カップ一杯の幸せ

喫茶店開業へ向けての、夫婦二人でゆっくりまったり、少しずつ歩んでいく日常を、記録していきます。

2013年8月25日モーニングは、やっぱりコメダ?  

2013-08-26 16:13:19 | 喫茶店巡り
私の住んでいる近辺に、『コメダ』があります。
愛知県名古屋に本社がある、喫茶店チェーンです。 2003年に、関東に進出してきました。
兄夫婦に、車で連れて行ってもらい、初めてモーニングセットなるものを食べました。
いえ、普通のモーニングセットは、食べたことがあります。
ここで言うモーニングセットとは、珈琲を注文するとサービスで、無料でついてくるトーストとゆで卵のことです。
なんて素敵なサービスなのでしょう
新聞や雑誌も置いてあり、珈琲飲みながら雑誌読んだり、トーストかじりながら雑談して。
兄夫婦は、以前からよく『コメダ』を利用していたようです。
我が家から、歩いても行ける距離なので、弁膜症の手術後、リハビリも兼ねて、『コメダ』目指してお散歩を頑張りました。
近所でモーニングを楽しめる場所は、『コメダ』しかなかったのですが、今年に入り、なんと二軒も新しく開店したのです。
一つは、『オランダ坂珈琲邸 町田金井店』 日本レストランビジネスがフランチャイズビジネスとして展開している、チェーン店です。
今年の6月4日にオープンしました。オープン直後は混むだろうからと、しばらく待ってから行ってみました。
平日なのに、メチャメチャ混んでいます
ほとんどが、女性客です。
ここのモーニングは、厚切りトーストとゆで卵。『コメダ』と同じです。
そして、『オランダ坂珈琲邸』全店で提供している、名物『オランダ坂珈琲邸ホットケーキ』
注文を受けてから焼き上げるので20分はお待ちいただくという、一押しメニューのようです。
メニューの写真を見ても、美味しそう。
アイスコーヒーにモーニングセットを付けてもらって、追加でホットケーキも頼んでみました。
まず、アイスコーヒー。

断言します。
今まで飲んだ珈琲の中で、ダントツ一位の薄さです。
色こそ黒いけど、水で薄めたような、香りも味も飛んでいる、悲惨なアイスコーヒーです。
嘆くよりも、怒りが湧いてくる、そんなアイスコーヒーです。
ホットケーキも、しっとり感がなく、唾液を奪われます。飲み物がないと、厳しいです。
外観がオシャで期待したのですが、店内はスペースの割に座席数が多いのか、隣席との間隔が狭いです。
店内に、女性陣の話し声と笑い声が、響きます。なので、自然と自分たちの声も大きくなります。そうしないと、相手の声が聞こえないので。
結局、落ち着かず、不味いアイスコーヒーを飲みながらパサついたホットケーキを頬張って、そそくさとお店を出ました。
気が付けば、写真を一枚も撮っていませんでした。
多分、もう行くことはないと思います。



もう二度と行くとこはないだろうと思った『オランダ坂珈琲邸 町田金井店』、実は我が家から徒歩40分程の所にあります。
お散歩コースとしては、程よい距離です。気に入れば、お散歩がてらモーニング、なんてことを考えていたので、残念です
と思っていたら、徒歩10分の場所に、『星乃珈琲店』がオープンされました。
こちらも、オープン直後はグッと我慢して、しばらくしてから平日を選んで入店しました。
こちらも『オランダ坂珈琲邸 町田金井店』と同じく、平日にもかかわらずほぼ満席状態。そして、8割以上が女性のお客様です。



入口の看板には、『モーニングサービス400円』と書かれていますが、これはブレンドを注文した時のお値段で、正確には、各種ドリンクを注文すると、無料で『トーストとゆで卵』がついてくるサービスです。なので、注文した飲み物によって、お値段は変わります。



まず、トーストとゆで卵が、運ばれてきました。
大人しく珈琲が運ばれてくるのを待っていたのですが、なかなか出てきません。
せっかくのトーストが冷めてしまうと思い、トーストをパクリ。
すっかり、しっかり冷めて、固くなっていました
半分食べたところで、写真を撮り忘れていたことに気付き、慌ててパチリ。
どうせ冷めているのだからと、珈琲がくるのを待つことにしました。



提供された珈琲は、まさに淹れたて。熱すぎます。案の定、苦みが立ちすぎてます。お湯の温度が高いと、苦みが引き立つのです。
私の席からは、丁寧にドリップしている店員さんの姿が見えます。その姿に好感は持てるのですが、この数のお客様のオーダーを、たった一人で担うのは、あまりにも無理というもの。人手不足と言わざるおえません。混んでいるのは明白なのですから、待たされる覚悟はあります。だから、待たされても良いから、珈琲とモーニングサービスのトーストは同時に出して欲しかった。




ダックワーズ大好きな私は、ダックワーズがあると、とりあえず買ってしまいます。
今回は、レーズンサンドと抱き合わせ。
両方とも好きですけど、この一皿が300円、そう思うと、あまりお得感は感じられませんでした。
お味の方は、ごくごく普通です。

ここにも『スフレ』と言う名物があるようなので、次回はスフレを頼んでみようと思います。
でも、モーニングセット目的でこのお店を訪れることは、多分ないと思います。

モーニングセットのトーストは、文句なしに『コメダ』が一番美味しいと思います。
そして、店内の雰囲気も、一番落ち着けると思います。

どちらのお店も、開店間もないので、混んでいるが故のサービス不備があったのかもしれません。
一段落してから行けば、また違った感想が得られるかもしれません。
でも、当分は『コメダ』へ足が向きそうです。




2013年5月6日 魅惑のアフタヌーンティー再び

2013-05-07 20:31:03 | 喫茶店巡り
ゴールデンウィークの4連休。多分職場からもらってきたと思われる風邪を引き、大人しく過ごしていました。
それと言うのも、kayo ちゃんとアフタヌーンティーの約束をしていたから
何とか体調も間に合い、いざアフタヌーンティーへ!
今回も、新宿にある『京王プラザホテル』のアートラウンジ。



飲み物のメニューが、心なしか少ないような…
今回は、フレーバードティーが3種類しかありません。
今までは5種類くらいは、あったのに。
私は、イチゴの紅茶をお願いしました。
見出しの写真がそうですが、本当に綺麗な色をしています。



今月のアフタヌーンティーは、『初夏の色彩』
まずは、『イカの南仏風和え』と『タイ風ポテトサラダ』
エビで隠れて見えなくなっていますが、エビの下にポテトサラダが隠れています。
タイ風と言うだけあって、普通のポテトサラダとは違います。
タイは行ったこともないし、タイ料理を食べたこともないので、よくは分かりませんが。
東南アジア系の味に近いような気がしました。
もちろん、どちらもとっても美味しかったです。



今回のスープは、グリンピースのポタージュ。
『豚肩ロースのペッパーステーキ』は、とってもやわらかく、ピリッと美味しい。
パンは、コーンブレッド。このパン、とっても美味しくて、お代わりしたくなるほどです。
『雑穀米のアランチーニ』これは、いわゆるライスコロッケです。



kayoちゃんが、ウバを頼みました。
紅茶は、ポット出ししてくれます。カップ二杯分です。
素敵なティーストレイナーで、手際よく一杯目を入れてくれます。
手馴れた人が、流麗な手つきで注いでくれる一連の動きは、見ていてため息が出そうになるほど、美しいです。



初夏を感じさせるデザート。
『フルーツのグラタン』と『ローズのゼリー』です。
ソルティードックのようにグラスの縁を飾っているものは、実はお塩ではなく、グラニュー糖です。
本物のミニバラの花びらが、さりげなく添えられています。



一口で食べられるブルーベリータルト。
一口で食べられるけど、もったいないから二口で食べるシュークリーム。
一口で食べられるけど、もったいないから二口で食べるショートケーキ。
この『ホテル特製ケーキ』3点は、タルトのバリエーションが替わるだけで、定番です。
でも、何回食べても美味しいです。

制限時間3時間を、ちょっとだけオーバーしてしまいました。
でも、だからと言って、急かされるようなことは、もちろんありません。
紅茶を色々な種類をお代わりして、いっぱいお喋りして。
あっという間に時間は過ぎてしまいます。
何時もの日常から離れて、ちょっとだけ優雅な時間を過ごさせてもらい。
心身ともにリフレッシュできました。

次は、どんな内容なのかな?
何回来ても飽きることなく、次回を楽しみにできる。
そんな魅力がアフタヌーンティーにはあります。

2013年3月17日  『ウィークエンド・カフェ』

2013-03-18 15:11:17 | 喫茶店巡り
毎日の散歩が、心臓のリハビリに欠かせない私にとって、同じ様に欠かせないものが、散歩の目的地でした。
つまり、散歩で疲れた私を、温かく迎えて癒してくれる、コーヒーとケーキですね。
西方面の散歩では、以前書きました『ビーンズファーム』が、目的地でした。
そして、北方面に向かった時の目的地が『ウィークエンド・カフェ』です。
ここは、その名の通り、週末の金曜日・土曜日・日曜日の3日間だけ、営業しています。
自宅を改装して、ご夫婦お二人で、お店をやっています。なので、大いに参考にしたい喫茶店の一つでもあります。
ご主人がコーヒーを淹れて、スイーツを含めたフードは、奥様が担当されているようです。

お店のコンセプトは、カフェとアンティークのお店、と言うことで、店内の一角にアンティーク雑貨が飾られており、購入することもできます。

余り広くはないですが、テラス席もあります。
暖かくなったら、テラス席でお茶するのも楽しいかもしれません。
このお店、2011年の春に開店されました。
開店して間もない頃に初めて足を踏み入れたのですが、当初はメニューが少なくて
フードは、店名と同じ『ウィークエンド・カフェ』と言う、プレートランチのみ。
しかも、プレートランチの内容は、週替わりとか月替わりになることは無いとのこと。
これでは、リピーター客を掴むのは難しいかな…なんて思っていました。
ただ、この『ウィークエンド・カフェ』と言う名のプレートランチ、美味しいのです。
ポップオーバー、ドイツの伝統的な製法で作られたハム、それに、サニーレタスやベビーリーフ、ポテトなどがお皿にのった、女性にはうれしいヘルシーなメニューになっています。それにキッシュ、またはスコーンが付きます。飲み物は紅茶かコーヒーを選べます。お値段は1200円です。
ランチで1200円と言うのは、決してお安い方ではありませんが、一度は食べる価値あり、と思いました。
ただ…一度食べてしまうと、1200円払ってまた同じ物を食べようと思うかどうか…せめてもう少し、選択肢があると、足も運びやすいのに、と言うのが正直な気持ちでした。
そんな訳で、2~3度行ってからは、足が遠のいていました。

我が家から歩いて40分弱。方角こそ違いますが『ビーンズ・ファーム』と、大体同じ散歩距離になります。
なので、散歩目的に『ウィークエンド・カフェ』通いが再開しました。
久しぶりに来店すると、なんと
メニューが増えていました

『ハンガリーチキンライス』
皮と脂身を除いた国産の鶏肉をスパイシーなパプリカバウダーをたっぷり使って煮込んでいます。また、玉ねぎもじっくり煮込んで甘さを引出し風味豊かでクリーミーな味わいの料理に仕上げています。パプリカにはビタミンCが非常に多く含まれており美肌効果もあるそうです。こちらも女性に嬉しいヘルシーなメニューですね。ミニサラダ、スープ、ポット入りのコーヒーまたは紅茶が付いて1200円です。
ランチメニューが2つになっただけでは、ありません。
スイーツも、種類が増えていました。
ここのケーキは、小ぶりに作ってあるので、お腹に優しく、食後でも安心して食べることが出来ます。
お値段も店内で食べれば1個200円と、お財布に優しく、安心です。
主人が『ハンガリーチキンライス』、私が 『ウィークエンド・カフェ』を頼んだのですが、残念ながら写真を撮り忘れてしまいました。ウィークエンド・カフェ』やっぱり、美味しいです。

さて、何時もいつもランチを食べるわけではありません。
今回は、ケーキセットを頼みました。
シフォンケーキがメニューにあると、取りあえず頼まずにはいられない私。

紅茶とセットで600円です。

主人は、フルーツを挟んだミルクレープとコーヒーのセット。こちらも600円です。
ケーキは、ショーケースに並んでいるのですが、日によってメンバーが替わるようです。

心臓リハビリの先生から、フィットネスクラブでの運動の許可が出ましたので、散歩する機会も、激減しました。
でも、これから陽気も良くなりますので、たまには春を感じながら散歩して、また喫茶店を目指したいと思います。









2013年2月22日 魅惑のアフタヌーンティーセット

2013-02-24 14:49:14 | 喫茶店巡り
一番最初にアフタヌーンティーセットと出会った時の感動は、今も鮮明に覚えています。
三段のケーキスタンドにのせられた、スコーンやサンドウィッチ、そして一番上段に輝く、可愛らしいプティフールたち。
運ばれてくるまでの、ワクワク感。
テーブルに運ばれてきた時の、ちょっとした優越感。
どれから食べようかと、迷ったり。
それらの思いは、回数を重ねた今も、変わらずにあります。
そしてもう一つ、ずっと変わらない思い。
アフタヌーンティーセットって、お高い
一人前三千円前後というお値段は、そう簡単には手が出ません。
何時も『アフタヌーンティーセットに行くぞ!』と覚悟を(?)を決めて、予約をして出かけます。
友人とお出かけしていて、『ちょっと疲れたから、お茶でもする?』みたいな感覚で、アフタヌーンティーセットを注文することは、出来ません。
もっと気軽にアフタヌーンティーセットを楽しめたら良いのに。
その想いは、ずっと私の中にありました。
飲み物込みで千五百円くらいで、何とか出来ないかな…そんな想いが、膨らんでいきました。
そんな気持ちから、アフタヌーンティー通いが始まりました。
お店としては、ホテルのラウンジが多いですね。
ホテルのラウンジは、大人の社交の場のようで、その独特の雰囲気が好きです。
大人同士が飲み物を飲みながら寛いで語り合ったり、コーヒー片手に書類を広げて商談したり。
大人の世界が、そこにはあるような気がします。

さて、アフタヌーンティーセットと言うと、三段のケーキスタンドのイメージが強いですが、もちろんそればかりでは、ありません。
最近のお気に入りは、新宿駅近くにある『京王プラザホテル』の『アートラウンジ デュエット』
デュエットではアフタヌーンティーのコンセプトを月ごとに替えて、他とはちょっと違ったアフタヌーンティースタイルで、提供してくれます。
ここの最大の特徴は、なんと言ってもお料理が出てくることでしょう。
お料理、スイーツ、そしてドリンクも月替わりなので、何度行っても楽しめます。
と言うことで、友人のkayoちゃんと、今日も行ってきました。
二月のコンセプトは『初春の香り』

書き忘れるところでした。ここのアフタヌーンティーセットには、『午後の宝石箱』と言う名前がついています。
宝石箱と言う名の通り、可愛らしく作られたお料理やスイーツたちは、木箱の中に、大切そうに並べられています。

まずは、前菜代わりのかぶとベーコンのクリーム煮とサーモンのコンフィ。
私は、巨砲の紅茶を、kayoちゃんはエレガンスブレンドというハーブティーをお願いしました。

鶏むね肉のカツレツミラノ風

人参のポタージュ

身鯛のポワレ ビネガーオリーブソース

おすすめブレッド
どれも小さめで、でも、それが可愛いのです。そして、もちろん美味しい

絶対に真似したいと思ったのが、このカトラリーレスト。
紙ナプキンにのせても良いのですが、こんな風にセットされると、ちょっとだけテンションアップしませんか?

スイーツに移る前に、飲み物のお代わりを。
飲み物は、メニューに載っている中から、好きな物を選べます。何杯お代わりしても良いし、種類を替えてもOKです。
ただ、三時間という時間制限がありますが、三時間あれば、結構ゆっくりできます。
初めてのチョコレートティーを頼んでみました。
ほんのりと、チョコレートの甘い香り。クセになりそう。
さて、スイーツは、一度に運ばれてきます。

苺の焼メレンゲ チョコレートアイスクリーム。
焼メレンゲは、日持ちのするお菓子で、コーヒーのお供になります。
こんな風に可愛らしく絞り出して焼いたら、素敵
早速、アイディア頂きました。
サツマイモの春巻き。
これは、美味しい!
直ぐにでも真似して作りたい!
でも、残念ながら、揚げ物は苦手なんです。食べるのは、大好きなんですけど、作るのは、大の苦手。
冷たいアイスと、温かい揚げ春巻き。このコンビネーション、最高です。
ホテル特製ケーキは、三種類のプティフール。
見ているだけで、幸せ。食べれば、もっと幸せ。
スイーツをゆっくり楽しみながら、紅茶のお代わりを。
今度は、フルーツカクテルを。そして最後に、エレガンスブレンドを。
大きめのマグカップにたっぷりの紅茶を、計四杯。
お隣の席では外国人の方が、英語で何やら商談されていて。
大人の世界の中で、とても優雅な時間を満喫させてもらいました。
お値段は、2900円です。
何時もとちょっと違ったアフタヌーンティーセットを楽しみたい方には、是非オススメします。

最後の締めは、やっぱりコーヒーで。
と言うことで、今日も新宿駅側にある『凡』へ。
残念なことに、私たちが入店した時、マスターは不在でした。
奥様と思われる女性が、コーヒーを淹れてくれました。
でも…
重ねて残念なことに、ながら作業でした。
確かに蒸らし時間はあるのですが、挽いたコーヒー豆の粉の膨らみ具合を見ながら、絶妙なタイミングでお湯を注いでいく。その、一瞬も目を逸らさない様な真剣さで、丁寧に淹れられた一杯の持つありがたみ。
お湯を注ぐと、空いたテーブルを片付けに行ったり、洗い物をしたり。
お湯を注ぐ1投目、二投目、三投目。すべてフィルター内のコーヒーは完全に落ち切り、雑味満載の一杯の出来上がりです。
今日ばかりは、カウンター席に座ったことを、後悔しました。
見たくなかった

本日のカップも、エインズレイ。
何故かエインズレイの確率が高い私。

kayoちゃんの注文したみるくこーひー。ミニどんぶりのような器で、提供されました。

がとーしょこらは、甘さ控えめで、濃厚で、コーヒーのお供にぴったりです。
コーヒーのお供に、チョコレートケーキとチーズケーキは外せない。
改めて、そう思いました。



2013年2月20日 ビィーンズファームその2

2013-02-20 17:58:51 | 喫茶店巡り
主人が『ビィーンズファーム』について書いてくれたので、私も少し、書いてみます。
ちなみに、主人の記事の見出しの写真は、主人のカメラで主人が撮りました。
今回の見出しの写真は、私のカメラで私が撮りました。
カメラ本体にも、そして撮影者にも、差があることがはっきりと判ります。

さて、このお店に一番最初に足を踏み入れたのは、今から八年くらい前でしょうか。
私の兄夫婦が近くに住んでいるのですが、『ちょっと素敵な喫茶店がある』と、連れて行ってくれたのが、このお店との始まりです。
写真でも分かる通り、建物は本格的ログハウス。本物の薪ストーブがあり、お店の周りには、ストーブに使うための薪が積まれています。寒いこの時期は、薪ストーブの火が、店内を暖めてくれます。

自家焙煎の喫茶店で、マスターは『煎りたて』『挽きたて』『淹れたて』の三たてを信条にされているとのこと。
無口で、ちょっぴり気難しそうな感じのマスター。
挽きたての豆をたっぷり20g使って、丁寧にネルドリップで淹れてくれるコーヒーは、とてもマイルドで飲みやすく、それまでクリームを入れないとコーヒーが飲めなかった私が、初めてブラックで飲んで美味しいと感動しました。

主人から喫茶店を開きたいと言われた時、どんなお店にしたいのか聞いてみました。
『山小屋風』と言われ、直ぐにこのお店を思い出しました。
喫茶店巡りを始めてからは、下北沢や新宿方面に足を運ぶようになり、このお店から、少し足が遠のいていました。

去年の10月に弁膜症の手術を受け、退院後、心臓のリハビリの為に毎日、主人と二人で散歩をすることになりました。
二人で歩く散歩は、それはそれで楽しいのですが、やはりだんだんと飽きてきます。
やっぱり、お楽しみがないと
そこで再び登場したのが、この『ビィーンズファーム』
自宅から『ビィーンズファーム』まで、歩いて40分。ちょうど良い距離です。
美味しいコーヒーとケーキが、私を待っている
散歩の目的はリハビリなのか、コーヒー&ケーキなのか…
目的は、どちらでも良いのです。毎日歩くことこそが、大事なのですから。


『ビィーンズファーム』も、色々なカップを揃えています。
数こそそれ程多くはありませんが、アンティークなマイセンなども置いてあり、見るのも一つの楽しみです。
この日は、エインズレイのカップでした。
これって、多分、本当はティーカップだと思うのですが…コーヒーだとカップの内面が見えず、半分ほど飲んだ時に、中の花柄が見えてきて、ちょっとした感動でした。



何時もはケーキセットを注文するのですが、この日は、軽食と言うことで、主人は焼きカレー、私は『キッシュ、フレンチトースト、ケークサレ、サラダ』のワンプレートランチです。
本当に、軽食でした。美味しかったけど、食いしん坊の私には、全然足りませんでした。

残念なことが一つ。
コーヒーを淹れてくれるのが、何故か奥様に代わっていました。
マスターもカウンターに居るのですが、奥様が淹れて、マスターが運んでくれました。
ちょっぴり気難しそうなマスターが、真剣な顔つきをして丁寧に淹れてくれた一杯が、至福の一杯だっただけに、残念です。
この時だけかと思いたかったのですが、残念ながら、来店時は毎回、奥様が淹れてくれます。
ちなみに…
ここのガトーショコラは、フランスのヴァローナ社のチョコレートを使用しています。
ここのフルーツケーキは、うめはらのフルーツミックスを使用しています。
どちらも、yuki先生のレッスンで使用している物で、特にチョコレートは、お値段がお高めですけど、オススメです。

『ビィーンズファーム』は、自宅から西の方角にあります。
西方面に散歩に行く時は、ここが目的地になります。
では、東方面に散歩に行く時は?
ちゃんと別の目的地が、あります。
北方面への散歩にも、ちゃんと目的地があります。
それぞれの目的地であるお店の紹介は、またの機会に書く予定です。