「中居のかけ算」
渡哲也×志村けん×中居正広
つづき↓
お二人は画面上で一緒に何かお仕事されるというのは?
渡「画面上は無いですね?」
志村「おそらく無いですね」
中居「初めてですか?」
志村「はい」
中居「全然接点が無かったって事ですか?」
接点は 銀座だけ!
銀座だけですね
中居「銀座だけというのは?」
志村「銀座で…社交場で何回かお会いしたことあります」
その時 同じ席で飲もうか?っみたいな事は?
渡「いや 目礼で…挨拶をするだけで…」
中居「じゃ特にお話されることは?」
志村「してないですね」
《二人はお互いにどう思っているか?》
志村さんは…
志村「もう とんでもない大スターですからね僕から見たら」
渡「とんでもない」
志村「もう お話出来るのが珍しいくらいですよね」
中居「全然会う機会も無いですしぃこうやって交流する事も あまり自分の中で想定として無かったんじゃないですか?」
志村「そうですね 無いですからね まず」
ちょうど“ドリフ”の時期と“西部警察”…
西部警察の方が少し古いですかね?
・・・
中居「でも会う事は全く無い?」
志村「無かったですねぇ」
もう…観る人?
志村「そう! もう観客ですもんね」
“すごいなー”って言うだけで…
中居「あははっ(笑)」
・・・
中居「渡さんにとって…志村さんは?」
渡「いや 私は
ドリフはずっと観てましたよ 」
中居「えーーーっ(驚)」
(観てたのー?)(笑)
Σ(*゜ェ゜*)エッ
(照)
渡さん バラエティーとかコント番組とか観られるんですか?
(興味津々(笑))
渡「まぁあんまりテレビは観ない方ですけどね」
中居「えぇ…(でもドリフは)観てました?」
渡「観てました」
志村「・・・(照)」
ここで興味深いお名前が出てくる…↓
渡「志村さんの事は柄本明さん・・・」
中居「はいはい」
渡「ドラマの中でちょっと空き時間があった時に…」
中居「はいはい」
渡「志村さんについてエモっちゃんと話した事があるんだよ」
中居「何ですか?何ですか?」
姿勢を正す志村さん
渡「柄本さんは…志村さんとコントで…芸者の格好かなんかして…?」
志村「はいはい」
渡「コントに立たしていただいたみたいなんですが…志村さんと一緒にやらして頂くと勉強になるって…」
ほぇーー
渡「本当に緊張するって」
中居「えぇ」
渡「その 間といいアドリブといい…あんなに凄い人は居ないと」
志村 (照れ笑い)
中居「その話を柄本さんと渡さんとで話されてたんですか?」
(想像すると面白い(笑))
(*^m^*) ムフッ
渡「うん…それでね愚かしい事・可笑しい事・面白い事は演じる方が真面目にやらないと…視聴者は面白くないんだと」
中居「笑ってくれないと…」
渡「(そうじゃないと)しらけてしまう」
中居「はいはい」
渡「だから志村さん初め…演じてる人は
みんな真面目にやってるから観てる人は面白いんだと 」
中居「緊張感があるから」
渡「俳優って台本読んで
“これは面白いなこれは頂きだな”っと…
ついついオーバーにやったり…ついふざけてしまったり…」
深くうなずく
渡「志村さんの場合は絶対にそれが無いって」
中居「へぇーーー」
志村「・・・(照)」
渡「本当に刺激を受けて…勉強になると…志村さんと一緒にやるとね
柄本さんと言えば色んな映画の賞を取ったりされてる方じゃないですか!?その人が志村さんから学ぶ事が多々あると…」
中居「ほぇーーん でもその話って…初めてですよね?」
志村「えぇー
柄本さんねコント終わって…爆笑で…終わってお疲れ様でしたぁーって言うと
“んんーやっぱり芝居だな”って言って帰るんですよ」
中居「やっぱり芝居だなー?」
志村「芝居が出来ないとコントが出来ないって」
やっぱり役者さんとしてしっかりとしたお芝居が出来ないとコントも出来ないって言いますもんね
志村「だからコントらしくふざけてるんじゃなくてちゃんと真剣にやってるって言うんですよね柄本さんは」
中居「うんうん…
でもその心構えっていうのは志村さんもそうじゃないですか?コントに対する心構えとして」
志村「そうですね お芝居というかちゃんとらしく…
婆さんなら婆さんにちゃんと見えないと成立しないんですよねまず最初に」
中居「えぇ えぇ」
志村「そこんところはずいぶん気をつけてやってますけどね」
(激しく同意)(笑)
《仕事に対する心構え姿勢について》
お仕事に対する心構えとか姿勢っていうのは渡さんは誰にどなたに習いました?
渡「習ったっていうのは無いですね」
中居「自分で感じて(考えて)?」
渡「諸先輩方の…」
中居「はいはい…背中を見ながら?…」
渡「えぇ セットの片隅で例えば石原裕次郎さんとか…小林旭さんの演技ですとかを垣間見ながら…」
中居「自分で盗み取るという事ですよ」
渡「まぁそういうことになるんでしょうかね」
《仕事をする上で一番大事にしていること》
中居「・・・
渡さんにとってその仕事に対する姿勢・心構えの中で一番大事にされてる事って何でしょう?」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/40/975d321b32677db76397fc87469ffd02.jpg)
ぺろっ
渡「志村さんと同じようにやっぱり自然でありたいという」
中居「えぇ」
志村「僕も今(渡さんが)言われたように人生の目標は“自然”なんですよね いつも自然にして居たくて…」
深くうなずく
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/cf/0faae43b23b983fe3c681711811b875d.jpg)
志村「…で それでなおかつそこに僕は“心を込めて”っていうのが好きなんです
“気持ちを入れて自然に”っていうの…
なかなか難しいですよ」
中居(whisper)「難しいと思います」(実感)
渡「志村さんが番組で共演されてる…例えば
ダチョウ倶楽部の方々 …」
(渡さんの口からダチョウ倶楽部って…スゲー(笑))
(≧m≦)ぷっ!
中居「はいはい…
そういうのご覧になってるんですね(笑)」
(〃^∇^)o彡☆あははははっ
渡「あのートランペット吹く方とか…」
(桑マンさんの事かな?)(笑)
中居「はいはい」
渡「皆さん全員真面目にやってらっしゃるじゃないですか あれは何?
志村さんがそうしろと?」
中居「指導されてるんですか?」
志村「うん あのー“それはやらなくていい”とかそういう事は言いますけど
“ちょっとやり過ぎー”とかは言いますけどね」
渡 うなずく
志村「なるべく自然にっていうのは言ってます」
なるべく自然にって凄い難しい事ですよね?
志村「難しいんですよほんとに」
自然にって
渡「ねぇ」
志村「だから舞台を観に行った時に楽屋に行って“いい芝居でしたね”っていうのが一番失礼だって事ですよね」
中居「あー“お芝居をしてる”という」
志村「お芝居をしてるのを観たって事ですから…実は失礼じゃないですか?」
中居「はいはいはい」(納得)
志村「いやー面白かった 楽しかった っていうのはいいですけど…お芝居をしてるっていうのをはっきり言うってなかなか言えないですよね恥ずかしくて」
中居「へぇーー」
゜・:,。☆゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆゜
個人的に興味深いお話でした。
私は小さい頃からお笑い番組が好きでよく観ておりました。
で、たまにコントなどにアイドルと言われてる人が途中から入って来たりして…
すると途端に冷めちゃう私…
アイドルの方全員がそうだったというわけではありませんが…
その時は感覚的に“拒否”してたのだと思うけど、少し大きくなって何だったんだろうと考えた事がありました。
(真面目か!)(笑)
たぶんその“アイドル”は自分を捨てきれてなく
“普段カッコいい僕がこんな面白い事をやってるよ 面白いでしょ?”
というのが見えてしまってたのかな?
ただの悪ふざけにしか見えないという(笑)
(お笑いに厳しい子供でしたね 自分の事ながら 可愛げがないね)(笑)
その後
“SMAP”“SMAP×SMAP”
という存在を知り…無条件で笑ってしまう自分がいました。
「この人たち アイドルだよね?キャラに成りきって…なおかつコント自体が面白いじゃないか」と釘付けになっちゃったのでした(笑)
あと芸人さんがドラマに出る事が多くなりましたよね?
でも違和感ない方が多いなと感じて…何でかな?と
それはコントでそのキャラに成りきるという事が自然と身についてるんじゃないかな?と
それでハッとして
「そうか!コントも芝居なんだ!」と
「芝居でそのコントの世界に引き込んで笑いにしていくんだな」とね(笑)
志村さんのお話をうなずきながら聞いていた中居さん
中居イズムにも根付いてる事じゃないかな?
コントは真面目に・自然にと
舞祭組にも言える事ですよね?
「真面目に踊って歌え・笑顔は無し」と中居さんが指導されたと聞きました。
「真面目にやるから面白いんだ」と…
つづく