハードルを下げてくださり、お菓子作りは楽しいことなのだと、教えて下さいました。
yuki先生との出会いがなければ、私は挫折していたかもしれません。
そんなyuki先生に、わたしは一生教えを乞うつもりでいるのですが…

今週中に、yuki先生は、ママになります
そう、産休、育休に入られたのです。
レッスンの再開時期は、まだ未定です。

一時的なものとは言え、師を失った私を心配してくれたyuriちゃんが、またまた新しいお菓子教室を紹介してくれました。
浅草橋の駅近くにある『ル・グッテ』
あくまでお菓子教室がメインで、木曜日・金曜日の二日間だけ、ケーキ屋さんに変身します。
ホームページも、ブログもないために、情報は食べログ等の口コミしか、ありませんでした。
週二日しか開店せず、お店自体も、とってもこじんまりとしていて、うっかり通り過ぎてしまいそう。
店内も狭いから、並んでいる商品も少なめで、売り切れたらその日は終了。
そんな理由から、『幻のケーキ屋さん』と、評判になっているようです。
リピーターのお客様は、電話で予約してから買いに出掛ける方も、多いそうです。

さて、そんなお店の、奥にある調理場が、お菓子教室のスペースになります。
基本グループレッスンなのですが、本日は初回と言うことで、先生とのマンツーマンでした。
ここの教室には、私のように、将来お店を開きたいという生徒さんが多く通っているようで、実際に何人も、開業された卒業生がいるようです。
yuki先生は、お菓子作りの楽しさを伝えてくれました。
ここでは、『売り物を作る』と言う前提ありきで、教えてくれるようです。
初回のメニューは、マドレーヌ。

マドレーヌのレシピは、幾つか知っていますが、その中で断トツ、バターの量が多いです。
さすが売り物。
でも、バターの使用量を知った今、食いしん坊の私も、さすがに3個目は躊躇してしまいそう。
…と言うより、躊躇すべし

バターを使った焼き菓子の生地は、生地を馴染ませるために、直ぐには焼かずに生地を寝かします。
生地を寝かしている時間を使って、もう一品。
ガレット・セザムと言う、ゴマを使った焼き菓子です。
煎りゴマと、グラニュー糖と、薄力粉と、生クリーム。
これらを混ぜて焼くだけと言う、実に簡単な焼き菓子です。

これ自体を売り物にするというよりも、コーヒーのソーサーにちょっと添えたり、アイスクリームにちょっと突き刺したり。
添え物サービスとして使うと、喜ばれそうです。

マドレーヌのレシピは、手順が少なく簡単で。
さすがに3行レシピと言うわけにはいきませんが、それでも、簡素なものでした。
しかし、今回のレシピ。パソコンで打ち直している今、ちっとも終わりません。
手順・行程が増えている訳では、ありません。
注意書きや、コツなど、たくさん書き込みがあるからです。

yuki先生の時は、ただただ楽しく、お菓子を作っていました。
新しい先生は、私に考えることを要求します。
『どうしたら良いと思う? ちゃんと考えてみて。そしたら、どうすれば良いのか、自ずと分かるから』
そう言って、教えてくれる前に、まず考えさせて行動させます。
アクションが不正解だと、何故そうしたのか、何を思ってそうしようと思ったのか、問い詰められます。
そして、正解とその理由付けを教えてくれます。
ああ、私はお菓子教室に来ているんだ。
勉強に、来ているんだ。
遊びに来ているんじゃないんだ。
改めて、そう思わずにはいられません。

身が引き締まるレッスン初日でした。